毎年燕がやって来て雛を返す頃に、無性に食べたくなる鎌倉名物。 由比ヶ浜通り[花ごころ]さんの【サザエの炊き込み御飯】(¥1500) サザエの肝から出汁を引き、備長炭から天然ミネラルを抽出したお水にアキタコマチを一晩浸けて、地元由比ヶ浜でとれたサザエを薄く切って、秋田県産大粒青大豆とともに炊き込み、桜の花弁の塩漬けをあしらって、ふっくらと柔らかいサザエの味わい深い炊き込みご飯に仕上げられている。 ※これに、アオサのお味噌汁と秋田名物いぶりがっこのお漬物が付く。 この出汁の引き方と炊き加減の妙が噂を呼び、根強いリピーターが大勢おられ、度々TVや雑誌でも紹介された。 この典型的な"漁師メシ"ともいえるものを、上品で洗練された逸品に一気に引き上げたご主人は、石川県の能登内浦、穴水のご出身。(宇出津港を持つ穴水は能登の魚介の宝庫でもある) 小津安次郎監督の映画から飛び出してきた様な物腰と雰囲気を持った、話すと、何とも優しい落ち着きのあるお人である。 一方、奥様は、優しく、丁寧なおもてなしで定評のある秋田美人。 寡黙で職人肌のご主人は、メインのサザエは地元由比ヶ浜産に拘るものの、奥様の郷里の味覚をふんだんに使われている。 炊き込みご飯の味は勿論、お店の雰囲気にも、お二人のお人柄がそのままにじみ出ている様である。 燕が毎年飛来し、雛をかえして巣立ちするのも、むべなるかなである(^-^) ところで、鎌倉では、何処でも"しらす"が人気の看板商品だが、此方では、大切なセカンドメニュー。サザエの炊き込みご飯の旨さに、その日の仕込み分が終わってしまうこともしばしば。そこで生まれたのが"花ごころのしらす御飯"。ふっくらとした釜揚げしらすを炊き込み御飯に載っけたもの。 (折角来ていただいたのに申し訳ないと生まれたメニューなのだ) 最近は、そのふっくら感が堪らないと、これを目当てに来られる方も増えてきた。(鎌倉釜揚げしらす御飯の隠れ一番の味である) さて、「これ、届いたばかりなの。美味しいから食べてみて」と、北海道名寄のアスパラを湯がいて氷で〆たもの。新鮮なアスパラのシャキシャキ食感とほのかに甘い味わいが絶品。 最後に、「これ、砂糖を使っていなくて、美味しいから飲んでみて」と、懇意にされている牧場のミルクを使ったミルクコーヒー。今夏に向けて売り出した新商品。チョッと驚く程ウマイ‼️ まるで、親戚んちに来た感、満載のお店。(兎に角、このご夫婦と私は相当に仲が良いのだ(^-^)) サザエの炊き込みご飯 燕の飛来する店 アットホーム 鎌倉 由比ヶ浜
児玉直彦さんの行ったお店
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GARDEN HOUSE Kamakura
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キャラウェイ
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鎌倉 松原庵
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イワタコーヒー店
鎌倉駅 / コーヒー専門店
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OXYMORON コマチ店
鎌倉駅 / カレー
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- 営業時間外
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茶房雲母
鎌倉駅 / 甘味処
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ヨーロッパ軒 総本店
市役所前駅 / 丼もの
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段葛 こ寿々
鎌倉駅 / そば(蕎麦)
- ~2000円
- ~2000円
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金沢まいもん寿司 金沢駅店
金沢駅 / 寿司
- ~3000円
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ミルクホール
鎌倉駅 / カフェ
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スターバックスコーヒー 鎌倉御成町店
鎌倉駅 / カフェ
- ~1000円
- ~1000円
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Latteria BeBè Kamakura
鎌倉駅 / ピザ
- ~3000円
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café vivement dimanche
鎌倉駅 / カフェ
- ~1000円
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休耕庵 竹の庭の茶席
鎌倉駅 / カフェ
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- ~2000円
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いたる 本店
野町駅 / 魚介・海鮮料理
- 営業時間外
- ~5000円
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ピッツェリアジージー 鎌倉
和田塚駅 / イタリア料理
- ~2000円
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8番らーめん 金沢駅店
金沢駅 / ラーメン
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石狩亭
大船駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~2000円
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KIBIYA ベーカリー
鎌倉駅 / パン屋
- ~1000円
- ~1000円