JR四国8000系

JR四国8000系

《最終更新》 2020.09.22

1.概要

8000系はJR四国が1992年から1997年にかけて、特急「しおかぜ」、「いしずち」用に製造した特急形直流電車である。5両編成6本(L編成)と3両編成6本(S編成)が投入された。2010年からS編成の一部は2両編成に変更されている。


2.外観の差異

1992年に製造された試作車(以下、試作形)と1993年から製造された量産車(量産形)が存在する。試作車と量産車では客扉窓の大きさが異なる。先頭車は分割併合に対応するため、非貫通形貫通形が存在する。

落成時の塗装はステンレス地に窓回りをグレー、窓下に青帯、先頭部と客扉部が赤とオレンジ色(以下、旧塗装)であった。2004年から2006年にかけて、全車がリニューアルに伴って塗装が変更された。リニューアル後は、自由席車が青色、指定席車が黄色、グリーン席と指定席の合造車が赤色と黄色で、客扉部と前面窓下が塗装されている(新塗装)。


3.バリエーション一覧

No.
現状
特徴

4.各バリエーション解説

A01 試作形(非貫通)/旧塗装

非貫通形の試作車である8001の登場時の姿。登場時は8001-8101-8201の組成で試運転が行われた。1993年に量産化改造と組成変更が行われ、L1編成の松山方先頭車になった。2006年までにリニューアルが施工され、この姿は消滅した。

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A02 試作形(非貫通)/新塗装

非貫通形の試作車である8001のリニューアル後の姿。2006年までにリニューアルが施工され、この姿になった。L1編成の松山方先頭車として使用されている。

松山運転所 マツL1編成
松山運転所 マツL1編成
撮影場所 松山駅   撮影日 2015.08.23
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B01 試作形(貫通)/旧塗装

貫通形の試作車である8201の登場時の姿。登場時は8001-8101-8201の組成で試運転が行われた。1993年に量産化改造と組成変更が行われ、S1編成(8201-8101-8501)に組み込まれた。2006年までにリニューアルが施工され、この姿は消滅した。

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B02 試作形(貫通)/新塗装

貫通形の試作車である8201のリニューアル後の姿。2006年までにリニューアルが施工され、この姿になった。S1編成の松山方先頭車として使用されていたが、2018年に廃車され、この姿は消滅した。

松山運転所 マツS1編成
松山運転所 マツS1編成
撮影場所 松山駅   撮影日 2016.08.19
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C01 量産形(非貫通)/旧塗装

非貫通形の量産車の登場時の姿。2006年までにリニューアルが施工され、この姿は消滅した。

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C02 量産形(非貫通)/新塗装

非貫通形の量産車のリニューアル後の姿。2006年までにリニューアルが施工され、この姿になった。

松山運転所 マツL6編成
松山運転所 マツL6編成
撮影場所 児島駅   撮影日 2020.09.20
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D01 量産形(貫通)/旧塗装

貫通形の量産車の登場時の姿。2006年までにリニューアルが施工され、この姿は消滅した。

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D02 量産形(貫通)/新塗装

貫通形の量産車のリニューアル後の姿。2006年までにリニューアルが施工され、この姿になった。

松山運転所 マツS5編成
松山運転所 マツS5編成
撮影場所 高松駅   撮影日 2012.07.29
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