マリーゴールド・ホテルで会いましょう 映画の英語の名言、セリフ、あらすじ(ネタバレ)
THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL (2011)
マリーゴールド・ホテルで会いましょう
インドで老後を過ごそうと、はるばるやってきたイギリス人の7人の高齢者たちの物語です。
彼らが慣れない環境に戸惑いながらも、新しい生活に適応しようとがんばる姿に励まされます。
何歳になっても挑戦することが大事なんですね。
名言も多く、心に染みました。
映画のあらすじ(ネタバレあり)
インドで老後を過ごすためにイギリスからやってきた、7人の熟年の男女。
なぜインドなのかというと、広告のエキゾチックな写真と、
「高級リゾートホテルで、ゆったりした豊かな時間を過ごしませんか?」という宣伝文句に誘われてしまったため。
でもいざ実際にインドへ来てみたら、高級リゾートホテルとは名ばかりの、廃墟のようなボロい建物が待っていました。
唖然とする7人。
町は人が多くて喧騒にみちているし、食べ物は合わない。
とても想像していたような優雅な老後を過ごせそうにありません。
そんな彼らが驚き戸惑いながらも、現地での生活に順応していく様子がユーモラスを交えて描かれています。
英語の名言、セリフ
イギリス人のうちの1人、イブリンという女性の日記が物語のナレーターのような役目を果たしています。
インドへ来て戸惑っていたイギリス人たちですが、3週間も過ぎた頃、ようやく現地の生活にゆっくりと慣れ始めます。
「慣れてきてから初めて、その豊かさがわかるようになる」とイブリンは書きます。
イギリスでの過去を懐かしみ、恋しがっていても、戻って来るわけじゃない。
イブリンの日記の言葉です。
long for ~ ~を切望する
withdraw 引き下がる
「現在だけが今をつくるのだ」
手持ちのお金が少なくなってきているイブリンはインドでの仕事を探し、前向きに新しい生活に適応しようとします。
その姿勢に共感しました。
他の仲間たちも、新しい環境に馴染むことのできる人もいれば、中々できない人もいます。
彼らの抱える問題や、事情は様々です。
そんな彼らの物語が群像劇風に、並行して描かれます。
マリーゴールド・ホテルの若い支配人・ソニーが個性的なキャラクターでした。
彼はオンボロのホテルをなんとか一流のホテルに仕立てようと、一人で奮闘してがんばっています。やる気だけは人一倍の青年。
そのソニーのモットーのセリフです。
能天気なようにも聞こえますが、奥の深い言葉だと思いました。
さらにソニーのセリフをもうひとつ。
ソニーの母は、彼が一流ホテルを作りたいというのを夢物語だと言い、建物を売ってしまおうとします。
ソニーはそんな母に向かって必死に訴えます。
unless ~でなければ
「初めに夢を見なければ何も起こらない」
このセリフも良い言葉だなあと思いました。
この若いインド人の青年の夢に、イギリス人たちが共感し、1人の女性は協力を申し出ます。
そして一緒にマリーゴールド・ホテルを創っていくことになる。
その女性は初めは一番インドに拒否反応を起こした人なのです。
この展開にも心が温まりました。
この映画の主人公たちのように、高齢になってから全く違う環境に飛び込むことは、すごく勇気を必要とすることだと思います。
年をとればとるほど、挑戦して失敗することを恐れるようになる。
でもイブリンは日記にこう書きます。
failure 失敗
「唯一の失敗とは挑戦しないこと」
この言葉が心に残りました。
さらにイブリンはこう続けます。
この言葉も身に染みます。
イブリンたちは、あえて冒険をして人生をさらに新鮮に楽しもうとしています。
年をとっても老け込むことのない、その姿勢に憧れます。
数々の名言、名セリフとともに、私も自分自身の人生をしっかり生きようという元気と勇気をもらいました。