ノウハウ

ENTJ(指揮官型)に向いている職業8選|向かない職業と長所短所も解説|MBTI

栗田 謙人
更新日:2023/11/06

16Personalities性格診断テストでの自己分析で、自分に合った職業を選びたいと考える人は多そうです。自己分析を掘り下げて行うと強みや弱みへの理解に繋がり、満足度の高い転職活動を目指せるでしょう。

この記事では、ENTJ(指揮官型)の特徴を踏まえた上で適した職業を解説します。

目次
  • ENTJ(指揮官型)とは
  • 「ENTJ-A」と「ENTJ-T」の違いは?
    • 「ENTJ-A」の特徴
    • 「ENTJ-T」の特徴
  • ENTJ(指揮官型)の強みを理解しよう
    • ①未来志向
    • ②エネルギッシュ
    • ③効率的
  • ENTJ(指揮官型)の弱みを理解しよう
    • ①支配的
    • ②短気
    • ③傲慢
  • ENTJ(指揮官型)と相性の良い仕事とは?
    • ①戦略立案を求められる仕事
    • ②人と関わる仕事
    • ③ディレクター業
  • 弱みから考えるENTJ(指揮官型)が避けるべき仕事
    • ①事務的な仕事
    • ②アシスタント業務
  • ENTJ(指揮官型)に向いている職業を知って就職活動に生かそう
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ENTJ(指揮官型)とは

ENTJ(指揮官型)の具体的な特徴は16Personalities性格診断テストに用いる4つの項目から説明できます。

  • 外向型(E) 内向型(I)
  • 感覚型(S) 直感型(N)
  • 思考型(T) 感情型(F)
  • 判断型(J) 知覚型(P)

ENTJは外向型(E)、直感型(N)、思考型(T)、判断型(J)の4つの特徴を持つタイプです。未来志向であり、物事を考える際は現実的な捉え方よりも将来的な可能性を見込むことを好みます。また、物事を計画的に進めたいと考えており、何事でもあらかじめスケジュールを作ってから行動する性格です。外交的なタイプであるため人と積極的に関わり、メンバーと苦楽を共にできる関係作りに精を出します。

参考:NERIS Analytics Limited「無料性格診断テスト」

「ENTJ-A」と「ENTJ-T」の違いは?

ENTJには「ENTJ-A」と「ENTJ-T」の2種類があり、違いが気になる人も多そうです。それぞれには性格の違いがあり、同じENTJでも若干タイプが異なることを理解しましょう。

「ENTJ-A」の特徴

ENTJ-Aは「自己主張型」と言われ、以下のような強みと弱みを持ちます。

強み 弱み
常に自信を持ち、積極的に行動する 自信過剰で、自己主張が強すぎることがある
リーダーシップを発揮する 細かいことに気づけないことがある

自信に満ち溢れるENTJ-Aは、積極性があり主体的に行動を起こすことが得意です。アグレッシブなためリーダーを任されることも多く、周囲に頼られる存在でもあります。

一方で、自信過剰なため周りの人から主張が強すぎると思われることも、少なくありません。目先の目標達成にとらわれ、肝心なポイントを見過ごしてしまう人もいます。
リーダー気質を大切にしつつ、細かいポイントの見落としに気をつけるとENTJ-Aの持ち味を活かせるでしょう。

「ENTJ-T」の特徴

一方、神経型と言われるENTJ-Tには、以下のような特徴があります。

強み 弱み
人の感情に寄り添える 周囲からの批判が頭に浮かぶ
勤勉で目標達成への努力を惜しまない なかなか行動に移せない

ENTJ-Tは人の心を読み取ることが得意なため、関わる相手は心地よい気分になります。真面目な側面もあるので、周囲から勤勉に思われることも多いでしょう。

ただ、ENTJ-Tはもともと敏感気質であるため、本人は生きづらさを感じていることも少なくありません。周囲からの批判が頭に浮かび、やりたいことをなかなか行動に移せないという特徴もあります。

