【基礎知識】ニジイロクワガタを知る!

この記事では、ニジイロクワガタについて

いろんなことを書いています。

ニジイロクワガタに興味をお持ちの方

飼育にチャレンジされる方など

参考になると思います。

 

ニジイロクワガタを実際に飼育していますので

多くは、その実体験の中からお伝えします。

2020年に幼虫を手に入れて

2021年春に成虫になったものが秋に産卵できましたので

2022年の1月から幼虫で飼育中というところです。

今その幼虫のメスが羽化してきています。

まだ初めて2代目ということになります。

 


少ないデータでしかありませんので細かいことは公表できませんが、楽しく飼育されたいという範囲で参考にしていただける内容でお伝えします。

 

特徴

見た目

オーソドックスな色
紫っぽい色

色虫系と呼ばれています。見た目にタマムシのように本当に虹色という名前がぴったりの虫ですね。

雄と雌の特徴

 顎(アゴ)

オスは大きくなればなるほど顎が大きくりっぱになります。

顎の形は同じようで少しずつ個体によって違いがあります。

前にまっすぐ伸びているものもいれば

Vの字に伸びているもの

Vの字だけれども反りが強いもの弱いものと様々です。

大型を狙って飼育される場合はまっすぐ前に伸びるタイプの個体を

選んで飼育される、なんてこともあるようです。

とにかくこのアゴの形は独特で他のクワガタには

なかなかない形です。

唯一似ているのは、原産国、生息地が近い

パプアキンイロクワガタくらいです。

 

メスにはほとんどアゴについては変化があるようには思えません。

他のメスと同じく小さくなっています。

昆虫で言うところの胸の表面と羽の部分に小さな穴のような模様が見えますか?

これがメス特有のもので見分けポイントです。

動き

ニジイロクワガタは

他のクワガタとは違った性質を一つ持っています。

これまでいくつかの種類のクワガタに触れましたが

独特の特徴があります。

 

それは「横に向けて動くことがある」です。

いわゆる「蟹歩き」のような動きです。

ただし、ずっとそういう歩き方をするわけではなく

ケースから何か移動させるときなどに

ちょっとつまんで手に載せて

みたいなことをするときに

ささっと逃げる動作で

横移動することがあるのです。

だからどうしたという感じですが

実際に飼育されたことがある人なら

このことくらいに気づいているはずなのですよね。

 

でも驚くほどこんなことはどこにも書いていません。

あ!っと気づくはずなのですけどね。

 

パプアキンイロクワガタも同じような動きをします。

 

怖さ

またニジイロクワガタはアゴで指を挟むということを

ほとんどしてきません。

普通に扱う範囲ではおそらく挟まれる心配を

する必要はないです。

挟まれても痛くありません。

それが子どもでも取り扱いしやすいので

人気のひとつになっているのかもしれません。

 

足のトゲが痛い

ニジイロクワガタは見た目の形が

国産カブトに似ています。

 

体が分厚いのも大きな特徴です。

そして国産カブトに似て

足についているトゲトゲが

とっても鋭いのです。

 

羽化したてのものを不用意に取り扱いますと

そのトゲトゲした足で掴まれてしまいます。

 

これがなかなかの痛さです。

サイズの小さいものでも

爪の間などにひっかかると

下手をすると血がでますよ。

 

すんなり放してくれませんので

十分にご注意をしてください。

子どもさんが触るときは

軍手か何か、手を保護するためのものならなんでも良いので

何かつけるべきかも、です。

 

飼育難易度が低い

クワガタの種類によっては

その生息地の特質から厳密な空調管理が

必要なものがあります。

しかしニジイロクワガタについては

個体差はあれど、ほとんど普通に管理なしで

飼育することが可能です。

 

京都の底冷えする冬も

真夏の暑さも成虫になれば

とにかく人間が生活していける範囲の

環境でなら死んでしまうほどのことには

ならずに済んでいます。

 

ただし幼虫は少し様子が違います。

また別途お伝えします。

 

寿命について

これは本当に個体によって様々と言えます。

それでも平均的に見てみると

2020年の秋に羽化したオスが

つい最近☆ってしまいましたが

丸2年くらいは生きていてくれました。

このメスはきれいに元気に出てきましたが

産卵できない個体だったようです。

それでも1年くらいは元気に生きていました。

 

大きさ

私の手元の個体でこの記事のトップの画像のものが58.9㎜でした。

幼虫の時の3回目の瓶交換で12g台でした。

厳密な管理などはできませんので

12gの時がマックスだったのかどうかは不明です。

 

しかし世間には幼虫の段階で30gを超える個体が

あるようです。

先にも少しお話しましたが

ニジイロクワガタは体全体が他の、特に国産のクワガタに比べて「分厚い」のです。

国産カブトムシとよく似た感じです。

 

