沖縄電力グループのリライアンスエナジー沖縄の金城忠樹社長らは11日、琉球新報社を訪れ、サンエー浦添西海岸パルコシティの省エネルギー・省CO2(二酸化炭素)に関する取り組みで2022年度に経済産業大臣賞、本年度は環境大臣賞を受賞し、2冠を達成したと報告した。県内企業受賞はどちらも初めて。
同社は、竹中工務店と共同で、パルコシティにエネルギー効率の良い照明や空調設備を導入したほか、太陽光や地中熱を活用したシステムを構築した。同規模の商業施設に比べて年間一次エネルギー消費量が約40%削減できたという。
こうした取り組みが評価され、22年度は省エネ活動の点から「省エネ大賞」で最高位の経済産業大臣賞、本年度は気候変動緩和への貢献を評価する「気候変動アクション環境大臣表彰」で11月に大賞を受賞した。
金城社長は「環境を大切にしながら、本業に集中してもらうことがサステナブルな省エネとなり、沖縄の発展にもつながる。エネルギー供給の部分で支えていきたい」と語った。
(玉寄光太)