日本プロ麻雀連盟についてわかりやすく紹介

コラム

こんにちは、AMOSナビです!

今回は麻雀のプロ団体の一つ、日本プロ麻雀連盟について紹介します。

日本プロ麻雀連盟とは

日本プロ麻雀連盟は、2023年時点で所属人数が最も多いプロ団体であり、有名プロが多数在籍しています。公式ルールは、一発や裏ドラを除いた形式で行われます。
様々な大会やイベントを通じて、プレイヤーたちが自身の技術を披露し、麻雀の戦略や技術を高める機会を提供しています。
日本プロ麻雀連盟は、麻雀を単なる遊びではなく、一つの競技として捉え、その技術や文化を広めることに努めています。
オンライン麻雀ゲーム「龍龍」を日本プロ麻雀連盟は公認しています。このゲームでは単発の大会もよく開催されており、プロとの同卓もとてもしやすいです。
プロプレイヤーの育成はもちろんのこと、麻雀の普及と教育にも力を入れており、麻雀ファンや初心者にもアプローチしています。

日本プロ麻雀連盟の歴史

日本プロ麻雀連盟は1981年3月6日に設立されました。
事業目的は、「麻雀専門棋士による競技麻雀の開催を通じ、職業棋士の育成、確立、社会的地位の向上を図り、健全なる麻雀遊戯の普及、発展に貢献すること」です。
初代会長の小島武夫は、当時乱立していた小団体を一つにまとめ、麻雀界を盛り上げるためにこの団体を作りました。
麻雀を囲碁・将棋のような地位に押し上げ、プロ全体が生計を立てられる世界を作るという目標があります。1981年1月31日に日刊スポーツで設立が発表され、3月6日に正式に設立されました。

連盟の活動は2000年頃から軌道に乗り始めました。
2010年にはゲーム会社との提携、テレビ対局、介護施設訪問など多岐にわたる活動を行い、団体としての活動範囲をどんどん広げています。
また、所属プロが増えたことに合わせて、多くの所属選手のチャンスを増やすため、タイトル戦を新たに開設するなどより多くのスター選手を輩出する為の試みが行われております。

初代会長の小島は1984年に会長職を辞し、最高顧問となりました。その後、灘麻太郎が30年間会長を務め、2013年4月1日からは森山茂和が三代目会長に就任しています​​。

日本プロ麻雀連盟の主なルールと特徴

連盟公式ルール

  • 一発、裏ドラ、カンドラは採用されていません。偶然役を減らし、技術や戦略に重点を置いた競り合いを目指しています。
  • アガりやめはありません。
  • 沈みウマのルールがあり、終局時の点数が原点から沈んでいるプレイヤーが何人いるかに応じてウマが変動します。
浮きの人数 1着 2着 3着 4着
1人浮き +12 -1 -3 -8
2人浮き +8 +4 -4 -8
3人浮き +8 +3 +1 -12

※同点の者がいた場合、順位点を分ける。

WRCルール

  • 若獅子戦、桜蕾戦の春期、麻雀マスターズ、プロクイーン決定戦などのタイトル戦で採用されます。
  • これらのイベントでは一発、裏ドラ、カンドラを含むルールが適用され、連盟公式ルールとは異なるゲームプレイが展開されます。

これらのルールは、日本プロ麻雀連盟が競技麻雀の様々な側面を反映させるために設定しており、プレイヤーに異なる戦略とスキルを求める設計となっています。

主なタイトル

プロリーグ(鳳凰戦)

現鳳凰位: HIRO柴田
– 1984年創設されたこのタイトル戦は、日本プロ麻雀連盟所属プロのリーグ戦として行われ、団体最高峰のタイトルとして認識されています。前年の鳳凰位保持者とA1リーグの上位3位のプレイヤーが鳳凰位決定戦を行い、その年の鳳凰位を決定します。

女流桜花

現女流桜花: 魚谷侑未
– 2006年に設立された女流桜花戦は、日本プロ麻雀連盟所属の女流プロによるリーグ戦です。Aリーグでの6節を終えた後、成績上位8名がプレーオフに進出します。
プレーオフ終了後の総合成績で上位3名が、現女流桜花を含む4名で女流桜花決定戦を行い、その年の女流桜花を決定します。

十段戦

現十段位: 三浦智博
– 1984年に創設されたこのトーナメント方式のタイトル戦は、連盟所属プロのみが参加可能です。各卓から2名が勝ち上がり、タイトル戦の成績に基づく段位に応じてスタート地点が異なります。十段位決定戦は、準決勝の勝ち上がり4名と現十段位の計5名で競われます。

王位戦

現王位: 三浦智博
– 1973年に創設されたこのタイトル戦は、他団体プロも含むプロ選手や予選を勝ち抜いたアマチュアも参加可能です。規定半荘の得点上位者が勝ち上がる方式で、A級決勝を突破した15名と現王位保持者の計16名が準決勝と決勝を戦います。
これらのタイトル戦は、日本プロ麻雀連盟の競技麻雀界における多様性と高い競技水準を示しています。

桜蕾戦

現桜蕾: 加賀谷春歌
– 2021年に創設された桜蕾戦は、予選初日の段階で29歳以下の日本プロ麻雀連盟所属女流プロのみが参加できるトーナメントです。
年2回開催され、春はWRC世界選手権ルール、秋は連盟公式ルールで行われます。予選上位14名と推薦枠2名の合計16名がトーナメントに進出し、その期の桜蕾を決定します。優勝者は次期から女流桜花Aリーグ、またはBリーグに昇級します。

若獅子戦

現若獅子: 加藤拓海

– 2021年に創設された若獅子戦は、予選初日の段階で29歳以下の日本プロ麻雀連盟所属男性プロのみが参加できるトーナメントです。年2回開催され、春はWRC世界選手権ルールを採用し、秋は連盟公式ルールで行われます。予選上位12名と予選敗退者から推薦枠4名がベスト16進出となり、その後トーナメント方式でその期の若獅子を決定します。優勝者は次期からプロリーグC1に昇級します。

鸞和戦

現鸞和: 矢崎航之介

– 2021年に創設された鸞和戦は、予選初日の段階で30歳以上49歳以下の日本プロ麻雀連盟所属プロが参加できます。ベスト16以降はトーナメント方式を採用。Aリーガーは2次予選から出場し、現鳳凰位はベスト16から出場します。

まとめ

日本プロ麻雀連盟は、日本の競技麻雀界において重要な役割を果たしています。
独自の公式ルールとWRCルールを採用し、多様な競技環境を提供することで、プレイヤーの技術向上と戦略の多様性を促進しています。
さまざまなタイトル戦を通じて、プロ麻雀プレイヤーたちに最高峰の栄誉と競争の場を提供しており、その中で輝かしい成績を収めたプレイヤーたちは麻雀界全体で高く評価されています。
日本プロ麻雀連盟は、これからも麻雀の発展に寄与し続けることでしょう。

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