愛川ゆず季の「美ボディ」はどのように作られたのか 「女性としては終わったな...」からフィットネス大会で優勝するまで (2ページ目)

  • 石塚 隆●取材・文 text by Ishizuka Takashi
  • 是枝右恭●撮影 photo by Koreeda Ukyo, 本人提供

プロレスラー時代の愛川ゆず季さんプロレスラー時代の愛川ゆず季さんこの記事に関連する写真を見る── これまでの経験が役に立ったと。

「はい。控え室とかめちゃくちゃピリついていて緊張感があったんですけど、過去プロレス時代にこれ以上の経験というか、ケガや命のリスクを考えながら控え室で過ごしていたので、今回は逆にリラックスしていられたというか。自信をもってステージに上がることができたんです」

── なるほど。メンタルや度胸の部分でアドバンテージがあったということですね。

「そういうところでは自分に合っていたと思いますね」

── 愛川さんは2017年にご結婚されてグラビアを引退。2018年にお子さんをもうけましたが、この『BBJ』出場につながるフィットネスをやってみようと思ったきっかけは?

「まずトレーニングを始めたのは、コロナ禍の2020年ごろでした。実は育児ですごく悩んでしまい、ノイローゼ気味になってしまったんです。プロレス時代もめちゃくちゃ毎日悩んでいて、それも乗り越えて『パフォーマンスできた! 私、メンタル強い!』と思っていたのに、実際は精神的にこんなに弱いんだって、初めて気づいたというか......」

── お子さんのことですし、自分ではコントロールがきかない部分もありますからね。

「パニック障害の症状も出てしまって、本当にもう精神的にもつらくて......。どうして自分がこんな状態になってしまったのか考えた時に、『あっ、身体を動かしてないからだ』って気づいたんです。それからですね、徐々に身体を動かすようになっていったのは」

── 汗をかいてストレスを発散して、少しでも解消する。

「そうですね。主人がジムのパーソナルトレーナーをやっていて、おつき合いしていた時も含めて見てもらったことはなかったんですけど、今回はお願いをして軽度のトレーニングから始めたんです。少しずつ改善していき、そのタイミングでちょうどスターダム10周年記念大会に出場することになったんです」

── 2021年3月の日本武道館、愛川さんは一夜限りの復活でしたね。

「あの時、実はパニック障害の薬をコスチュームのなかにしのばせていたくらいで、まだギリギリの状態だったんです。そのあとくらいからトレーニングも本格的になっていって、メンタル的にもよくなっていった感じですね」

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