横浜「山下公園」のみどころやフォトスポットを徹底解説!春秋のバラ園の見頃やグルメ情報も

横浜「山下公園」のみどころやフォトスポットを徹底解説!春秋のバラ園の見頃やグルメ情報も

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横浜を代表する観光スポットのひとつ、山下公園。海沿いに広がる園内にはさまざまなみどころがありますが、毎年5月中旬〜6月上旬、10月中旬〜11月上旬は約160種1900株が咲き乱れるバラのシーズンでもあります。今回は、そんな山下公園のみどころやフォトスポットなどを徹底解説!

Summary

潮風が心地いい歴史ある公園「山下公園」って?アクセスは?

みなとみらい線元町・中華街駅4番出口から徒歩3分。500店舗以上が集まり、活気のある横浜中華街とは反対の方向へ歩いていくと見えてきます。同じくみなとみらい線日本大通り駅からは徒歩4分、馬車道駅からは徒歩10分、JR・横浜市営地下鉄ブルーライン関内駅からは徒歩20分と、みなとみらい周辺の駅からはどこも徒歩圏内でアクセス可能。

園内は西はみなとみらい方向へ、東は山手・元町方向へと海に沿うよう横長に延び、その長さは約700m。海沿いを歩くだけで、心地いい風を感じられる広々とした臨海公園です。

そんな山下公園ですが、開園は昭和5年(1930)。関東大震災で崩壊した横浜市内のがれきを使って、海だった場所を埋め立てて造られました。震災からの復興のシンボルとしての意味合いももち、昭和10年(1935)には復興記念横浜大博覧会を開催。海に作った船溜まりにクジラを展示するなど、かなりの盛り上がりを見せたといいます。

園内からは2023年3月31日(金)まで山下ふ頭でオープンしている「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」もチラリ。

園内には海沿いに沿って延びる整備された歩道があり、ジョギングや犬の散歩を楽しむ人、またベンチに座ってぼーっとしている人など、思いおもいに過ごす人々の様子を見ることができます。

ベンチからは横浜港の壮大な海やみなとみらいの景色、横浜ベイブリッジといった絶景をひとり占め。最高にぜいたくな空間です。

写真のような木陰にあるベンチもあるので、横浜中華街でテイクアウトした商品をここでいただくのもおすすめ。開放的な空間での食事は、密を気にすることなく楽しめるので安心です。

360度バラ、バラ、バラ!春と秋が見頃の「未来のバラ園」

山下公園は、横浜のバラの名所としても有名なスポット。バラは横浜市の「市花」に定められていて、毎年5・6月には山下公園を含む市内各所を舞台としたバラの街歩きイベント「横浜ローズウィーク」が行われるほど、横浜のシンボルとして人々に愛されています。

山下公園のバラの見頃は毎年5月中旬〜6月上旬、10月中旬〜11月上旬。園内にある「未来のバラ園」は、約5500㎡の広さの空間に色とりどりのバラが咲き誇り、360度見渡す限りのバラに囲まれるという体験ができる癒やしの空間。中央部に白いバラが、周囲にはビビッドな色彩のバラが植栽されています。

写真は「ローズゲート」の「アルバ・メイディランド」
写真は「ローズゲート」の「アルバ・メイディランド」

山下公園のバラの歴史は、開園のころに寄贈されたバラを植えたのがきっかけ。以来、古くから受け継がれている品種を中心に、宿根草や一年草のような四季折々に咲く花が植栽されているので、バラのシーズン以外でも楽しむことができます。また、アーチ状にバラが咲く「ローズゲート」や、バラのタワーのような高さのある「ローズポール」が立体感を生み出しているのも特徴。

こちらの真っ赤なバラは「キャンディア・メイディランド」。日本のイノバラのように5cm以下の小輪の花を咲かせるのが特徴。これもバラなの?と思ってしまうほど種類が豊富で、見ていて飽きません。

こちらは花びらがゴージャスな「スイートドリフト」。バラは一般的に管理が難しいといわれますが、病害虫に強い品種を採用するなどして維持管理するという工夫も。

バラ以外にもアジサイをはじめ、さまざまな花が咲いているので、カメラやスマートフォンでじっくり撮影してみてくださいね。

公園内のみどころ&フォトスポットはここ!

「未来のバラ園」以外にもたくさんのみどころがある山下公園。こちらは日本郵船が昭和5年(1930)にシアトル航路用に建造した「日本郵船氷川丸」。「未来のバラ園」からも見えるので、バラ越しに写真を撮るのもおすすめです。

こちらは2022年6月現在、改修工事中の「横浜マリンタワー」。年内にはリニューアルが完了し再オープン予定とのことなので、楽しみに待ちたいですね。

「未来のバラ園」の一角にたたずむこちらの像は、日米ガールスカウト友好碑「やくそく」像。日米友好の記念としてアメリカのガールスカウト50周年とガールスカウト日本連盟の世界連盟加入を記念し、昭和37年(1962)に建てられました。

こちらも人気のフォトスポット。童謡『赤い靴』の歌詞をイメージして造られた「赤い靴はいてた女の子像」。

園内のほぼ中央に位置するのは「水の守護神」の噴水。これは、横浜市初となる姉妹都市のサンディエゴ市から寄贈されたもの。昭和35年(1960)に横浜市が「茶室」を寄贈したそのお返しとして、米国西海岸最南端の港町であるサンディエゴ市からこの「水の守護神」が届けられ、山下公園に設置したのだそうです。

異国の風を感じさせる像の前での写真撮影も忘れずに。夜のライトアップは幻想的な雰囲気で印象がガラリと変わりますよ。

園内の1番西側に位置するこちらの建物は「インド水塔」。関東大震災の際、被害にあった在日のインド商人をはじめとする外国商人たちへの救済措置を積極的に行ったことへの感謝と慰霊のために、横浜インド商組合から寄贈されました。
華麗なモザイク模様のドームが印象的なイスラム建築で、その意匠はさまざまな要素が複雑に組み合わさっています。

「ザンギリ頭をたたいてみれば 文明開花の音がする」
これは、明治の始めに詠われた歌の一句。政府の断髪令に先駆け、明治2年(1869)に横浜に日本初の西洋理髪店が誕生したことを記念して建てられた碑です。欧米風である「ザンギリ頭」は文明開化の一翼を担ったといいます。

公園を東へ進んでいくとたどり着くのが、「水の階段」。見晴らしのいい高台になっていて、イベントなどが行われる「おまつり広場」やみなとみらいの景色を眺めることができます。

園内にはトイレが3カ所あります。みなとみらい側には、写真のレストハウス内にトイレを設置。レストハウスには今後休憩スペースやテイクアウトの飲食店などもオープンする予定とのこと。ますます山下公園から目が離せません!

1年を通して思いおもいに過ごせる憩いの場所、山下公園。人気のバラ園はもちろん、紹介したみどころをめぐって、横浜散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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