内田篤人インタビュー「本当に世界を驚かせたい」

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日本代表の右サイドで存在感を放つ内田篤人(左) 【Getty Images】

 日本代表は6月6日、2010年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、アウエーのウズベキスタン戦に勝利し、世界最速となる4大会連続での本大会出場を決めた。弱冠19歳で日本代表に初招集された内田篤人は、アジアの戦いでも若さ溢れるプレーで右サイドを疾走し、何度もチャンスを演出した。自身初となるW杯出場へ、内田篤人はどのような思いを抱いているのだろうか。1年後に迫った本大会への意気込みを語ってもらった。

フィジカル的にもっと強くならないといけない

――W杯出場を決めた率直な感想を聞かせてください

 やったというよりは、少しほっとした感じです。またメンバー入れ替えもあるだろうし、絞られてくる。(W杯出場登録メンバーに)選んでもらえたら、そのときはその場で頑張りたいです。

――アジア予選を振り返ってどのような印象を持っていますか? W杯への課題や修正点があれば教えてください

 すごく大変だったんですけど、試合も出させてもらえてたし、とても充実していたと思います。“1年も”というよりは、もう“1年しか”ないので、技術的なパスのスピードや判断だったりもそうですし、フィジカル的にももっと強くならないといけないなと思います。挙げたらきりがないですけど、基本的なことは、もう少しレベルを上げていきたいですね。

――この予選を通じて得たものは?

 アジアでは、それなりのゲームができる。あとはアウエーだったり、時差があったりと、多少の厳しい環境の中でも自分たちの力を出せるんじゃないかなと思いました。こういうことが、自分たちの自信につながっていくと思います。

世界から見たら21歳はそんなに若くない

――内田選手にとって「世界を驚かす」とはどのようなことですか?

 世界的に見ても、日本はまだサッカーが強くないというイメージで見られていると思います。岡田(武史)監督が言っている「世界ベスト4に入る」って、実際にベスト4に入ったら世界は驚くと思うし、本当に驚かせたいなと思います。事実、代表のメンバーはみんなそう思ってやっています。まずは、W杯に出ることが決まったので、次はもっと上のレベルにいきたいです。

――世界を驚かすために、個人としてどのようなことが必要だと思いますか?

 サイドバックなので、もっと走って、もっと決定的なパスを出したり、チームに貢献できるような守備ができればいいかなと思います。

――日本代表の未来を切り開く若い世代の代表として、何か意識するところはありますか?

 日本では若いかも知れないですけど、世界から見たら21歳ってそんなに若くないと思うし、もっと活躍している選手もたくさんいる。世界的に見たらそうでもないという気もしますけど、やっぱり日本では若く見られるので(笑)、それをいいことにもっとのびのびプレーしたいと思います。

<了>

サッカー日本代表を応援「覚悟を示せ!プロジェクト」

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