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保田圭さんインタビュー 妊活宣言から5年。今だから言えること

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ブログで妊活を公表したのは約5年前のこと。およそ3年にわたる妊活を経て2018年に第1子を出産した保田 圭さんに、妊娠に至るまでの道のりとその時々の思いや心の葛藤を「妊活たまごクラブ」がインタビュー、本音で語っていただきました。

「妊活振り返りインタビュー 妊活インタビュー 妊活宣言から5年。今だから言えること。 保田圭さん」 #1
※参考:「妊活たまごクラブ 不妊治療クリニック受診ガイド 2019-2020年版」

関連:吉田明世さん 妊活振り返りインタビュー 多嚢胞性卵巣症候群を乗り越えて

保田圭(やすだけい)さんプロフィール

1980年生まれ、千葉県出身。1998年、17才でモーニング娘。第2期メンバーとしてデビュー。2003年にモーニング娘。卒業後は、音楽・舞台・ドラマ・バラエティー番組などで幅広く活躍中。2013年、イタリア料理研究家の小崎陽一さんと結婚。 2018年、長男を出産。オフィシャルブログ「保田系」

妊活を始めて2年で婦人科から不妊外来へ

ブログで妊活を公表したばかりの2015年、『妊活たまごクラブ2015-2016』に登場していただいた保田 圭さん。当時は妊活を始めたばかりでした。

「最初は結構軽い気持ちで妊活を始めたんです。結婚して2年ほどたつし、『そろそろ子どもが欲しいな』と子どものいる友だちに話したら、『じゃあ葉酸を飲んだら?』『基礎体温を測るといいよ』とアドバイスをもらって。それらを実践しながら婦人科で検診も受け、妊活をスタートしました。
しばらく婦人科に通っていたのですが、なかなか妊娠には至らなくて。このままではダメだと思い、不妊外来に転院しました。ただ、最初は“不妊外来”という言葉の響きに抵抗があったんです。だからクリニックの扉をたたくまでは長いこと悩んで。転院したときは妊活を始めてから2年ほどたっていました」

転院先のクリニックはインターネットで調べたという保田さん。

「妊活しているかたからの評判がいいところ、そして予約制ではないクリニックを選びました。仕事柄、あらかじめ日時を決めて予約をするのは難しいかもしれないと思ったし、『今日は病院に行きたくない』という気分のときもあるかもしれないと思って。当時は予想外に妊活が長びいて、楽しく妊活できている時期ではなかったので、ちょっとナーバスになっていたんです。予約に縛られず、自分の気持ちが『今日だったら行ける!』というタイミングで行けるほうがいいと思いました」

意を決して通い始めた不妊治療クリニック。気持ちを奮い立たせながら通い続けましたが、妊娠を告げられることはありませんでした。

「先生にしっかり診てもらっているわけだから、『今月こそは大丈夫かも』と期待しちゃいますよね。でも毎月生理が来る=結果が出る。期待がふくらんでいるぶん『今月もダメだったか……』と落ち込んでしまって、気持ちが不安定になることも多々ありました。
だんだんと月日がたってくると『もしかして、このまま授かれないこともあるのかな』という考えがチラチラと頭をよぎって。当たり前だと思っていたことが当たり前じゃないという、挫折感のようなものを感じていました。夫とは『子どもがいない生活でもいいんじゃないか』という話もしました。2人でお酒を飲んだりするのが好きなので、それはそれでいいのかなって。ただ、不思議なことに夫は『そのうちできるでしょ』と楽観的にとらえていました。妊活も私だけが『大変! どうしよう』という状態で、夫は『大丈夫だよ、そのうちできるよ』。あせる私とマイペースな夫、という感じでした」

勇気を出して病院に行ったから授かれた!

そんなとき、医師から思わぬ提案が…。

「先生から『ステップアップしたほうがいい』とすすめられました。私はすぐにステップアップしたいと思ったけれど、夫は抵抗があったみたい。『もう少し今のままでどうにかならないのかな』って。私はもう30代半ばを過ぎていたので急ぎたい、でも夫はもうちょっとゆっくり自分たちのペースで進めたい……お互いの考えがうまくかみ合わず、私はもどかしい気持ちにもなりました。でも、2人の子どもが欲しくて妊活をしているのだから、妊活が原因でもめるのは本末転倒だなと思って。結局、夫が『やってみよう』という気持ちになるまで待って、ステップアップを決断しました」

夫婦ともに納得した上で新たな治療にトライすることに。

「1回目の治療ではダメでしたが、2回目で授かりました。実は2回目の治療の前に先生から『もう一段階ステップアップしたほうがいい』と言われていたんです。でも夫は『まだ1回しか試していないのに、もう次にいかなきゃいけないの?』『ちゃんと一つ一つステップを踏みたい』。だから駄目元で2回目の治療を受けた、という感じです。私は『無理だろうな』と半ばあきらめていたので、妊娠していると知ったときは『え、ウソ』。夫は『ほら、もう1回トライしてよかったじゃん』だったかもしれないですけど(笑)。『無駄かも』と思って受けた治療が無駄ではなかった。本当に奇跡のような妊娠でした」

妊活を始めてから約3年。保田さんにとって予想外の長くつらい道のりでした。

「最初は『自分は大丈夫』と思っていたし、妊活の知識もほとんどなくて。まさか自分がしっかり病院に通って、治療をしなければ授かることができない状態だなんて夢にも思っていませんでした。でも、病院に行ったおかげで自分の体の状態を知ることができたし、きちんと治療を受けたから妊娠できた。病院に行くというのはすごくストレスがかかることですが、とても大事なことだと思いました。原因がわかれば早めに対処できます。早くスタートできれば、そのぶんいい事もたくさんあると思いますよ」

次の記事では「保田圭さんへの妊活質問」をお届けいたします。

●撮影/関 信行
●スタイリング/橋田知佳
●ヘア&メイク/伊荻ユミ
●取材・文/本木頼子

シャツ、スカート、ベルト、ピアス/すべてビーミング バイ ビームス(ビーミング ライフストア バイ ビームス コクーンシティ店)
靴/スタイリスト私物

関連:神戸蘭子さん インタビュー <前編> 二度の多嚢胞性卵巣症候群を乗り越えて

※記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。

▼『妊活たまごクラブ 不妊治療クリニック受診ガイド2019-2020』は、妊活から一歩踏み出して、不妊治療を考え始めたら手に取ってほしい1冊。

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