海上のピラミッドモン・サン・ミッシェル
大天使ミカエルが護る街
ノルマンディー地方のモン・サン・ミッシェルは、四方を海で囲まれ、街全体が要塞のように、岩山の上にある珍しい街。708年、司教オベールの夢に大天使ミカエルが現れ、山上に聖堂を建造するよう告げたという。
14世紀に始まったフランスとイギリスの戦争(百年戦争)では要塞として使われた修道院をはじめ、多くの教会が残されている。中世を代表する巡礼地であった海の修道院は、18世紀のフランス革命で閉鎖され、監獄として使われたこともあった。 修道院の内部は、狭い立地条件をたくみに活かし、一般巡礼者を迎え入れる低層階、いくつもの礼拝堂や、貴賓客や騎士をもてなす部屋を持つ中層階、修道士が生活する場の最上階と3層に分かれている。特に13世紀に建てられた北面の建物は“驚異”と呼ばれ、ゴシック様式の代表作と呼ばれている。
時間によって変化する幻想的な景色
夕日や朝日に照らされた姿、ライトアップされた夜景など、美しい景色をお楽しみ下さい。遺産データ
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- 登録名
- モン・サン・ミッシェルとその湾
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- 種別
- 文化遺産
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- 登録年
- 1979年
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- 国名
- フランス
MAP
アクセス
日本から空路でパリへ。パリ・モンパルナス駅からフランス国鉄のTGV、レンヌ方面行きで約2時間。レンヌ下車、駅前バスターミナルからモン・サン・ミッシェル行きでバスで約2時間。