ENTJ-Tの繊細さは強みになることもあるので、自分の特性に合った職業を選ぶと高いモチベーションを保ちながら働けるでしょう。

ENTJ(指揮官型)の強みを理解しよう

ENTJの全体的な特徴がわかったところで、社会で活かせる強みを知りたいところです。トラブルに前向きに立ち向かう、情熱的なタイプであることを理解しましょう。

①未来志向

ENTJは今までの経験をもとに、将来的な可能性を見込みながらポジティブに行動する未来思考型です。プロジェクトでトラブルが発生した際、前例にないケースに遭遇することは少なくありません。ENTJは経験のないトラブルであっても、今までの成功体験を踏まえながら新たな対処法を生み出すことが得意です。時には斬新なアイデアで人々を驚かせますが、柔軟に対処することで周りからの信頼を集めます。

②エネルギッシュ

ENTJは常にエネルギッシュな雰囲気を持ち、情熱的に周囲を引っ張って行きます。社会で共に働くメンバーを選べるなら、自分のやる気を引き出してくれるような人と働きたいものです。ENTJはあらゆる物事へのやる気に満ち溢れ、メンバーと共に切磋琢磨しながら成長することを好みます。ENTJと一緒に働いていると心地よく、周りの士気を知らず知らずのうちに高めているタイプです。

③効率的

ENTJはメンバーの働きぶりや業務システムをよく観察するため、仕事を効率的に進めるアイデアに富むタイプでもあります。業務の効率化が叫ばれている中、日々の忙しさにかまけて新しいアイデアを導入できない職場は多いでしょう。ENTJは普段のオペレーションに疑問を持ち、さらなる業務改善に取り組もうと努力します。スケジュールの作成やタスクの見える化が得意であり、周りから自然とリーダーとして慕われるタイプです。

ENTJ(指揮官型)の弱みを理解しよう

ENTJの強みを理解したところで、弱みについて気になった人も多そうです。リーダーシップに長け仕事も速いため、他人の欠点が気になり相手を見下してしまいがちな点に注意しましょう。

①支配的

ENTJは自分が正しいという信念を強く持っているため、場合によっては支配的だと捉えられることも珍しくありません。ENTJはチームの全体像だけでなく細部もよく見ており、メンバーの言動に気になることがあると相手に伝えたくなるタイプです。チームを良くするため他人へ意見することは大切であるものの、思いが強いあまり伝え方が厳しくなってしまいます。チームを良い雰囲気に保つために、伝え方を工夫する必要があるでしょう。

②短気

ENTJは効率的でスピード感を持った働き方が好きなため、時折短気だと思われることがあります。仕事を進めるスピードは人それぞれであり、時間がかかる人にはフォローが必要な場合があるものです。仕事のスピードについていけない人を急かすと、不安になり働くことが嫌いになる場合があります。短気にならず、時間のかかっている部分を一緒に掘り下げることで全体の効率を上げるように意識しましょう。

③傲慢

ENTJは自分の言動に自信があるため、自身よりも仕事ができない人のことを見下す傲慢なところがあります。他人の仕事ぶりで自分より劣る部分を見つけると、ほかに良い面があっても集中的に注意したくなる傾向があるようです。しかし、チームで働く以上、自分が知らず知らずのうちに助けられていることも多くあります。注意だけでなく、感謝の言葉や労いの気持ちを伝えるようにすると周りも安心して働けるでしょう。

ENTJ(指揮官型)と相性の良い仕事とは?

ENTJの特徴を理解したところで、強みを活かせる職業について知りたいところです。以下のような職業は、ENTJに向いていると言えるでしょう。

  • コンサルタント
  • 医療従事者
  • ディレクター業

ENTJのリーダーシップや計画性を活かせる職業を、次節から解説します。

①戦略立案を求められる仕事

プロジェクトを順序立てて進めることが得意なENTJにとって、以下のような戦略立案と求められる仕事が向いています。

  • 経営コンサルタント
  • 経営企画
  • 人事

上記の職業は組織が目指す目標を叶えるために行うべきことを、一から計画立てて進めていく仕事です。企業の将来性を左右する仕事であり、分析力やわかりやすく説明するスキル、先を見通す力などが求められます。将来を予見することが得意なENTJは、計画立案の際にポジティブでやる気の満ち溢れるようなアイデアを生み出せるでしょう。また、業務の効率化にも長けているため、現状の課題に対して徹底的な検証を重ねゴールに導くことができると考えられます。

