県警は1日から来年1月3日までの間「年末・年始総合警戒」として、飲酒絡みの事件事故や暴力団員等による不法行為など各種犯罪抑止対策の強化を進める。那覇市の県警本部で1日、開始式が開かれた。
県警によると、2023年11月末時点で県内の刑法犯認知件数は、速報値で8332件(前年同期比2194件増)で大幅に増加している。中でも街頭犯罪が増加傾向にあり、自転車盗は1331件(同616件増)、オートバイ盗が302件(同170件増)と窃盗事案が全体の6割超を占める。
開始式で宮城貴生活安全部長は「防犯ボランティアや関係機関、団体と連携を密にし、犯罪抑止対策に各部門一体となって、取り組みを強化したい」などと訓示した。