『川口浩探検シリーズのお話。』A-2野郎さんの日記

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日記詳細

皆さんこんにちは、今回の日記は私が子供の頃、好きで好きで堪らなく、欠かさずに視聴していた不定期のテレビ番組である「水曜スペシャル=川口浩探検シリーズ」というテレビ作品についてのお話です。



あの、皆様は「川口浩探検シリーズ」と呼ばれるテレビ作品を御存知でしょうか?



この川口浩探検シリーズと呼ばれる昔の作品は今現在、45歳~50歳以上の年齢の方ですと、余程のテレビが見られない環境におられた方やテレビの視聴という行為そのものを好まない方でない限り、まず、知らない方は居ないであろうと思われる、この作品が放送されていた当時では驚異的に人気があって知名度が高い作品であったのです。




この番組兼作品は今から43年前の1977年(昭和52年)に放送がスタートし、俳優の川口浩さんが実際に攻略が難しいジャングルや秘境や魔境と呼ばれる人が殆ど立ち入らない場所や地域に部下の隊員と現地の案内人と共に「探検」という名目にて現地に立ち入って調査を行い、目的を果たす為に危険な場所に次々と立ち入って数多くの苦難に遭遇し、それらの模様を田中信夫さんのナレーションにて視聴者に放送と公開を行うと言った性質や内容の番組でした。




この川口浩探検シリーズは最初期の頃はテレビ放送する際にはスタジオにて俳優の「西村晃」さんが総責任者兼隊長という立場にて司会進行を行っていたのですが、実際に危険な現地に出向き、体を張って苦難に立ち向かっていた川口浩さん御自身が「私を全ての責任者兼隊長にして欲しい」と製作元のテレビ朝日に直訴し、この川口さんの申し出をテレビ朝日側が受け入れ、初回3回のみでスタジオにて司会進行のみを行い、実際の危険な現地には一切出向いていない西村晃さんが降板し、水曜スペシャルの探検シリーズの第4回目からは「川口浩探検シリーズ」という正式な番組名になり、最初の西村晃さんが隊長であった3回を含めますと、1977年~1985年までの9年間で全48回という数の探検シリーズが放送されたのです。




この川口浩探検シリーズは当時では、世界的に見てもまだ生態等が殆どわかっていない各種の危険生物や超常現象を川口浩さん率いる探検隊が世界中に出向いて体を張った体当たりの探検を実際に行い、視聴者たちが茶の間にて世界の秘境や珍しい生き物の動画をお届けするというスタイルの番組でしたので幅広い世代に桁違いの人気があった作品なのです。




私が個人的に好きなこの作品の見どころは、緊迫感抜群の田中信夫さんのナレーションと作品内のBGMにあるのです。



この作品は専属の音楽作曲者はおらず、主に海外のテレビドラマや映画のBGMが作品中で使用され、特に川口浩さんが現地にて出発の準備が整い次第、部下と現地の案内人たちに「よーし!!、、行くぞー!!」と声を掛け、車や船のエンジンが始動するのと同時にアメリカの刑事ドラマの「S・W・A・T」のメインテーマである「テーマ フロム スワット」がかかり、日本では上記のテーマフロムスワットの曲は本家の刑事ドラマのテーマではなく「川口浩探検シリーズ」を象徴する曲であると認知されている程の有名な曲であるのです。



※この日記を御覧になられて、昔の川口浩探検シリーズの懐かしく思い出された方は「川口浩探検シリーズ テーマ」または「Theme from SWAT」と動画検索して頂きますと、テーマフロムスワットの曲を聴く事が可能です、この曲を聴きますと川口浩探検シリーズの勇姿が鮮明に頭に浮かぶものと私は思っています。




さて、私自身、何故か急に昔の川口浩探検シリーズが再び視聴したくてたまらない衝動に駆られまして、年末に川口浩探検シリーズのDVDを購入し、年末年始にドップリと川口浩探検シリーズを視聴していました。



いやいや、例え何年の月日が経過しても、本当に面白くて素晴らしい作品は全く色褪せないモノであると私自身、改めて痛感しました。



尚、この川口浩探検シリーズは今で言う「やらせ」があったとの御話や説が今現在も有る様なのですが、この作品に関しては私個人は、やらせがあろうがなかろうが全く関係ない物と考えています、、、この作品は余計な屁理屈や講釈などは全く必要なく、純粋に「視聴者が面白いと感じる作品」であるものと私は感じています。



また、実際に当時、危険地帯に川口浩探検シリーズの隊員やスタッフとして川口浩さんと行動を共にした今現在も御健在の方々は「あの番組の収録は命懸けであった」と大半の方が証言しているのです。



私にとっては川口浩探検シリーズは「昭和のテレビ番組での最高傑作」であると本気で思っているのです。



この作品は川口浩さんが1987年に51歳の若さで亡くなられ、そのまま番組は終了という結果を迎えてしまいましたが、シリーズ終了後もテレビ朝日宛に探検シリーズ復活要望の視聴者からの声が殺到し、番組終了から15年後に藤岡弘、さんを二代目の隊長に迎えて「藤岡弘、探検シリーズ」が復活、、、かつての川口浩探検シリーズと同様にBGMは海外のドラマや映画の物のみを使用し、ナレーターも田中信夫さんが勤め、藤岡弘、さんが二代目の隊長に就任した2002年の時点では「水曜スペシャル」という番組名は既に廃止になっていて番組名は「スイスぺ!」に変更になっていたのにも係わらず、藤岡隊長と藤岡隊長の部下たちが着用するユニフォームには、かつての「水曜スペシャル」のロゴが入り、限りなく、かつての川口浩探検シリーズを彷彿させる演出にて藤岡弘、探検シリーズはスタートしたのです。



しかしながら、藤岡弘、探検シリーズも2002年~2005年の間の5回の探検のみで番組が終わってしまい、仮に今現在、再び藤岡弘、さん、または他の方を三代目の隊長に迎えて探検シリーズを復活させたとしても、川口浩探検シリーズ&藤岡弘、探検シリーズ共に私の中では田中信夫さんのナレーションが無いと、この作品は成立しないと深く考えており、2018年に田中信夫さんがお亡くなりになられましたので実質上では、探検シリーズの復活は極めて難しいものであると感じています。



今回の私の日記を御覧になられて川口浩探検シリーズを思い出された方、または新規でお知りになられた方で興味が御有りでしたらネット動画にて一部の作品はフルバージョンにて動画がアップされておりますし、御予算に余裕が有る方でしたらDVDを購入して川口浩探検シリーズを是非、御覧になってみて下さい。



川口浩探検シリーズは私にとって、本当に素晴らしい作品でありました。








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