2023年に、24年ぶりのコンサートツアーを開催し、歌手として本格的に再始動した中山美穂さん。2023年末から2024年にかけては、日本テレビ開局70周年記念舞台『西遊記』に出演、そして4月からは全国19都市を周るコンサートツアーを開催します。精力的なアーティスト活動を行う中山さんが、毎日の手作り和食に合わせるのが「いいちこ」のソーダ割りなのだそう。音楽やお芝居にかける思いから、お気に入りのおつまみまでお話しいただきました。

コンサートが終わった夜、その日の録音を聞きながらお酒を飲む時間が好き

2024年1月末までご出演されていた舞台『西遊記』では、鉄扇公主(てっせんこうしゅ)を演じられました。約3カ月という長期公演中、体調管理はどのようにされていましたか?

体調管理には睡眠が一番大事だと思っています。しっかり食べてしっかり寝る。基本的なことをきちんとするのが大事ですね。

舞台ではフライングや立ち回りも見せ場のひとつでしたが、体幹トレーニングなどもされたのでしょうか。

体幹トレーニングには普段から取り組んでいます。でも本番中はできないので、とにかく舞台上で鍛える、という感じでしたね。公演中は本番に集中するので、他には何もすることができなくて。なので、残念ながらお酒もセーブしていました。休演日があると、チャンス!とばかりに、その日だけ飲んでいましたね(笑)。

ストイックな日々だったのですね。『西遊記』では大阪、福岡、名古屋、東京を回られましたが、各都市での打ち上げや、共演の方とお酒を飲まれる機会はありましたか?

各都市、各地方を訪れるときは、その土地のおいしい食べ物とおいしいお酒をいただくのも楽しみのひとつです。今回の舞台では、共演の皆さんとお食事をする機会が2、3回ほどありました。やはり本番が控えていますので、皆さんそんなにたくさんは飲まれていませんでしたが、とても楽しい時間でしたね。

長いキャリアを持つ中山さんにとって、今回の舞台『西遊記』はどのような経験になりましたか?

普段はさまざまなお仕事をしている関係もあって、あまりルーティンを決めずに生活しているんです。でも舞台中はルーティンを作って生活していたので、決まった時間に目が覚めて、決まった時間にお腹が空いて。こういう生活って私のキャリアの中では初めてかもしれないなと気が付きました。決まったリズムで生活すると、体はとても楽だったので、今後も生活の中に少し取り入れていきたいと思っています。

「いいちこ」と中山美穂さん

Profile
中山美穂(なかやま みほ)1985年、デビューシングル「C」を発表。その年の日本レコード大賞最優秀新人賞、ゴールデンアロー賞最優秀新人賞を受賞する。映画では「Love Letter」(1995)で第38回ブルーリボン賞主演女優賞、「東京日和」(1997)で日本アカデミー優秀主演女優賞を受賞。2023年、24年ぶりとなるコンサートツアーを開催。2024年4月からは全国19都市21公演をまわる全国ツアー「Miho Nakayama Concert Tour 2024 -Deux-」を開催する。

2024年4月からは19都市21公演というコンサートツアーが開催されます。中山さんにとってお芝居と音楽には、どのような違いがありますか?

そうですね、お芝居もコンサートも、コンディションを整えるために気をつけることは同じですが、精神的にはまったく違うものです。お芝居はやはり「演じる」ことに重きを置いて、いかによく演じられるかを考えながら毎日舞台に立ちます。音楽は、お客さまに楽しんでいただくためには自分も楽しくないと!と思うので、心と体が活性化している感じですね。

昨年は、24年ぶりにコンサートツアーを開催されました。中山さんのご活躍を見ていると「24年ぶり」という数字に驚きますが、ファンのみなさんは心待ちにされていたのでしょうね。

はい、ファンの方々が待っていてくれたんだな、という雰囲気がすごくて。戻ってきた、帰ってきた、という感覚でした。昔、コンサートをしていた頃の記憶がよみがえって、空気感がね、変わらないんですよ。お客さまがとても温かくて、本当にやってよかったなと思いました。今、思い出すだけで涙が出そうです。

その際のセットリスト(曲順)はご自身で考えられたとのことですが、すごい数のヒット曲の中から選ぶのは大変そうです。

改めて楽曲に恵まれているなと思いました。曲調もさまざまなタイプのものがあって。ファンの皆さんが何を聞きたいか考えながら、セットリストを組みました。

今回のツアーのセットリストもご自身で考えられるのですか?

はい。前回とは少し違うものになると思います。やれることがまだまだあるので…。ぜひ楽しみにしていただければと思います。親子で来てくださる方もいて、そのうち3世代のお客さまも?なんて思うんですけど、初めてコンサートに来てくださる方にも「あ、聞いたことある!」という曲をお届けしたいなと思っています。

まさに今がそうなんですけど、セットリストを考える期間って、ホントに常にそのことばかり考えているんです。夢にまで出てきて、朝起きて急いで書き留めたり。そんな緊張感のある中で、少しお酒を飲むとリラックスできるというのはありますね。

夢にまで出てくるんですね…! ツアー中は、それぞれの土地のお料理とともに、お酒も一緒に楽しまれますか?

はい、それが楽しみです(笑)。好きなお酒は焼酎とワインなので、各土地のおいしい食べ物と合わせて楽しみたいですね。

舞台中はお酒をセーブされるというお話でしたが、コンサートツアー中はいかがでしょうか。

そうですね。もちろん、本番に支障が出ない程度ではありますが、コンサートが終わって、その日の録音を聞きながらお酒を飲む時間がとても好きですね。

毎日の和食に欠かせないのが「いいちこ20度」のソーダ割り

―中山さんは、普段はどのようにお酒を楽しまれていますか?

