「無縁遺骨」2000柱埋葬、コロナ流行の20年に死亡 米LA
【ロサンゼルスAFP=時事】米ロサンゼルスで14日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が始まった2020年に死亡し、引き取り手のない「無縁遺骨」約2000柱が共同墓地に埋葬された。≪写真は米カリフォルニア州ロサンゼルスで行われた無縁遺骨の埋葬式≫
埋葬式には宗教界や政界の指導者だけでなく、一般市民も数十人参列した。
ロサンゼルス郡のスーパーバイザー、ヒルダ・ソリス氏は、「悲しいことに、2020年に死亡した1937人は、遺骨の引き取りを名乗り出る近親者がいなかった」と述べた。
ジョンズ・ホプキンス大学によれば、ロサンゼルス郡は新型コロナの被害が最も大きい郡の一つで、2023年3月までに約370万人が感染、3万5000人以上が死亡した。
ロサンゼルス郡は1896年から毎年、無縁遺骨の埋葬式を行っている。
ソリス氏は「これらの人々は、ホームレスだったか近親者がいない可能性がある。遺族が遺骨を引き取れるよう、死亡から埋葬までに3年間の待機期間を設けている」と説明した。
昨年埋葬されたパンデミック前の2019年分の「無縁遺骨」は1600柱強だった。【翻訳編集AFPBBNews】
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