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仙台市役所食堂で恒例企画「学校給食フェア」 県産食材使った日替わり献立

仙台市役所本庁舎地下1階の食堂で行う恒例の「学校給食フェア」(昨年の様子)

仙台市役所本庁舎地下1階の食堂で行う恒例の「学校給食フェア」(昨年の様子)

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 仙台市内の学校給食メニューを日替わりで提供する「学校給食フェア」が1月15日から、仙台市役所(仙台市青葉区国分町3)本庁舎地下1階の食堂で開催される。

昨年提供された献立の一例

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 現在、小学校・中学校・中等教育学校(前期課程)・特別支援学校・定時制高校の186校で単独調理校方式、共同調理場方式および親子方式による完全給食を行っている仙台市。市教育委員会は2013(平成25)年度から、食育と学校給食への関心を高め市民に理解を深めてもらおうと、1月24日~30日の「全国学校給食週間」に合わせて学校給食フェアを開いている。

 今回のテーマは「地域とあゆむ学校給食」。市健康教育課給食事業係の職員は「仙台市では、太白区坪沼で生産されている太白太ねぎや、若林区井土地区で生産されている井土ねぎなど、地域の農家で生産されている野菜を学校給食に取り入れている。給食フェアでも地域の農家から野菜を納品していただき、県産の食材をたくさん使ったメニューを提供する」と話す。

 献立の内容は次の通り。15日(生出小)=ご飯、五目厚焼き卵、太白太ねぎたっぷりすき焼き、小松菜の仙台みそあえ、果物、16日(榴岡小)=つつじおこわ、鶏ささみのレモン風味、白玉入り雑煮、菜の花入りおひたし、果物、17日(荒巻学校給食センター)=ご飯、県産味付けのり、銀ザケの塩焼き、雪菜のおひたし、うーめん汁、フルーツゼリー、18日(六郷小)=食パン、りんごジャム、鶏肉と井土ねぎのクリーム煮、ヒジキのサラダ、ポップビーンズ、果物、19日(小松島小)=麦ご飯、県産味付けのり、サバのトウバンジャン焼き、つぼみ菜と茎ワカメのおひたし、おくずかけ、果物。いずれも牛乳が付く。学校給食の雰囲気を感じられるようにと、おかずや汁物は学校で実際に使っている食器や容器で提供する。

 同時期の恒例企画として毎年幅広い年代が来場し、連日早々に完売する。担当者は「当時の給食を回想しながら楽しんでいる様子で、『毎日このような給食を食べている子どもたちがうらやましい」『栄養バランスや食品数の多さが素晴らしい』という感想をもらっている」と話す。

 期間中、学校給食を通じた食育の取り組みも展示する。「食に関する知識や望ましい食習慣、地産地消や伝統的な食文化について理解を深めることができるようにさまざまな工夫を凝らしている。食べて、見て、現在の学校給食を知ってもらえたら」と呼びかける。

 提供時間は11時から。価格はいずれも600円。各日限定75食。今月19日まで。

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