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TEAM STORIES

チームストーリー

山本 知弘

エアモビリティ事業部 要素試験チーム リーダー

福井工業大学工学部卒業。国内企業に入社しガス機器の品質保証、自動車用電子機器の設計段階における信頼性評価、海外での設計サポート部署の立ち上げ、高圧コネクタアッシーの信頼性評価のエンジニアリングやマネジメントを担当した。その後、外資系会社で自動車用クラスターのソフトウェア評価のエンジニアリングやマネジメントを経て、2021年9月より株式会社Skydriveに参画。

※2021年12月1日インタビュー時点の情報です。

空飛ぶクルマやドローン開発が未経験でもミッションを与えてくれる。 航空整備士の経験を活かして、新たな役割を作って活躍したい。

空飛ぶクルマの実現という大きな目標に対して、それに関わっていけることがやりがい

− 今の業務は何をしていますか?
要素試験チームでは、空飛ぶクルマには数々の部品が使われていまして、その一つ一つの部品が設計品質要求値を満たしているかを試験にて確認する仕事をしています。
空飛ぶクルマの設計において、その構成する部品が要求を満足していることを確認することは、重要なプロセスの一つです。
例えばプロペラ。購入してきたプロペラが、我々が設計する空飛ぶクルマの要求仕様に満たしているのかをデータを取って精査します。成果物は、試験データです。このデータからそのプロペラ使えるのか、使えないのかを判断します。そしてその試験データを取るためにどういう試験システムを作ったらそのデータが取れるか?必要な試験データから逆算して、試験するためのシステムを作り上げるのも要素試験チームの仕事です。
このように、部品ごとに試験システムを通して品質確認の試験を行っていまして、システム自体を外注するものもあれば、自分で構築するものもあります。どれを外部に発注するか、どれを自分で作るかという検討も必要なタスクの一つです。

今まで要素試験は、飛行試験チームが担当していましたが、飛行試験と要素試験、それぞれの試験に注力できるように、21年9月に組織を切り離し、要素チームができました。要素試験チーム自体、立ち上がったばかりの組織で、今は私一人チームです笑

− 一人チームとは大変ですね。
試験用のシステム構築(半田付けから設備構築まで)、 組織構築、ISO対応など多様なタスクがありますが、全て私のタスクということになります。とはいえ、スキル的にも物理的にも網羅できないのが現状で歯痒いですが、今は地面しか見てないんじゃないかというくらい頭を下げて、皆さんに助けていただいてなんとか進めております。
私が進んでいないがために周りに迷惑をかけているのではないかと思うと、プレッシャーはありますが同じくらいやりがいもあります。

− どんなことが仕事のやりがいとなっていますか?
空飛ぶクルマの実現という大きな目標に対して、それに関わっていけることがやりがいとなっています。また、新しい組織を作り上げていくことに対して、いかに会社の方針にミートさせてやっていくのかをゼロから考えることに面白みを感じています。
1番のやりがいは、空飛ぶクルマ開発の一員になれているということ。今、54歳。あと10年したら、孫ができて「あれはじいちゃんが設計に関わってるんだ」と言えたらかなりかっこいいな、と笑。そんな未来を想い描きながら日々頑張っています。

前職では、受け身であった「試験」の部署でプロセスの変革を起こす。試験効率を3倍〜5倍にし、事業売上に貢献した経験も。

− 就職活動〜新卒の企業のお話を教えてください。
大学は工業化学専攻であったことから、この知識を活かすことを考えて、ガスメータ、警報機、周辺機器の開発製造販売をしている部門のある会社に就職しました。
配属は品質保証で、サプライヤーから入ってくる部品が設計の要求値に対して満足しているかを確認する受入検査、工場でのオンラインでの品質保証、そして出荷した商品のクレーム処理など幅広い業務に携わりました。
今の空飛ぶクルマの要素試験では、一つのものを1ヶ月2ヶ月と期間をかけてオリジナルの試験システムを構築しますが、当時は、仕様や検査項目などが予め決まっており、決められたツールを使い、短期間で、多品種をオーダー通り検査をするという業務がメインでした。

