住宅外観デザインのトレンドを押さえて、おしゃれなマイホームをつくろう!

最終更新日 2022年09月07日
住宅外観デザインのトレンドを押さえて、おしゃれなマイホームをつくろう!

外観は住まいの印象を決める大事な要素。住まいの顔ともいえる外観について、今人気のある外観デザインのトレンドや、バリエーションをご紹介。また、建材メーカーのケイミューに外壁材、屋根材など外観デザインを決める建材を選ぶ際のポイントを教えてもらった。外観デザインについての知識を深めて、理想の家づくりを実現しよう。

住宅外観のトレンドは?

都会的なシンプルモダンが人気だが、自分らしい外観デザインを重視

さまざまな外観テイストがあるなかで、ここ5年間くらい都会的でクールな印象のシンプルモダンのデザインテイストが人気傾向。モダンですっきりとしたデザインで、白、黒、グレー、ダークブラウンなどの飽きのこないカラーが選ばれることが多い。デザインがシンプルな分、塗り壁、モザイクタイル、木目、コンクリートなど、色や質感の違う外装を組み合わせてニュアンスのある表情の外観にするのも人気となっている。

また、シンプルモダン以外のテイストはシンプルナチュラルや和モダン、南欧風、アメリカンなど、人気にバラつきがあり、幅広いテイストが受け入れられている。いろいろなテイストをミックスしたり、素材感をミックスしたりと、既存のテイストをアレンジして、型にハマらない“自分らしい”デザインにする傾向もあるようだ。

住宅外観コレクション

お気に入りの外観は?デザインテイストを見つけよう

代表的な外観デザインテイストをご紹介。デザインによって印象がガラリと変わるので、インテリアのテイストとも合わせながら外観をコーディネートしてみよう。

シンプルモダン

現代的なデザインテイストの一つ。モノトーンを中心とした配色で、スクエアなど直線的ですっきりとしたデザインが多く、都会的な印象に。屋根は片流れやフラットといったシャープなフォルムで、モノトーンで無機質なカッコイイ雰囲気にしたり、金属素材など異素材をプラスして暖かみのある雰囲気にしたり、形状の個性を引き立てる外壁の張り分けなど、住み手の個性が出しやすい。

シンプルモダン
(画像提供/ケイミュー)

シンプルナチュラル

シンプルながら暖かみのある木目が特徴のデザイン。白やベージュなど、全体的に明るめの配色をセレクトすることが多く、柔らかくほっこりとした雰囲気に。外壁には石や木、タイルなど自然感のあるテクスチャーを使用し、最近では異素材感を意識してコーディネートすることも。優しい色使いでコントラストを抑えて張り分けるのがポイントだ。

シンプルナチュラル
(画像提供/ケイミュー)

和モダン

日本らしい和風の要素を取り入れながら、現代的なスタイリッシュさをプラスした和モダン。モノトーンやアースカラーなど自然に馴染む配色で、格子やルーバーなどの縦長のラインをプラスしたり、瓦や木材などの和素材を取り入れたモダンなデザインで、手軽に和の雰囲気を楽しむことができる。

和モダン
(画像提供/ケイミュー)

南欧テイスト(プロバンス)

外壁には白、アイボリー、ベージュ、ライトブラウンのレンガ柄やストーン柄のものを使い、オレンジやブラウンのスパニッシュ瓦が特徴的な南欧テイストの外観デザイン。アイアンの格子などでアクセントをつけたり、テラコッタタイルなどを使用して外構にもこだわってみるのもオススメだ。

南欧テイスト(プロバンス)
(画像提供/ケイミュー)

アメリカン

ハンドメイド感のあるカントリーらしい雰囲気たっぷりのアメリカンテイスト。白やグリーン系、イエロー系の明るいトーンの外観と、グレー、ダークグレー、ブラウンなどのストレート屋根を設けたものなどが主流で、鎧張りや横ストライプが特徴。煙突やドーマーをつけることも。

