まぐろ。魚の王様まぐろ。みんな大好きまぐろ。まぐろ。まぐろ。
静岡県のほぼ中央に位置する焼津市には、その「まぐろ」を、しっぽから頭まで食べられるお店があります。
それでは静岡県のまぐろづくし!を、ご紹介しましょう。
焼津港は、水揚げ量 全国2位の大漁港
焼津といえば魚。焼津といえば港。
焼津漁港は、平成26年度の水揚げ量で、銚子に続いて全国2位という大きな漁港。
そして、その中で主に水揚げされているのが、かつおと「まぐろ」。
新鮮なまぐろを食べるならば、そう!焼津港というわけです。
地元漁師からも人気!磯料理「黒潮」
焼津駅から徒歩3分ほど。
焼津港直送、新鮮なまぐろ料理がいただける「黒潮」さんに到着。
雰囲気のある店内で、水槽の中の魚や伊勢エビが歓迎してくれました。
まぐろの刺身「まぐろ三昧」
まぐろといえば、まずは刺身!
生のまぐろを堪能したいならこれ!「まぐろ三昧」!
トロ、中トロ、背トロ、赤身、ネギトロの盛り合わせ!おまけに甘エビまで!
どれも油がのっており、口に入れると溶けてしまいました。
まぐろのステーキ「しっぽステーキ」
次は、まぐろの尾を輪切りにした「しっぽステーキ」。
厚さは3cmほど。香ばしい香りが漂います。
しっぽは、運動量の多い部位なので、歯ごたえが強く、旨味もしっかりしている!
にんにく醤油タレが、さらに食欲をかきたてる!
まぐろのへそ?「へそ煮込み」
お次は、珍しい「まぐろのへそ」の煮込み。
「まぐろに、ヘソがあるの?」と不思議に思った皆さん…正解。ありません。
焼津では、まぐろやかつおの心臓を「へそ」と呼ぶのです。
味はレバーに似ています。味噌で煮込まれているので、生臭さは感じません。
お酒好きの人は押えておきたい逸品!
そしてクライマックス「まぐろのカブト焼き」
っおおおおおお!!!!!!
でかい!ものすごい迫力!
こ…これが、黒潮名物「まぐろのカブト焼き」!!!!
まぐろの頭をオーブンで2〜3時間ほどかけて焼き上げる要予約の品!!
なんか…じっと見ていると、どっかの巨匠画家が描いた油絵みたいだ。芸術だ!
部屋の温度が上昇するほどの熱量!!
「かぶと焼きは、ほほ肉、頭肉、目玉の3種類が楽しめます」
「頭の上の、頭肉は普通に刺身で食べてもおいしいところですよ」
店主の朝比奈さんのレクチャーを受けながらいざ実食!
レシピは秘密という特製タレで、いただきます。
最近は、BBQでカブト焼きするパーティーピーポーもいるようですが、門外不出の特製タレでいただけるのは「黒潮」ならでは!
タレはこってりしているようで、しつこくない。臭みを押さえる効果も兼ねているんだとか。
頭肉はやわらかく、ほくほくとしていて、嗚呼、うまいっ!
「ほほ肉は貴重な部位でおいしいですよ」
体重数百kgのまぐろから80g〜100g程度しか取れないという、希少部位「ほほ肉」。キメの細かい別次元の柔らかさでした。
「コラーゲンとDHAが多いから女性におすすめです」
目玉まわりの肉は、ふわふわとろとろとして、まぐろの違った一面を感じられます。焼き肉で言うところのホルモンのようなイメージかな。
「コラーゲン」「DHA」と聞いた女性スタッフ陣が必死で食べてました。
角膜部分はコリコリとした食感が貝類のよう。
完食!
見て驚き、食べて驚く、まぐろのカブト焼き、いかがでしたか?
まぐろの奥深さを垣間見ることができたのではないでしょうか?。
まぐろってすごいな!
ぜひ焼津で色々な「まぐろ」を!
「すげ〜!」「おいしい!」「ここも食べれるのかな?」などなど、まぐろのカブト焼きがあれば盛り上がり必死!楽しい時間が過せます。
新鮮で、焼津ならではのまぐろ料理もたくさんあります。
ぜひ焼津で、美味しいまぐろ体験を!
紹介したお店
書いた人
オカムラナオト 静岡県藤枝市在住のライター。人生に迷い、自転車で日本一周したことがある。 とかく土地土地のおあ兄さんおあ姐さんにご厄介をかけがちなる若造です。