丹波 栄蔵

スタッフインタビュー

丹波 栄蔵

人事労務事業部
マネージャー

「経営者の理解者として、社労士には魅力がある」

Q1 なぜ社会保険労務士を目指そうと思ったのですか

最初のきっかけは前職での経験でした。
新卒で就職したのは 飲食業界の 会社で、学生時代にアルバイトをしていた会社に入社しました。お世話になった店長から正社員の試験を受けてほしいと言われ、当初は入るとは全く考えてはなかったですが、飲食業界やサービス業は嫌いではなかったので入社を決めました。飲食業界の中では居酒屋、イタリアン、ファストフードと、業態が違う会社を経験することができました。

入社1年目から店長としてアルバイトやパートのスタッフに関わる過程で、ある時勤め先で傷害事件が起きたのですが、その時に自分自身とスタッフを守るために最低限の法律を知っておくべきだと思ったのが理由の一つです。

また、従業員の労務関連の質問に意見や適切な回答ができるノウハウがなかったことも、このままで良いのか?と考えるきっかけになり、キャリアビジョンを見つめ直すことに繋がりました。迅速かつ明確に質問に答えられないと信用が勝ち取れないと感じましたね。そういったこともあり、社労士の資格を取得を目指しました。

またワークライフバランスについて考えることも、社労士を目指すきっかけになりました。お休みや勤務時間も不定期ですし、継続して働いていけるのか?と懸念がありました。自分自身が今後何をしていきたいかということを考えたときに、サービス業はやはり好きだなという想いがありました。士業の業界も、根本は商人であるなと思いましたし、困っているお客様のサポートを提供するサービスという点は、社労士も飲食業も同じだと考えています。

社労士の魅力は、経営者の方々の気持ちが理解でき、力になれることだと考えています。一般のサラリーマンとして働いていると、なかなか社長と話をする機会は少ないと思います。社長がどういう思いで会社を作っているかということを理解することで自分のマネジメントにも活きますし、教養も身につくと感じています。 会社を経営する方は会社を成長させるために努力してきた方たちが多く、人に苦労を見せない方が多いです。従業員は社長の愚痴をこぼすこともありますが、社長は従業員に愚痴をいうことはできない、上にいけばいくほど孤独になると思いますので、社長が本音を見せてくれる機会に立ち会えるのも社労士の魅力ではないでしょうか。

Q2 汐留パートナーズに入社したきっかけは何ですか

転職活動をする中で、汐留パートナーズの求人を目にしました。当時は他社を見てもワンストップというサービスがあまり存在していませんでしたが、社労士の知識があればお客様に貢献できるかというと、やはり税務や法務も知らないと本当の意味でお客様に貢献できないのではないか?と考えて、ワンストップで知識を吸収させてもらえて、お客様のサポートもできる、自分自身のキャリアアップにも必ず役に立つと思い、汐留パートナーズに入社を決めました。

当時の汐留は、個人事務所ではなくて法人でしたが、グループ全体が設立されて間もなく、若いメンバーがルールをこれから作るという状況でした。その時はまだ人事労務事業部が創設されておらず初期メンバーを募集している形で、セットアップで参加できる機会はあまりなかったので、そこも魅力に感じました。

士業や専門家が集う事務所なので、周りはプライドが高い人が多いのかなと思っていましたが、皆フランクでわからないところは聞けば教えてもらえるし、教育体制にも力を入れているなという印象があるので、日々成長させて頂けているなと感じました。

業界のイメージとしては黙々と静かな雰囲気なのかなという印象が強かったのですが、とても明るい環境です。やる時はやる、騒ぐときは騒ぐというメリハリもついているいい会社だと思います。

Q3 汐留パートナーズではどのようなお仕事をしていますか

担当と確認合わせて70社程関わらせていただいており、お客様が上場したい場合の労務DDなども担当しています。また、東京のメンバーだけではなく、沖縄事務所のメンバーにも業務を担ってもらい、日々業務を連携して行っています。

大きな会社もあれば小さな会社も多種多様で「お金を出すからこの業務をお願い」というお客様もいれば「お金はないけれどすごく困っている」というお客様もいて、課題も多種多様です。規模の小さなお客様が、従業員が増えて大きくなっていく過程を一緒に過ごすことができるので、そういうお客様を見られると本当に成長したんだなと感じてこちらもやりがいを感じますし、私が初めて担当させて頂いたお客様が、継続して担当を私に依頼したいと仰って下さり、今でも関係性が続いていることは本当にありがたいことですし、やりがいを感じます。

一方で、最初の頃はお客様のためを思ってやったことが裏目に出てしまうことが苦しいと感じる時もありました。例えば、お客様の従業員の方から直接お電話を頂き、私が意見したことによってお客様からクレームの電話を頂いてしまったことがありました。その時は、自分が良かれと思ってやることのすべてが成功するわけではないのだなと学びました。私たちは経営・現場両方の味方という立場でご提案しないと、どちらかの不利益を招く結果となります。結果、弊社のイメージにも迷惑が掛かります。そのあたりのリスクヘッジやバランスは当時苦労しました。また、士業なので担当者が変更になるケースもあるのですが、前の担当者はこうだったよと比較されると後任が非常に苦労することになります。誰が担当になったとしてもある程度のニーズにお応えできるという形にしておく必要があるので、法人全体のサービスにばらつきが出ないようにすることも大切だと思っています。

Q4 汐留パートナーズで今後成し遂げたいことは何ですか

社労士以外の知見を得たいと考えていて、具体的には、ダブルライセンスで何か他の士業の資格を取得したいと考えています。

汐留パートナーズはワンストップサービスなので、お客様の中では「これは社労士さんに聞けばいいよね」「これは税理士さんに聞けばいいよね」という判断はないので、「とりあえず丹波さんに聞こう」となったときに、ある程度包括的にアドバイスができるようになりたいと考えています。そこで信頼を勝ち取れますし、お客様にとっても非常に有益だと考えています。

今ですと、会社の上場支援を学ぶようにしていてIPO検定、IPOコンサルタントの2級を無事取得することができまして、次は上級を受ける予定です。

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