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ゆりんいたりあ日記

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ゆりんいたりあ

ゆりんいたりあ

2014.05.15
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pieta.jpg

これはサンピエトロ寺院内(入ってすぐ右)にあるミケランジェロの
「ピエタ」像。
イタリア語でピエタは憐れみ、慈しみ、悲しみという意味合いがある。
イタリア人にピエタ!と言われたら、ご勘弁を!(ご慈悲を)という意味もある。

ミケランジェロが25歳のときに作った作品で、彼のサインが唯一
入って(聖母マリアの胸のたすき掛け)いるのでそれも注目。
聖母マリアもイエスキリストもはっとするくらいに美しい。

この作品は1972年5月に精神障害の人によってハンマーで
打撃を受け、かなり破損したのものをヴァチカンの方できれいに
修復している。その際にはオリジナルの大理石の破片が使われた。
ヴァチカン美術館に収められているレプリカがとても役立ったと
ヴァチカン美術館の館長パオルッチ教授がお話していらした。

pieta-432x291.jpeg

その後から、ピエタ像はガラス張りの向こうに収められているのだが、
1969年からローマに住んでいた家人に昔のピエタを覚えているか
聞いてみた。
「柵があったから、誰でも触ろうと思えば触れないこともなかった。」
ふうん、そうだったのか、やっぱり。ただ、見張りはいたらしい。

「昔はコロッセオも入場料がなかったし、サンピエトロ寺院もセキュリティ
がなかったから並ぶこともなかったしね~!」と昔を思い出している。

追伸:ちなみにミケランジェロのピエタはこれに限らない。6歳で母を
亡くしたミケランジェロのピエタに対するこだわりは、彼が死ぬ直前まで
彫っていたロンダニーニのピエタ(ミラノのスフォルツァ城内博物館保存)
にうかがえる。





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Last updated  2014.05.16 15:18:22
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