THE STREET SLIDERS 第二回

こんにちは!  

2019年最初のブログは、小生の最も愛するバンド、ザ・ストリートスライダーズ第二回!にしたいと思います。

ザ・ストリートスライダーズの4人。パチパチロックンロール・1989年2月号に掲載の写真です。

ザ・ストリートスライダーズの4人。パチパチロックンロール・1989年2月号に掲載の写真です。

内容としては、バンドが1989年の1月にリリースした名盤!「SCREWDRIVER」を話題に話を進めていきたいと思います。

1989年1月、小生が中2の頃にリリースされたザ・ストリートスライダーズの通算七枚目のオリジナルアルバム「SCREWDRIVER」。「日本のロックンロール・シーンってやつにつきつける、これがスライダーズの解答だ!!」とCDの帯には書かれていましたが、バンド初期に形容されていた「リトルストーンズ」的なものとも違う、スライダーズのオリジナリティが確立された正に名盤!

アルバム「SCREWDRIVER」のCD盤。はじめ中学生の時にレンタルで聴いて、好き過ぎて高校になってCDを購入しました(^^)。

アルバム「SCREWDRIVER」のCD盤。はじめ中学生の時にレンタルで聴いて、好き過ぎて高校になってCDを購入しました(^^)。

それまで、音楽というと「元気になる、楽しくなる」という感じのものを聴いていた小生。そんな小生にはスライダーズの 「ぶっきらぼうで、気怠げ」な世界は異質なものでしたが、同時に不思議な居心地の良さを感じました。

小生は、このブログを書くに当たりコレクトしている当時の音楽雑誌を読み直してみました。

「アンプからダイレクトに出てる音でも、耳には聴こえないけど鳴ってる倍音ていうのがいっぱい入ってるんだけど、エドはその倍音をみんなカットして核だけ残してね、すっくと立ち上がらせる。それで温か味とか余韻みたいな部分はエコーで補強するという、基本的にそういうやり方してるよね(蘭丸こと土屋公平氏のインタビューより)」

エドとは、アルバムのエンジニア&ミキサーを担当したエド・スタジウム氏(ミック・ジャガーのソロアルバム「PRIMITIVE COOL」の制作クレジットに名前があったことからメンバーがラブコールを送ったのだとか)のこと。当時はサウンドとメロディー、そしてメンバーの佇まいのカッコ良さ等、中学生なりにしっかり味わっていたつもりでしたが、こうして記事を読み直してみると(当たり前なのかもですが)実に細かい音作りがなされていることを知り、それを分かった上で改めて聴いてみる!のも何気に贅沢な感じで素敵だなと思いました。

この後は今現在ユーチューブに上がっている「SCREWDRIVER」収録曲に、小生なりのコメントを添えて紹介致します。当時ガンガン聴いてた!方は改めて、聴いた事のない方も是非聴いてみてください(^^)!


「作ってるときからアルバムのオープニングだなと思ってた」とハリーが語る、揺るぎない力を感じる強力ナンバー。ちなみに、小生立ち上げのバンドプロジェクト「TheNastyChildren」の「Brand-New Revolution」という曲は、この曲をモチーフに作成しました。よかったら聴き比べてみてください!



それまで何となく知ってはいたスライダーズに強く惹かれるようになったきっかけの、テレビ番組「eZ」バージョンがちょうど上がっていました(^^)。彼らがこの曲で、小生に「ブルース」の入り口を見せてくれたのです。


強いて言えば’70年代のアメリカ・ベイ・エリア調のサウンドというのだろうか、ラテン・ロックとC&W、R&R.、フォーク・ロックなどが入り混じった不思議な世界を感じさせるユニークなナンバーだ(バンドスコア解説より)。要するにスライダーズ唯一無二のサウンド!ということなのだと思います(^^)。呼応するようなハリーと蘭丸のギターのかけ合いが素敵な曲です。


当時のインタビューからしてメンバー全員思い入れ深そうな、ミディアム・メロウな「さり気ない佇まいの名曲」。このテレビ番組バージョンがまたカッコいい(^^)!