②人と関わる仕事

社交的で人とのコミュニケーションを好むENTJにとって、以下のような長期的に人と関わる仕事にも向いているでしょう。

  • 営業
  • 医療従事者
  • カウンセラー

上記の仕事は人との関わりがメイン業務であり、場合によっては長期的で安定性のある関係構築が求められる職業です。不特定多数のクライアントと長きに渡る信頼関係を築くためには、単なる社交性だけでなく根気や集中力が必要となります。ENTJは人と関わることが好きである上に、戦略的思考にも長けており関係性のゴールを考えながら行動するタイプです。ENTJが上記の職業に就くと、相手と最後まで向き合う情熱的な人材として活躍できると考えられます。

③ディレクター業

リーダーシップのあるENTJにとって、以下のようなディレクター業が向いていると考えられます。

  • クリエイティブディレクター
  • アカウントディレクター

クリエイティブディレクターは広告戦略を指揮する仕事で、アカウントディレクターはクライアント企業の売り上げアップのために計画を立てる職業です。両者ともプロジェクト全体を把握する能力や、的確な判断力でメンバーを率いるリーダーシップが求められます。ENTJのチームを俯瞰する力や、メンバーをエネルギッシュに率いるスキルは上記の職業で存分に活かせるでしょう。ENTJは上記の分野以外でも、リーダー気質を活かせる職には積極的にチャレンジすることがおすすめです。

弱みから考えるENTJ(指揮官型)が避けるべき仕事

自ら主体的に働きたいと考えるENTJにとって、以下のような職業は向いていない可能性があるでしょう。

  • コールセンター
  • アシスタント業務

上記の職業がENTJに向かないと考えられる理由を、次節から詳しく解説します。

①事務的な仕事

エネルギッシュなENTJにとって、以下のような事務的な仕事は不向きであると考えられます。

  • 受付
  • データ入力
  • コールセンター

上記の職業は決められた業務をマニュアルに沿って行うことで、企業に貢献する仕事です。オリジナリティを求められることはあるものの、基本的にはルール通りの対応を行います。自ら目標を設定し計画的に取り組みたいENTJには、上記の職業を物足りなく感じるかもしれません。ただし、受付やコールセンターでは持ち前の外交性を活かし、質の高いサービスを提供できる可能性は大いにあります。サービス業での転職を視野に入れている人は、自身のコミュニケーション能力をアピールすると良いでしょう。

②アシスタント業務

高いリーダーシップ性があり周りを統率しながら働きたいENTJにとって、アシスタント業務は不向きです。アシスタントを募集する業界は、以下のように多岐にわたります。

  • 営業
  • 美容
  • 出版社の編集者

ENTJは自らがリーダーとなって、部下やクライアントを主体的に率いながら働きたいタイプです。上記のアシスタント業務のような、他人の仕事をサポートする立場はやりがいに欠ける可能性があるでしょう。ただし、アシスタント業務の中でもスケジュール作成や戦略立案などは、ENTJの得意分野です。自らのスキルを活かせる分野を頼まれた場合は、積極的に引き受けることで仕事における満足度が高まると考えられます。

ENTJ(指揮官型)に向いている職業を知って就職活動に生かそう

チームを率いる情熱を持ちつつ計画的な側面のあるENTJには、リーダー業や人と関わる仕事が向いています。一方で、ENTJの短気な面や支配的な言動により、コミュニティから浮いてしまわないように気をつけたいところです。

16Personalities性格診断テストでENTJタイプだった人は、当記事を参考にしながら自分の能力を存分に発揮できる職業選択を行いましょう。

また、ENTJに向いている転職先を探すにはSYNCAの利用がおすすめです。無料で利用できる自己分析ツールにより16Personalities性格診断テストの解像度をより高め、転職に繋げましょう。

参考:【保存版】自己分析で利用される16Personalities性格診断テストとは?16タイプについて解説

株式会社WARC HRtech CSマネージャー 栗田 謙人

2021年にSYNCAのカスタマーサクセスとしてWARCにジョイン。コーポレート領域に特化し、求職者の転職支援から企業の採用支援の双方に従事し、BizDevとしても機能の企画立案などに携わる。