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粟国村役場

 粟国村は、那覇市の北西約60kmの海上に浮かぶ島で、周囲は約12km面積7.65k㎡です。人口は約700人ほどの小さな島です。  古くは粟の産地として村名にその名残を残しています。島の南側海岸線沿いには火山層の壮大な地形が広がり、海中ではギンガメアジが織り成すトルネードなど県内では他に類を見ない光景が展開しています。  1999年公開の映画「ナビィの恋」、同じく2019年公開映画「洗骨」では、ロケ地として名を馳せました。

4度の転職を経て辿り着いた、公務員の仕事と粟国島の暮らし〜沖縄県粟国村〜

粟国村役場

2023/10/03

民間企業での経験を経て、沖縄県粟国村で農業委員会担当として働く我那覇さんにお話を伺いました。


—最初に自己紹介をお願いします。

 

我那覇さん:沖縄本島の出身で、学校卒業後は食品会社でパンの配送業務をしていました。その後、地元の豊見城市役所で会計年度任用職員として働き、もともと行政職に興味があったこともあり、勉強しながら本採用を目指しました。

 

会計年度任用職員の契約は更新することもできたのですが、もう一度民間で働こうと、ホテル業務に5年ほど従事しました。修学旅行やインバウンドなどの団体のお客様が中心でしたね。
 

さらにその後はJALスカイエアポートへ転職し、那覇空港でグランドハンドリングを担当。飛行機の到着後、荷物を下ろし運ぶという仕事でした。ただ、沖縄本島か離島のどちらかで働きたいという思いはずっとあり、民間で働きながらも、いつでも公的機関に応募できるよう求人誌を見ながら働いていました。

 

ちなみに粟国村への応募は、子ども時代に家族で出掛けた思い出や土地勘があったこともきっかけになりました。

—仕事内容や前職との働き方の違いを教えてください。
 

我那覇さん:受験したのは10月頃で、翌年の4月に入庁し、経済課農業委員会に在籍しています。初年度は畜産業を担当し、現在は畑の転用手続きや土地の有効活用相談などを行っています。具体的には、地元の方が畑として使っていた土地を違う目的で活用する際に必要となる手続きや、高齢の方が使っていない土地を若者に貸与するための対応です。
 

知識がないものについては一から勉強し、畑に足を運んで関係者から直接学ぶことも多く、役場にいる時間のほうが少ないですね。

 

農家の方に顔を覚えてもらうのも仕事の一つであり、人と関わったりコミュニケーションを積極的に取る必要はありますが、島内の方は優しい方ばかりなのですぐに慣れましたね。初めは緊張もしましたが、書類上でのやり取りより対面する機会が圧倒的に多いので、回数を重ねていくうちにほぐれていきました。残業もほとんどなく、比較的自由がきくと思います。
 

ホテル業の接客業と近しいものがありますが、民間と公共の違いは大きいと思います。民間では会社の利益を追求するのに対し、公共は村民のためという責任感を強く感じています。
 

—移住後の暮らしや不便に感じることはありますか?
 

我那覇さん:現在は単身赴任中で、家族は本島で暮らしています。家族のもとへ帰れない時には近所の方が「野菜を自由に持って行って」とすすめてくれるなど、島の方の温かさを感じています。粟国村での生活に慣れてくると、本島では渋滞で移動時間に悩まされたりするので、改めて粟国村はのんびりしているなと実感しています。

 

また、一家での移住計画もあり、子どもが小学校に入学するタイミングで移ってこれたらと思っています。週に1回は本島へ帰る生活をしていますが、子どもには粟国村の豊かな環境で釣りなどをして直接自然に触れてほしいです。
 

家族が移住してきたら、空き家対策にもなりますし、一軒家を借りて住もうと考えています。また、地元小学校の雰囲気がとても良いのも特徴です。子ども達が年下の子のお世話をするといった兄弟のように関われるたて割り体制が気に入っています。

 

生活するうえでは、買いたい物がすぐに買えないという状況を不便に感じることはあります。ネットでも商店でも買うことはできますが、台風が来たときは物流が完全に止まってしまうので。

 

また、フェリーもすぐに止まってしまうので、飛行機の便がもう少し増えたらいいなと思います。とはいえ、移住前にイメージした通りの生活が送れていますし、大きなギャップはありません。
 

—実際に暮らしてみて、周囲との関係性や自身の暮らしの中で変化はありましたか?

 

我那覇さん:強制ではありませんが、ちょっとした集会で村民の方と関わることはあります。プライベートも仕事も関係なく、「今度、牛を買うことになった」「ここの家が空くから、いいんじゃない?」などの情報交換ができる場があるのは面白いですね。プライベートも仕事も関係なく情報が入ってきますよ。
 

また、本島でも釣りはしていましたが、粟国村ではさらに多くの魚が釣れるのでとても楽しいです。魚の種類も分からないですし、地元の方に「これ食べれる?」などと、食べ方について尋ねることもあります。調理方法を教えてくれるのもありがたく、捌いて刺身にしたり、揚げて食べたりすることもあります。
 

ちなみに、島内の移動にバイクを使っているのですが、壊れたら自分たちで修理をするのが島の主流です。はじめは何も分かりませんでしたが、島民の方をお手本に見よう見まねで習得しました。本島暮らしの時はすぐに業者を呼んでいましたが、今では草刈りや伐採も自分でやっていますよ。私自身も島の方にたくさんのことを教えて頂き、生活の知恵がついたように感じます。
 

大正池

—住居探しや移住方法、粟国村に移住してよかったところを教えてください。
 

我那覇さん:住居については、役場の総務課の方が確保してくださるというのが募集条件にあり助かりました。引っ越しは業者を使わずに、役場の方に手伝って頂きながら、自分で軽トラックとフェリーを使って数日かけて運搬しました。島内に知り合いがいる方は家具家電を譲り受けることもできるようです。

 

はじめから空き家に引っ越していれば、残っている家具や電化製品を利用することができたかもしれません。本島にいる家族が粟国村に移住した際には、空き家に引っ越したいと思っています。

 

暮らしについては、時間に縛られることはなくのんびりした生活を送ることができます。また、島内には業者がほとんどなく、修理などある程度のことは自分で何とかしなければいけないため、生きていくための知恵が自然に身につくところも気に入っています。移住して本当に良かったと思っています。
 

ー本日はありがとうございました。


 

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 粟国村は、那覇市の北西約60kmの海上に浮かぶ島で、周囲は約12km面積7.65k㎡です。人口は約700人ほどの小さな島です。  古くは粟の産地として村名にその名残を残しています。島の南側海岸線沿いには火山層の壮大な地形が広がり、海中ではギンガメアジが織り成すトルネードなど県内では他に類を見ない光景が展開しています。  1999年公開の映画「ナビィの恋」、同じく2019年公開映画「洗骨」では、ロケ地として名を馳せました。

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