絶叫「ナムヤー」響く 薬師寺で花会式 31日夜に結願
2016年03月30日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
薬師寺(奈良市)の金堂で現在、営まれている修二会「花会式」は1日6度の行が勤められ、熱気に満ちた祈りの声が堂内に響き渡っている。
25日に始まった花会式は、色鮮やかな造花が飾られた堂内で練行衆たちが「初夜」や「後夜」「日中」などの行を営み、過ちを悔い改めて人々の幸福を祈願している。
「ナムヤー(南無薬)」。本尊・薬師如来の前では、各法要を先導する時導師が体を反らせてこう絶叫。堂内は祈りの力に満ちる。
初夜では練行衆の最高位、大導師(村上太胤副住職)の作法が行われ、途中、咒師(加藤大覺録事)が刀を手に駆け巡って邪をはらう作法も。結願の31日夜には鬼追い式も行われる。
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