北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

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賀老の滝 (島牧村) 霧でかすんだ姿もいいかも

      2016/12/30

日本の滝100選の1つ。豪快さでいうなら北海道ではナンバー1でしょう・・・たぶん。

賀老の滝

賀老の滝(島牧村) 2006年6月24日撮影

賀老の滝 概要

読み がろうのたき
別名 龍神の滝 飛龍の滝
場所 島牧村賀老
川名 千走川(ちはせがわ)
落差 70m
35m
形状 直瀑
地形図 狩場山 賀老
難易度 ★★★☆☆
特記 日本の滝百選

賀老の滝 駐車場までのアプローチ

賀老高原キャンプ場を目ざすというのが一番わかりやすいかもしれません。

ルート (R=国道 r=道道) 駐車場 徒歩 特記
R229→賀老林道 あり 40分 急坂の遊歩道を下る

国道229号線をせたな町方面から寿都方面へ北上します。

道の駅「よってけ!島牧」の手前に滝へ向かう林道の案内看板があるので右折します。林道と書きましたが最寄りの駐車場まではは立派な舗装道路です。

ほぼ道なりに進み、道が分岐する場所では案内看板の通り進むことおよそ15km。だだっ広い駐車場に出くわします。さすが島牧村が観光の目玉としている「日本の滝100選」の一つです。

賀老の滝 駐車場

広い駐車場に車を駐める

賀老の滝看板

賀老の滝看板


賀老の滝 2006年の記録から抜粋

訪問した日は霧がかかるあいにくの天気だったのですが、大型の観光バスが2台程駐まっていました。

駐車場から遊歩道入り口まで

駐車場から歩いて滝に向かうが、2〜300mほどはこれまで同様、立派な舗装道路。バスに乗ってきた観光客の中には、サンダルで歩く人もいるくらいで、トレッキングシューズに、スパッツをはいている自分がなんとなく場違いに思えてくる。

駐車場から700mほどに下り口

駐車場から700mほどに下り口あり

賀老の滝まで670mの看板

賀老の滝まで670mの看板

遊歩道は急な下り道だが整備は行き届いているようだ

舗装道路に別れを告げて、ここからが本番。

沢を下る遊歩道は、しっかり整備されているものの、基本的には登山道そのもの。天気が悪ければぬかるみも相当なもの。(この日も一部、特に下の方はぬかっていた。)しっかりした靴で歩かないと危険だ。

さっきまで場違いに見えた装備が、ここでまっとうなものになった。サンダルやパンプスで来た人は、皆、後悔している様子だった。

それにしても急な坂道だ。帰りが思いやられる。ま、「霧吹の滝(新得町)」に下りていく道よりは、かなり楽だが・・・ 。

それよりも、だんだん霧が濃くなってくる。下の沢は全く見えない。これでは下りても、滝は見られないのではないかと不安を覚えるが、高度が下がれば、霧も少なくなるだろうことを期待して、ひたすら道なりに進む。

賀老の滝は遠目で見ても豪快さがひしひしと

下り始めて15分ほどであろうか、滝が遠くに見えてくる。というか遠目にしか見られないのだが、こんなに離れてみても、これは「感動もの」だ。これまでおよそ150の滝を見てきたが、こんなに豪快な滝を見たのはない。本当にすばらしい滝だ。

賀老の滝が見えてきた

木の陰から賀老の滝が見えてきた

展望台は2カ所。最初に、川っぷちまで下りきったところで見る。木の防護柵がつけられている。ここからだと滝をほぼ正面から見ることになる。直瀑の上にはあまり急ではないが傾斜を見ることができる。

川っぷちの展望場からの全景

川っぷちの展望場から全景を撮影

賀老の滝落口

賀老の滝落口

滝つぼは見えない

滝つぼは見えない

次に少し戻って、やや高くなった所から見る。見た目はあんまり変わらないが、しいていうなら、手前の土手に隠れる下の部分が大きくなることと、上の渓流部分が木の枝で見えなくなることくらいか。

またここでは、風の影響をもろに受けて、飛沫が容赦なく飛んでくる。風がやむのを待ってビデオを回しても、すぐレンズに水がついてしまう。ビデオはほとんどとれず、なんとか静止画だけはおさめることができた。

小高い展望場から撮影

小高い展望場から撮影するも変わり映えはしない

過去記事はすべて2006年6月24日(土)の記録

最後に

あいにくの霧でしかも時間がたつにつれてどんどん濃くなりかすんだ賀老の滝となってしまいました。考えようによっては霧に包まれた賀老の滝は天気のいい日に見るよりも難しいかもしれないので貴重な体験だったかもしれません。

とはいえ、あの豪快な姿を今度は天気のよい日に見てみたいですね。それと次回見る機会があるならば滝のそばまで行ってみたいと思うのですが無謀でしょうか?

訪問日
2006年06月24日(土)



さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

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