“定位置”3位脱却に向け、浅尾が見つけた新たな課題=ビーチバレー
新パートナー・草野歩と挑んだ今季国内初戦も3位に終わった浅尾美和。その“定位置”から抜け出せる日はいつになるのか 【坂本清】
ビーチバレーのJBVツアー第1戦・東京オープン女子準決勝、浅尾美和・草野歩(エスワン)組は、浦田聖子・西堀健実(ともにフリー)組と対戦し、セットカウント1−2で惜敗した。その後行われた3位決定戦では、尾崎睦(湘南ベルマーレ)・金田洋世(上越マリンブリーズ)組に2−0で勝利したものの、心機一転、新ペアと挑んだ今大会でも、浅尾は“定位置”の3位に終わった。
新ペアで挑んだ今季初戦
各選手がフィジカルトレーニングや基礎練習に励むオフシーズン、「今季は初めてレフトポジションに挑戦して、高いところでボールをとらえることを意識して練習してきた」と浅尾は言う。さらに、ディフェンス面でも3年ぶりのブロックに挑むこととなり、持ち前の“高さ”と“スピード”を最大限に生かすことをテーマに、開幕戦に臨んだ。
悔しさを見せた浅尾「優勝したかった」
第1セット、15−10とリードしていた浅尾・草野組だが、結局この場面で逆転を許し、18−21でセットを奪われた。第2セットは21−13で取り返したものの、最終セットは第1セット同様、攻撃にミスが目立ち始め、13−15で接戦を落とす結果となった。
開幕戦で新たな課題を露呈した浅尾は、「アユ(草野)がサーブで狙われたときは、アユが気持ちよく攻撃できるように、私がしっかりトスを上げないと勝てない。ペアが変わって最初の大会だったので、どうしても優勝したかった」と試合後、悔しさをにじませた。
浅尾は“3位”のレッテルを、いつ打ち破れるのか。定位置から脱出するために、開幕戦で浮かび上がった課題を克服することは、必要不可欠だろう。「負けは負けなので、同じことだけは、繰り返さないようにしていきたい」と浅尾。14日に開幕する国内ツアー第2戦大日本印章オープン(愛知)で、初優勝を狙う。
<了>
ビーチバレースタイル5月号 『特集チェンジ〜いま改革のとき〜』
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