南浜名湖あそび隊！

南浜名湖は海の産地、この時期潮干狩りが賑わう浜名湖で不思議な茶碗を見つけることがあります。

こう見れば茶碗の底のよう、ほぼ砂でできた不思議な造形をしています。
これは「砂茶碗」と呼ばれる浜名湖に棲むツメタガイの卵塊です。

ツメタガイは浜名湖で「うんない」とも呼ばれています。



ツメタガイは丸い殻を持つ巻貝、この貝はアサリを食害するため、浜名湖名産のアサリの天敵のひとつです。
ヌメリを多く持ちますが丁寧に処理すれば食べることができます。

食べて駆除しようと、舞阪しらすコロッケ販売で活躍する「浜名っ娘クラブ」のみなさんが「ギュットツメタガイ」という佃煮に加工し、えんばい朝市などで販売しています。

また静岡文化芸術大学の学生がツメタガイのレシピを考案・試食会を開いています。



まるで茶碗のような造形の卵塊はほとんどが砂、この中に多くの卵が含まれています。
浜名湖の漁師さんは見つけると持ち帰り、日で干して駆除しています。

潮干狩りで砂茶碗を見つけたら、潮がこないところに揚げ駆除をお願いします。
ひなたで干せばまた砂にかえっていきます。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所　雄踏港の漁師さん
※雄踏港市場のお魚さん
南浜名湖あそび隊！のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。
Facebookでも紹介しています。