9年後、異動希望を出して、グループ会社の自動車機器部門に異動し、開発段階における開発者目線での製品評価を行う業務を担当しました。開発段階なので試験ツールを作るところから携わる業務で、今のSkyDriveの業務に近いと思います。
そこから15年。その間に管理職になり、それまでにこうあるべきであると考えていた組織体制、業務エリアに対して、現状を一気に変えていくことを実施しました。

− どのような変革を起こしたのですか?
当初、試験というと、開発設計部門から仕様を与えられて、その軸で◯×を判断するというような受け身の部署でした。
それでは開発の部署にいる意味がない。受注から納品までのプロセスにプロフェッショナルとして参加することで、売上や利益に貢献できないかと、まずはお客様への見積もりの段階から参加することにしました。当時は、内部から反発されましたが、仕様決めの時に評価項目を決め、試験の必要不要をお客さんと一緒に決めるプロセスに変更することで、本当に必要な試験だけに絞ることができた結果、年間で評価する対象物(アイテム)が3倍〜5倍に増やすことができ、売上・利益が向上しました。
要は、同じ人員でプロセスを変えるだけで、捌けるアイテム数が増え、効率化できたということです。

− 技術者からマネージャーへキャリアチェンジされたきっかけを教えてください。
20代の頃は、何から何まで一人でやるスタンスで、今後も技術者としてやっていきたいと思っていました。30歳を過ぎた頃、2つのことに気がつき、キャリアチェンジをすることにしました。
1つ目は自分は超一流ではないことに気がついてしまった、ということです。自分より技術があるひと人が山ほどいる。一方で、周りを見渡すと一流の技術者がパフォーマンスを発揮しているように思えなかったんですよね。これを見て、マネージャーが足りないのではないかと考え、技術がわかるマネージャーになったら彼らのパフォーマンスを十分に発揮できるのではないか、会社の利益になるのではないかと考えました。
2つ目は、何から何まで自分でやっていて人に頼ろうとしていなかったこともあり、業務が溢れて流石にやりきれない、もう無理だと限界を感じたことです。以前上司に「君は、人を信用してない。自分でやったデータしか信用していない。このままだと立ち行かなくなるぞ。」と言われていて、その時は聞く耳を持たなかったのですが、こういうことかと気づきました笑 仕事とは自分一人ではなく多くの人を巻き込んで協力してもらってやるものだと。
そして、42歳でマネージャーへキャリアチェンジをしました。

− 30年以上の社会人歴を通して、学んだと思うことは何ですか?
部署の役割を大きく変える変革や海外事業所(マニラ)における新規部署立ち上げにも関わった中で、感じたことがあります。
新しいことを行うときは、必ずと言っていいほど壁が存在します。そして、それを乗り越えるには多くの仲間の力が必要で、その仲間と苦難を乗り越えることが大きな達成感に繋がるのだということを学ばせてもらいました。そして、この経験が今の自分自身のベースになっています。

大切にしてきたことは、お互いの持っている困り事ややりたい事などの情報を共有すること。そして、進むべき道に対して仲間に共感してもらえるようにすることです。これにより、お互いに力を十分に引き出して、合理的に目的に向かって進むことができるのだと考えています。

SkyDriveは人と人との垣根が低い。会社のValueとして掲げているBeyond Boaderの一端として感じる

− なぜ、SkyDriveへ転職しようと思ったのですか?
ヘッドハンターに声を掛けていただいたことがきっかけです。
当時、前職では、会社の経営陣が大幅に入れ替わり、方向性が大きく変化したことに伴い、実際に実施している業務タスクやミッションと自身考えるあるべき業務タスクやミッションに大きな乖離が発生していました。これに関して顧客要望と会社方針を考慮したうえで何度となく上位職と議論しましたが、合意できる見込みがなく、私自身の将来像も描けなくなり、納得できる仕事ができないと感じたために、転職を考えていた頃でした。

同じ時期にヘッドハンターにSkyDriveを紹介していただきましたが、当初は、スタートアップカンパニーに対しての不安は大きかった、というのが正直なところです。
不安が払拭されたタイミングは面接でした。面接では、自分の思っていることや疑問に思っていることを、ドンドンぶつけてみたところ、丁寧に回答していただき、かつ、自分の持つスキルを生かせる場所であると強く感じることができました。