アメリカン
(画像/PIXTA)

外観コーディネートのポイント4

POINT1:外壁の色は同系色、柄で表情をつける

住宅の外観の印象を決める要素として、大きな部分を占めるのが「色」と「柄」。色はベース色とアクセント色を同系色でコーディネートすると美しくまとまる。同系色の中でも、色の濃淡や彩度の組み合わせ次第で外観のイメージは変わるので、イメージしている配色の組み合わせを見つけよう。

イラスト

また、外壁は張り分けの仕方でも個性が演出できる。全面張り、上部・下部、縦・横、前後でカラーを分けるだけで雰囲気が変わる。外壁は面積が広いため、柄の違うものを選ぶと表情が出て立体的な印象に。

Before/After
横方向にアクセントをつけると安定感のある佇まいに。一方、縦方向にアクセントをつけるとより高さを感じる外観に。

POINT2:屋根は「形」と「色」で選ぶ

外壁の雰囲気に合わせて屋根材を選ぶには、形や色、けらば、役物(レンガや瓦などで隅や棟などの特定の場所に用いられる装飾)が外観に与えるイメージを知ることが大切。屋根のデザインや厚みによって、外観の印象は変わり、厚みがあり直線的なデザインになると重厚感が増し、薄く小割り感のあるデザインは軽快で若々しい印象に。色によっても印象は変わってくるので、外壁と合わせてカラーコーディネートしよう。

イラスト

POINT3:明かりの演出や、配線などにも配慮を

外観は昼と夜で表情がガラリと変わるので、明かりを上手に取り入れることで、昼とは違ったおしゃれな外観を表現することができる。外壁の柄よって明かりの見え方も異なり、ニュアンスのある表情に。また、植栽の影を利用して落ち着いた雰囲気に演出できる。防犯面なども考慮して外観の照明を検討しよう。

Before/After
(画像提供/ケイミュー)

また、意外と忘れがちなのが、外まわりの細かい配線器具。外観のテイストに合わせて色や形にこだわれば、外観のデザインにより一層統一感が出て、美しく仕上がる。

POINT4:街並みとの調和も考慮しよう

外観づくりを検討する上で、街並みとの調和についても考えよう。家の個性を引き立てるために、地域の景観全体を考えて自分らしさを演出したり、まわりとの調和を考えて色やデザインを選んだりするのも醍醐味(だいごみ)の一つ。美しい街づくりをするためには「統一感」と「個性」のバランスが重要なので、屋根や壁の色や素材など、周囲の家と共通するものを選んだり、広い視点で外観デザインを検討しよう。

Before/After
(画像提供/ケイミュー)

外観を決めるときの注意点

外壁材の目安は250万~300万円程度。メンテナンス費用も考慮を

では、外観を決めるときに何を注意すればいいのだろうか?
先ほど説明したように、外観を決める要素として外壁や屋根の色や柄をどのようにコーディネートするかというところが重要になってくる。外観のイメージをしっかり伝えるために打ち合わせの際にイメージに近い外観写真などを用いて要望を伝えるとスムーズだ。
また、外装材のコストの目安は250万~300万円ほど(※)。内装部分にコストが取られ過ぎないよう意識しておくことも大切。将来のメンテナンス費用も合わせて検討すると安心だ。家全体にかかわる外観デザインは後から変更することが難しいケースが多いので、デザインや素材についての疑問点はなるべく早めに解消しておこう。

自分たちらしい外観デザインにこだわろう!

このように、外観のトレンドや、デザインバリエーション、そして外観デザインをつくる上でのポイントを踏まえて、周囲との調和を考慮しながら、自分たちらしさのある外観デザインを検討しよう。

※モデル住宅(外壁面積149m2)として、積算資料ポケット版リフォーム編2018((一財)経済調査会)の単価を基に算出した金額(税抜)

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取材・文/金井さとこ
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