国頭村北国小で4年ぶり1年生 県内各地で入学・始業式


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新入生の玉村美華さん(右から3番目)と北国小全校生徒=8日、国頭村字宜名真の国頭村立北国小学校

 【国頭】休校中の学校を除く県内の全小中高校と特別支援学校で始業式が開かれた8日、一部の小中学校と大半の高校、特別支援学校では入学式が開かれた。
 国頭村立北国小学校では4年ぶりに入学式も開かれ、新1年生の玉村美華さん(6)が入学した。

式には父母や親戚、宜名真や辺戸の地域住民ら11人が出席し、地域を挙げて祝った。
 玉村さんは少し緊張した表情で「1年生頑張りたいです」とあいさつした。在校生と一緒に「一年生になったら」を歌う場面では笑顔を見せ、上級生たちに囲まれて、元気いっぱいに歌った。川口正一校長は「お兄さんお姉さんもいて、楽しい北国小です。野菜作りや一輪車演技、勉強もたくさん頑張ってください」と激励した。
 母親の玉村真奈美さん(49)は「美華はずっとこの地域で育ってきた。不安もあったが(他校との)交流行事も増えて安心している。地域みんなで育てるという環境の中で元気に育ってほしい」と話した。
 同校は4月から2年生と4年生の児童2人が新たに転入し、全校生徒6人となり、9年ぶりに3学級となった。県教育庁によると、小中学校の入学式のピークは9日。