いくつかの企業ともお話をさせていただいていましたが、技術の現場で働きたいという希望と自身の持つ組織構築の経験値を生かしたいという希望が同時に叶えられるのはSkydriveであると考えました。

− 他社と迷いませんでしたか?
迷いました。他社と様々な観点で横並びに比較して、自分自身が考える会社選択のための因子に対して重みづけを付けた上で総合的に判断して、SkyDriveを選択しました。

− SkyDriveに入社してみていかがですか?
面接を受けているときに、最も驚いたことが総務人事システムが充実していることでした。このシステムであれば、安心して働くことができると考えました。

入社後最も強く感じたことが、人と人との垣根が低いということです。会社のValueとして掲げているBeyond Boaderの一端として感じることができました。
それに、総務人事システムが充実している。人事評価制度がきちんとしている。方針管理がしっかりできている。将来的にこういうようなシステムにしたいということを聞いてしっかりしているなと感じました。ベンチャーでここまでできているのは衝撃でした。

− プライベートについて教えてください。
自宅は静岡にあり、今は開発拠点近くに単身赴任をしています。週1回は自宅へ帰っている状況です。

趣味はジムで身体を鍛えることです。
以前、空手をやって、大怪我をしたときにリハビリとしてジムに行き始めました。それまでは、あんな単調なことをやって何が楽しいのかと思っていましたが、少しずつ筋肉が付いてきたことになぜか感動し、それ以来、毎週ジム通いをしています。
あとは神社仏閣巡りや大道芸鑑賞など、ひとりで楽しむ趣味ばかりですが、人恋しくなることもよくあります。そんな時は、家族と会話して笑うことが一番。それが、私のサプリメントになっています。

要素試験におけるパイオニアとして活躍していきつつ、自分が卒業しても、成長し続ける組織を作っていきたい

− 仕事で意識していることはありますか?
会社の方向性,方針に自分の役割やスキルの活用をミートさせること。
それにより、今までとは違うが皆に役に立つものを生み出せていけたらうれしいです。
最近強く感じていることは、自分自身では気づかないところで、今までの会社、業界の常識に捉われている部分があるなということです。
今まで当たり前だと思っていたことを当たり前に実施してみると、細かいところも含めて意外にあることを実感しています。それは、仕事の進め方だけではなく、社内の人と人の接し方や関わり方に及びます。なので、出来るだけフラットにものを見て、対応を考えることを意識しています。

− 今後、SkyDriveで成し遂げたい目標はありますか?
70歳までは現役で働きたいと思っています。
今は、前述の通り一人チームなので、とにかく目の前にあることを皆さんの力を借りながら進めていくということで手一杯ですが、早々に仲間になってくれる人をチームに迎え入れて、仲間の力を最大限に生かしながら、要素試験という新しく立ち上げる組織を会社の利益に貢献できる組織として立ち上げることがミッションだと思っています。
そして、要素試験におけるパイオニアとして活躍していきつつ、自分が現役を卒業しても、成長し続ける組織を作っていくことを目標にしています

− SkyDriveではどんな人が活躍しそうだと考えますか?
人と人とのつながりを大切にして、お互いをリスペクトしていける人と働くことにより、1+1を3や4にしていくことを思って働くことで、前に進み続けることができると考えます。
Skydriveは大きな交通インフラの変革をリードしようとしています。なので、変化に柔軟に対応できる人が活躍できる会社だと思っています。

要素試験チームとしては、人と人とのつながりを大切にして、お互いをリスペクトしていける人と働ければいいなと思っています。1+1を3や4にしていくことを意識して働くことで、前に進み続けることができると考えています。

− 山本さんはどんな人と働きたいですか?
私としては、いろいろな考え方やバックボーンを持った人と働ければと思っています。そこから、思わぬ化学反応を起こして、ワクワクする出来事に巡り合えたら、最高だと思っています。

候補者の方へ メッセージ

人生において、何か社会にインパクトを与える変革に立ち合えることは、そうは多くないと思います。そのチャンスがSkydriveにはあります。
そして、その経験は必ず自身の人生に役立つものとなると思います。
このチャンスを生かしてみませんか?