紅ズワイガニとズワイガニとの違いは? 味・値段・産地を知る


世界中のみんなが大好きな「カニ」。とくに、日本人やフランス人がカニ好きとしても知られています。

カニと言えば、どんな種類を思い浮かべますか。実は日本近海だけで1,000種類以上のカニがいます。その中で“キングオブクラブ”と言えば、松葉ガニ、越前ガニとも呼ばれる本ズワイ(ズワイガニ)、紅ズワイガニではないでしょうか。

タラバガニと答えたあなた、残念。

タラバはヤドカリの仲間です。さあ、冬の日本の味覚“紅と本ズワイ”の違い、また味や値段、産地を覗いていきませんか。

 

 

紅ズワイガニとズワイガニの特徴と違い

まず気を付けてほしいのは、ベニガニも本ズワイも市場価値があり、好まれて食べられているのは「雄」です。メスはオスの半分ほどの大きさで、セコガニ、セイコガニ、香箱ガニ、メガニ、親ガニ、コッペガニなどと呼ばれ、甲羅の中の味噌と内子と呼ばれる卵が食べられていました。

本記事では、オスについて紹介していきます。

 

生物学的な違い

ズワイガニ(頭矮蟹・楚蟹)

本ズワイガニの特徴

  • 別名:松葉ガニ、越前ガニ、間人ガニ、加納ガニ、隠岐松葉ガニ、本ズワイ、ズワイ、ヨシガニなど。※地名で名前が変わる物があります。
  • 甲幅:約15cm前後。脚を広げると約80cm
  • 生息域:水深200~600m
  • 分布(代表的な産地):ベーリング海、チリ沿岸、アラスカ沖、日本海(新潟県・山形県・福井県・石川県・鳥取県、兵庫県)など
  • 漁法;底曳き網、カゴ漁

 

紅ズワイガニ(紅頭矮蟹・紅楚蟹)

紅ズワイガニの特徴

  • 別名:ベニガニ、香住カニ 甲幅:約15cm前後。脚を広げると約80cm※本ズワイと同程度の大きさですが、変化の少ない深海に生息しているため、成長するのに長い年月が必要です。ズワイガニのような1キロを超えるサイズはそうそう漁獲されません。
  • 生息域:水深400~2,700m※1,000m~2,000mを中心に生息
  • 分布(代表的な産地):太平洋、オホーツク海、北海道、日本海(新潟県・山形県・鳥取県・福井県・石川県、兵庫県)など
  • 漁法:カゴ漁

 

紅ズワイガニとズワイガニの市場価値

紅ズワイガニの身入りと旨さ

生物学的に見ると、サイズも同じで生息している水深が大きく違うだけで、さほど差がないようですが、一目瞭然の違いがあります。

紅ズワイガニはその名の通りに、茹でたような甲羅の赤さが特徴です。 また、ズワイガニに比べて殻が薄いので食べやすいです。

そして、”紅ズワイガニは“コストパフォーマンスが高い”と言えます。

11月初旬の禁漁期明けのズワイガニの初競りはニュースにもなりますよね。 越前ガニなどの有名なブランドズワイガニは初競りで100万円(5匹)を超えることも珍しくはありません。

また、平常時でも1キロを超える活(生きている)の大物は、一杯で2万円を超える場合もあります。

一般的に流通するズワイガニに比べて紅ズワイガニの値段は10分の1~5分の1ほどの安さです。

 

 

紅ズワイガニとズワイガニの味の違い

ズワイガニも紅ズワイガニも鮮度が非常に落ちやすいので、鮮度がいい状態で丁寧に茹で上げ冷凍されているものであれば、甘みの強さを思う存分、同様に楽しめます。外国産など処理の悪い紅ズワイガニは水っぽくなるので、注意が必要です。

しかも、カニ味噌の多さ、濃厚さで言えば、品質の良い紅ズワイガニでしたら負けていません。そして、紅ズワイガニは殻が柔らかい分、お子さまにも食べやすいメリットがあります。確かに松葉ガニなどブランド名を冠した本ズワイは箔があり、旬の本ズワイガニは高額なのも納得の旨さです。どちらも、冬(11月~1月)の旬の時期には、例えようのない身の甘さを楽しめます。

ブランドなど付いている物とそうでない物であれば、固定観念を捨てて食べるのは難しいかもしれませんが、きちんと処理された紅ズワイガニは、お世話になった方へのお歳暮やお中元にも自信を持って贈ることができるカニです。

お歳暮の定番「カニ」 喜ばれるカニギフトは国産がおすすめ

お歳暮や冬ギフトの定番と言えば、「カニ」です。ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニなど美味しい「カニ」を贈れば喜んでもらえること間違いなしですよね。

しかし、近年、国産カニの漁獲量が減ってきています。 輸入に頼っているのが現状です。これから劇的にカニの漁獲量が増えていくことは考えにくいものです。でも、どうせ贈るならキチンとした処理で鮮度を保っている国産ガニが安心ですよね。外国産のカニは、いい加減な処理で「水っぽい」、もしかしたら「スカスカの身が混じっている」のではと心配です。

お歳暮や冬ギフトに重宝されるカニですが、最近、「訳アリ」や「激安」とうたった通販が増えているようです。しかし、「期待を裏切られた」、「とてもじゃないが食べられなかった」などと残念な口コミが飛び交っています。

多少の値段の差なら、品質のいいカニが贈り物として最適です。

また、カニを贈るなら、贈り先との関係性と予算に応じて選ぶ必要があります。

  • 親しい友人や親戚など、手頃な予算でカニを贈って食べてもらいたいと考えた場合・・濃厚な味噌も楽しめる国産の紅ズワイガニ
  • 特別な方への贈り物で、高額でも喜んでいただけるカニと考えた場合・・国産の本ズワイガニ

 

というような選択肢になるかと思います。

どちらにしても、お歳暮や冬ギフト用の国産カニは品薄になるのは確実なので、早めの予約がおすすめです。

 

また、新潟県で水揚げされる本ズワイガニは、有名産地のブランド蟹と比較して負けず劣らずの美味しさにもかかわらず、お値段はずっとお得で近年注目度が急上昇しています。

漁師直送昭和丸では、新潟県村上市山北寝屋漁港で水揚げされた本ズワイガニを期間限定で産地直送させていただきます。

最上級の活きた本ズワイガニと、ご家庭で気軽に食べられる訳あり本ズワイガニとそれぞれ対応しています。

特に訳あり本ズワイガニは、高い評価と驚異的なリピート率を誇ります。

獲れたての生の状態で届きますので、茹でるなどの調理の手間はかかりますが、本格的な国産本ズワイガニを通常ではありえない安い値段でお取り寄せ可能です。

 

 

 

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