毎晩の食事に合わせてお酒をいただくことが多いですね。普段はほとんど和食で、そこに「いいちこ20度」を合わせて飲んでいます。ソーダ割りにして、国産レモンをたっぷりしぼって飲むのがお気に入りです。薄めに割って、長く楽しむタイプですね。

―おつまみを合わせて楽しむことも?

はい。おつまみは、板海苔を好きな大きさに切って、珍味や野菜を乗せて巻いて食べるのが好きです。いつもいろんな食材を試して、楽しんでいます。

梅干しとわさび、それにアボカドを加えてもよく合いますよ。あとはチーズ。パルミジャーノ・レッジャーノのようなハード系から、ソフト系まで合いますね。今度、リコッタチーズも試してみようと思っています。

―とってもおいしそうです! 手軽なので、真似やすいのもうれしいですね。

そうそう、それから煮物を作るときに、料理酒代わりに「いいちこ」を使うことも。食材の邪魔をせず、とてもおいしく仕上がるので、こちらも一度試してみてほしいですね。

愛飲してくださっている「いいちこ20度」と中山美穂さん
愛飲してくださっている「いいちこ20度」と一緒に

―中山さんがお酒を好きになったきっかけについて教えてください。

実は私、30歳まではお酒が飲めない体質だと思っていたんです。でもあるとき、とても高価な日本酒をいただいたら、飲むことができて。それで「あ、私、お酒飲めるんだ!」って(笑)。そこからまずは、ワインにハマりました。

「いいちこ」との出会いはいつだったかなあ。いつだったか記憶にないぐらい、いつもそこにあるお酒、といった感じですね。

―いつもそこにあるお酒、素敵な表現です。中山さんは、お酒を飲むときはワイワイ楽しみたいタイプですか?

はい。人と一緒に飲むときは、とことん楽しくなりたいタイプです。逆にひとりで飲むときは静かーに飲んでます(笑)。

お酒づくりのお話を聞きながら飲む「いいちこ」、いいですね!

―いつも「いいちこ」をご愛飲いただいている中山さんに、「いいちこ」のプレミアムラインをご用意しました。「いいちこフラスコボトル」と「いいちこスペシャル」です。

「いいちこスペシャル」と「いいちこフラスコボトル」
「いいちこスペシャル」(左)と「いいちこフラスコボトル」(右)

「いいちこ」って普段使いのお酒のイメージでしたが、こんな素敵なボトルのプレミアムラインがあるんですね!

―透明の「いいちこフラスコボトル」は、原料となる大麦を7割ほど削り、さらに贅沢な全麹仕込みで製造することで、クリアかつ芳醇な味わいが楽しめるお酒です。

(一口飲んで)ほんのりと甘いですね。アルコール度数が30度とお聞きして、一口目は強いかなと思ったのですが、後味は香りが残る感じで、すごくおもしろいです。少しずつ味わっていただきたいお酒ですね。

※一次仕込み、二次仕込みともに手間をかけてつくった大麦麹だけを原料に使う贅沢な酒づくり

―海外のコンペティションでは、「アプリコット」や「熟した洋ナシ」のような風味だと表現されたこともあるんですよ。

なるほど、たしかにフルーツに似た風味を感じます。

「いいちこフラスコボトル」を飲む中山美穂さん

ところでこの「いいちこフラスコボトル」、どうしてこの形にしようと思ったんですか? とっても気になります。

ユニークな形が目を引く「いいちこフラスコボトル」
ユニークな形が目を引く「いいちこフラスコボトル」

―お酒の透明さを際立たせるためにこの形になりました。また、捨てるにはもったいないようなデザインにすることで、再活用を楽しんでもらいたいという思いも込められています。

へえ、なるほど! 確かに捨てられないデザインですね。心遣いも、とっても素晴らしいです。

―続いて「いいちこスペシャル」は、バニラのような香りと、樽貯蔵による琥珀色が特長のお酒です。

(一口飲んで)わ! ブランデーみたいな甘みがありますね。カスタードクリームのようないい香りも感じます。

「いいちこスペシャル」を飲む中山美穂さん

―甘い風味は、オリジナルの酵母で醸した焼酎原酒を樽熟成させたことで生まれたものです。麦焼酎自体は糖質ゼロ、プリン体ゼロなんですよ。

そっか、たしかにお砂糖とはまた違う、やわらかい甘みです。そういえば、私が「いいちこ」を飲み始めたのも、ヘルシーさに惹かれた部分があったと思います。

この「いいちこスペシャル」を貯蔵する樽はオーダーメイドなんですか?

―はい。アメリカから取り寄せたオーク材で、日本では一か所でしか作れない樽を使っています。

すごいですね! こうやって、お酒のつくり方やボトルのデザインまで、いろんなお話をお聞きしながら飲む「いいちこ」、とってもいいですね。私、こういうお酒づくりのお話にとても興味があったんだなって、今、気が付きました(笑)。焼酎づくりに興味津々です。

今回いただいた「いいちこフラスコボトル」と「いいちこスペシャル」は、どちらも少しずつ味わって楽しみたいお酒ですね。お友達と一緒に、どんなお料理と合わせたらおいしいのか、飲み方を考えてみたいと思います。

「いいちこ20度」と中山美穂さん

※記事の情報は2024年3月26日時点のものです。