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【料理愛好家・平野レミ】子どもの「おなかすいた~」にこたえれば愛情が伝わって、きっといい子に育つと思うのよね

更新

平野レミさんとお嫁さんの「あーちゃん」こと、和田明日香さん。昨年、2人とも本を出版し、賞をもらったそうです。

明るい人柄と、簡単に作れるアイデア満載のレシピで大人気の料理愛好家、平野レミさん。
25年前に刊行されたレミさんのエッセイ集『笑顔がごちそう』が大幅にリニューアルされ、昨年2月に『おいしい子育て』として出版されました。今またレミさんのエッセイ集が注目を集めています。
レミさんに自身の幼少期のエピソードや、子育ての思い出を聞きました。

「派手にやったわね~」今の私があるのは寛大な両親のおかげ

――25年前のエッセイ集がリニューアルされ、今また注目を集めていますね。

レミさん(以下敬称略) 25年前も今も、料理や子育ての基本はそんなに変わらないと思うの。でも、今もまた多くの方が手に取ってくれていると聞いてとってもうれしいですね。

エッセイの中にもいろいろと書いたけれど、1人目の子どもの育児は失敗の連続だったの。夫と私で一生懸命育てたけれど、振り返ると私たちも育てられた感じね。

――エッセイにはレミさんの子育てについて書かれていますが、レミさん自身は子どものとき、どんなふうに育てられたんですか?

レミ 私も両親にのびのび育ててもらいましたね。だから両親が大好きだったわ。「あれやっちゃダメ、これやっちゃダメ」なんていっさい言わず、本当に好き放題やらせてくれたの。

小さいころからままごとが好きだった私はある日、大人みたいに本当に台所で料理をしたいなと思って、冷蔵庫に入っている野菜を散らかしながら切りまくって、料理のまねごとをしたの。その姿を見た母は「あら、レミちゃん!ずいぶん派手にやったわね~」っていっさい怒らずに笑ってくれた。

あのとき、母に「危ない!包丁なんて持っちゃダメ」なんて取り上げられていたら、今の私はいなかったと思う。両親には本当に感謝しているの。だから私も子どもがやりたいと思ったことは、とことんやらせてあげたいと思っていたわ。

――幼いころからすでに料理には興味を持たれていたのですね。人生で最初に作った料理は何か覚えていますか?

レミ 覚えていますよ。庭の畑になっていた大きくて真っ赤なトマトをもいできて、それで何か作りたいと思ってね。冷蔵庫の中を見たらうどんとチーズとピーマンがあったからそれでグラタンみたいなものを作ったわ。そしたらそれがおいしくて、おいしくて。

そのとき、初めて料理は算数みたいだけれど、かけ合わせで可能性は無限大になると思ってね。1+1+1+1=4だけど、料理の場合は、食材の数は4つでも、トマト+うどん+チーズ+ピーマンが、おいしく作ろうって思いが入るとおいしさがプラスされて100にも1000にもなるような気がして、料理ってなんて楽しいんだろうって。

今でもそのときの味は覚えているわ。

五感をフルで楽しませてくれるのは料理ならでは!

――幼少期から料理を楽しんでいたんですね。

平野 そうそう。これとこれでどんな味になるだろう? って考えながら作るのがまた楽しい。

お菓子もよく作ったわ。そのときもキッチンがめちゃくちゃになっていたけれど、母は何も言わず、やらせてくれていたの。私にとって料理は“楽しいもの”でしかなかったわ。

料理は目で楽しませてくれて、鼻で幸せにしてくれて、耳からも喜びを与えてくれるでしょ、そして手を使って舌で味を感じて、ゴックンしたら幸せじゃない? 

私、五感をフルに楽しませてくれるのは“料理ならでは”だと思っているの。だから料理って本当に最高!

――エッセイに「料理も子育ても大好きだから、全然大変だと思わなかった」とありましたね。

平野 子どもが小学校に入って、宿題をしないといけないときは勉強部屋でさせないで、リビングのダイニングテーブルでやらせていたわ。そして、キッチンで私が料理を作る姿を常に見せていたの。

息子たちは、私が野菜の皮をむいたり、切ったりする音や、お肉を焼く音、水が流れる音をBGM変わりに勉強してね。

それで「おなかすいた~」と言えば「ちょっと待ってなさい!」と言って、何かさっと作ってあげたりして。今は忙しい親が多いからレトルトのものをチンでもいいし、ちょっと野菜切って焼いただけの簡単料理でもいいのよ。子どもが「おなかすいた~」と言ったら、さっと食べ物を出してあげたら、子どもは幸せを実感すると思う。

「将来のために勉強しなさい」なんて声かけも大事だけど、「おなかすいた~という要望に親がこたえて、子どもの空腹を満たしてあげること」で親の愛情を感じることができたら絶対にいい子になると思うのよね。

ピーマン大作戦で、大嫌いなピーマンが食べられるように

――子どもに苦手な食べ物があるときはどうしていたのですか?

平野 息子はピーマンが嫌いだったから、当時どうやって食べさせようかよく考えていましたね。

あるとき、豆粒くらいのサイズに切ったピーマンを少しだけ幼稚園のお弁当に詰めて持たせたの。先生には「嫌いなピーマンが入っていますが、もし食べたらほめてやってください」とお願いしておいたの。

すると、幼稚園から帰ってきた息子がうれしそうに報告してくれてね。私も大げさに「すごいじゃない!」ってほめて、また次の日も同じようにピーマンを入れて、ほめるを繰り返したわ。そうして少しずつ大きくしていくうちに、食べられるようになりましたね。

子育てでほめることって大切よね。私自身がほめて育ててもらったから、そう思うのかもね。

だって親に「ピーマンは体にいいんだから食べなさい!」って言われたところで、子どもは苦手だし、しかられることで、もしかしてピーマンも親のことも嫌いになっちゃうかもしれないでしょ? 

だから食事のときは夫婦でとにかくほめて、ほめて、ほめまくっていたわ。子どもに苦手な食べものがある家庭では、同じようにほめてみてはどうかしら~。

お話/平野レミさん 取材・文/安田ナナ、たまひよONLINE編集部

テレビで見ていたとおり、明るくて楽しい平野レミさん。レミさん自身の幼少期や、子育てしていたときのエピソードを話しながら、「今までも、今も、これからもずっと料理が大好き!」とエネルギッシュに語っていた姿が印象的でした。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

平野レミさん(ひらのれみ)

PROFILE
料理愛好家(もともとはシャンソン歌手)。“シェフ料理”ではなく“シュフ料理”をモットーに、テレビ、雑誌で数々のアイデア料理を発信。人間ドックで「5年間来なくていいです」と言われた健康体を武器に、講演会やエッセイを通じて、明るく元気なライフスタイルを提案。また、特産物を使った料理で全国の町おこしにも参加。著書は「平野レミのオールスターレシピ」他50冊以上に及ぶ。2022年2月に刊行した「おいしい子育て」(ポプラ社)は料理レシピ本大賞2022「エッセイ賞」を受賞。

『おいしい子育て』

「今までに食べた最高のごちそうは、長男出産後の産院のおにぎり。はじめて母になった幸せのおいしさだったんです」とつづる、料理愛好家平野レミさんのエッセイ集。47品のオリジナルレシピや、上野樹里さん、和田明日香さんとの「和田家の嫁姑鼎談」も収録。平野レミ 著・和田誠 絵/1540円(ポプラ社)

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