About us SBI金融経済研究所について

Message 理事長メッセージ

SBI金融経済研究所は、2021年4月に次世代・デジタル金融を調査研究するシンクタンクとして、設立されました。設立に際しご支援を頂戴した方々に、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

当研究所では調査研究や政策提言を通じ、デジタルアセットの活用による次世代・デジタル金融の推進に貢献していきたいと考えております。2008年に誕生したDLT(分散型台帳技術)やブロックチェーンといった新たなテクノロジーは成熟期を迎えつつあり、金融を中心にあらゆる分野で社会実装が求められています。SBIグループは1999年の設立以降、SBI証券や住信SBIネット銀行などにおいて、日本におけるインターネット金融の可能性を切り開いてまいりました。近年では、Fintech分野にも注力しており2020年に国内初のSTO(Security Token Offering)を組成するなど、テクノロジーの進化に応じた新たなビジネスフィールドの拡大に取り組んでおります。このような流れをふまえ、ビジネス面だけではなくアカデミア等との連携をより強化し、日本社会全般の次世代・デジタル金融への対応に更に深く関与していくため、今般SBI金融経済研究所を設立いたしました。

SBI金融経済研究所では、次世代・デジタル金融を中心とした金融・経済・制度・テクノロジー等の調査研究を推進すると共に、アカデミア等と連携し、官公庁への政策提言やFintechリテラシーの向上に資する各種情報発信を積極的に行っていく予定です。日本社会の更なる発展や国際競争力確保との観点より、アカデミアの知見から得た洞察やSBIグループにおける実務の蓄積を最大限活用し、新たなテクノロジーによる社会包摂の推進に寄与していく所存です。

よりよい社会の発展に少しでも貢献するよう努めて参ります。皆様の更なるご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

SBI金融経済研究所 理事長 政井 貴子

Leadership 理事のご紹介

  • 名誉理事長

    竹中 平蔵

    1951年生まれ。一橋大学卒業、博士(経済学)。ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て慶應義塾大学名誉教授。小泉内閣の経済財政政策担当大臣、金融担当大臣、総務大臣などを歴任。世界経済フォーラム(ダボス会議)理事などを兼職。
  • 理事長

    政井 貴子

    1965年生まれ。トロント・ドミニオン銀行、クレディ・アグリコル銀行、新生銀行などにて金融市場関連業務を推進し、新生銀行初の女性執行役員に就任、日本銀行審議委員に任命される。
  • 理事

    山﨑 達雄

    1957年生まれ。東京大学法学部卒。大蔵省(現財務省)入省。金融庁参事官、財務官などを歴任。15年退官後、国際医療福祉大学特任教授、SBI大学院大学教授などで国際金融情勢を分析。
  • 理事

    土居 丈朗

    1970年生まれ。93年大阪大学卒、99年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。東京大学社会科学研究所助手、カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員などを経て慶應義塾大学経済学部教授。政府税制調査会、行政改革推進会議、全世代型社会保障構築会議、財政制度等審議会などの委員を兼職。近著に「平成の経済政策はどう決められたか」。

Researcher 研究員のご紹介

  • 研究主幹

    副島 豊

    1966年生まれ。京都大学卒、90年日本銀行入行。調査・市場・決済・プルーデンス・クオンツ・国際部門ほかフィンテックセンター長や金融研究所長を歴任。90年代よりAI、ビッグデータ、ネットワーク分析など様々な先進的手法を中央銀行リサーチに導入。金融システムレポートほか代表的なレポートを創刊。BIS・グローバル中央銀行活動のエキスパートメンバーとして金融規制策定や市場モニタリング、CBDC等に関する国際会議に参加。
      
  • 研究主幹・チーフエコノミスト

    増島 稔

    1964年生まれ。東京大学経済学部卒業、ノースウェスタン大学M.A.、埼玉大学博士(経済学)。86年経済企画庁(現内閣府)入庁、外務省審議官(経済局、国際協力局担当)、内閣府政策統括官(経済財政分析担当)、同経済社会総合研究所長などを歴任し2023年退官。その間、経済財政政策の企画立案、そのための調査研究に従事。専門はマクロ経済、経済政策、財政・社会保障論。著書に『アベノミクスの真価』(中央経済社、共編著)、論文に「最近の経済構造変化が景気変動にもたらしている影響」(「経済分析」第208号)など。埼玉大学大学院客員教授。
  • 特任研究員

    山沖 義和

    1958年まれ。慶應義塾大学卒。1982年に大蔵省(現・財務省)入省。金融庁、経済産業省、厚生労働省、預金保険機構、在イタリア日本国大使館等への出向を経て、2009~12年・15~24年に信州大学学術研究院社会科学系教授。17~22年には社会科学系長・経法学部長(大学院経済・社会政策科学研究科長を兼務)に、20~22年には大学院総合人文社会科学研究科長に就任。09年から財務省財務総合研究所上席客員研究員を、22年からSBI金融経済研究所顧問を兼務。研究テーマは地域銀行勘定系システム、暗号資産を含むデジタル金融資産など。23年からSBIFERI主催の「次世代金融インフラの構築を考える研究会」の座長を務めている。
  • 主任研究員

    中山 靖司

    1964年生まれ。東京工業大学(院)経営工学修士。88年日本銀行入行。主に情報セキュリティや電子決済関係の実務及び調査・研究に従事し、96年日銀におけるCBDC研究の先駆け「日銀-NTT方式」電子通貨を研究・開発。東京大学先端経済工学研究センター(現在先端科学技術研究センターに吸収)助教授、FISC調査部長等を歴任後、日銀金融高度化センターで「IT(AI)を活用した金融の高度化に関するWS」(全10回)を企画し座長を務める。特許「発行機関分離型番号登録式電子現金方法および利用者装置」他。
  • 主任研究員

    村松 健

    1973年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。96年日本興業銀行(現みずほ銀行)入行し、業務部、証券部、みずほ証券等で勤務。特に証券関連制度調査を中心とした証券関連業に約15年従事し、社債市場、証券決済制度、税制やアジア債券市場育成といったテーマの調査に係る。著書に『銀行実務詳説 証券』(金融財政事情研究会、2011)、『NISAで始める「負けない投資」の教科書』(東洋経済新報社、2014)、『中国債券取引の実務』(金融財政事情研究会、2017)(すべて共著)がある。

Research groups 研究会のご紹介

当研究所ではアカデミアの有力者や若手研究者と連携し、Fintech研究会やグローバル金融市場研究会、次世代金融勉強会を定期的に開催しております。

グローバル金融市場研究会

主幹
山﨑 達雄(SBI大学院大学教授、元財務官)

Fintech研究会

主幹
藤本 守(SBIホールディングス 執行役員 ブロックチェーン推進室長 兼 SBI R3 Japan 代表取締役CEO)

次世代金融勉強会

座長
土居 丈朗(慶應義塾大学経済学部教授)