オオクワガタとは少し違います。

今どきのトップクラスのオオクワガタは90㎜台にまで

なってきていますが

幼虫を40gまでにしてしまうと

生きて出てきてくれないことが多いらしく

30g台にわざと落として羽化を狙うようです。

 

私の場合はぜんぜんそこまでのサイズではないのですが

オオクワガタで30gあればサイズは80㎜を狙えますが

ニジイロクワガタは幼虫が30gあっても

そこまでの大きさにはなってくれません。

ギネスというか記録としてはまだ60㎜台後半ということです。

 

飼育中の所見

成虫になった後は特に温度管理をしていません。

日に当てるということさえしなければ

30度を超えている気温でも

それが原因で死んでしまうということは

どうやらないようです。

ただし、けっこう繊細な感じはします。

 

エサ切れだけはしないように気を付けています。

その他特別、気を付けるべきことというのは感じません。

産卵について

私はまだ一度に多くのペアリングをしたことはないです。

その中でも1匹はすんなりと成功しました。

 

もう一匹のメスはペアリング自体は目視で確認できましたので

成功しているはずなのですが

産卵はしてくれませんでした。

 

個体によってやはりそういったことは

あるということです。

 

産卵に使ったケースはコバエシャッター(中)ですが

50~55個くらいの産卵ができました。

ただただ割り出しの動画ですが

実際に確認していただけるので

参考にはなると思います。

 

他の方を調べても結構同じくらいの数を

確保されているようですので

普通くらいと見てよいでしょう。

そこまでの数がいらないということであれば

もう少し小さ目のケースにするか

ケースの外から確認できた時点で

親を抜いてしまうかですね。

 

もし少ないなと感じられたら

また再セットすれば素直に産んでくれるはずです。

羽化について

羽化の順番

やはりメスが先に羽化します。

ニジイロクワガタも他のクワガタと同じように

例外なくメスが先と考えてよいと思います。

 

しかし基本的に長生きなので

オスを待つ間にメスが全滅!

みたいなことにはまずならないでしょう。

2か月くらいは待つ必要があるかもしれませんが。


 

羽化率

私は今回かなり無理をしましたが

50匹以上の卵を手に入れてしまいましたので

困りました。

 

かといって売るのかとなると

やはり初めての経験なので

勿体ないなと感じましたので

スペースがかなり厳しかったのですが

産卵セットを開けて

大きく育っているものを優先して

小分けにしていき

ヒラタケ菌糸やカワラ菌糸やらマットやらに

いろいろ分けて。

 

初めてニジイロクワガタの幼虫を手にして

羽化させられたのは

正確には忘れましたが

7匹くらいのうちの3匹のみでした。

季節を少し進めてからまた手に入れた分8匹?は

もう羽化までは結構いけたのに

結局4匹のみが生き残りました。

今回の50匹オーバーの分ですが

すでに10匹は☆っています。

 

ほとんど同じ環境においているはずですが 

全然大きくなってくれないものとか

かなりの確率でありますよ。

 

後半はほとんどをマットに切り替えていますが

外から見ているだけでも

「ああこれはだめか」とわかってきます。

 

マットの水分量などが問題なのかもしれません。

はたまた累代が進んでいるのかもしれませんね。

つまり今のところ半分よりはいい、くらいの感じでしょうか?

これは私の課題です。

 

最新分の羽化した個体の紹介

まとめ

他のサイトで記述されている内容をみますと

びっくりするくらいヤバイ内容のものがあり

これはダメだろ!というものが

平気で検索上位で見つけられます。

 

そう思って、いてもたってもいられず

私のようにまだ全然経験が少ない者の目で見ても

素人同然のことが書いてあるのがわかります。

 

他にも文章の最後がほぼすべて

「、、、だそうです。」

「、、、、ということです。」

「、、、、のようです。」

いくら記事を書いて広告で金儲けをしたいにしてもですよ。

完全に伝聞やんw

 

他にもクワガタ飼育に

「止まり木」を入れるとかw

転倒防止材じゃないんですよ

「止まり木」ですよwww

最近はカブトムシですら

必須ではないもののはずですよ。

 

あなたは騙されないでくださいね。

いくらなんでもっていう内容ですが

検索して上の方にあって

きれいに文章やらサイトの体裁が整っていたら

ついつい本当のことが書いてあると

思い込んでしまうじゃないですか。

 

私もわからないことや知らないことがあれば

情報をとりにいきますが 

今一番信用できるかなと思うのは

フェイスブックのグループで

「クワガタ飼育伝」があります。

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ここで毎日少しずつでも

いろんな方の書き込まれることから

勉強できるネタがたくさんあります。

これは無料でとれる情報として

ネット上では私の知っている範囲で

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興味のある方はどうぞ。

 

私もまだまだ駆け出しのブリーダーですので

がんばって勉強していきます。

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