なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

※5月9日にアップデートを行いました。

福岡シリーズも4回目になりますが、今回は拙著の営業での北九州遠征です。目的の一つとして折尾駅の東筑軒さんに名前を知ってもらうことでした。

東筑軒さんのかしわめしは今年で誕生から100年と歴史のある鶏めし駅弁として知られていて、全国に愛好者がいるほどです。かしわめしは折尾駅以外でも黒崎や八幡、若松、小倉、直方といった北九州市内や筑豊地区の主要駅だけでなく、博多駅の駅弁売り場や天神の大丸でも買うことができますが、国内でも数少ない立売で買うことは、ファンにとっては醍醐味なのです（＾ー＾）。そこで、折尾で途中下車し、立ち売りの小南英之さんから営業を兼ねてかしわめしを購入することに致しました。

折尾は九州でも屈指の鉄道の要衝で、嘗ては寝台特急など優等列車の分岐点（鹿児島本線と筑豊本線）でもありました。現在は駅近隣は文教地区になっていて、プロ野球選手を多く輩出している九州共立大学や産業医を養成する産業医科大学、甲子園に出場経験のある自由が丘高、折尾愛真高、福岡でも屈指の進学校の東筑高など、学生の利用の多い駅に変わっています。



折尾駅のホームで立売を行う小南さんです。「弁当～弁当～♪」の懐かしい掛け声を聞くことが出来ます。古き良き時代の文化が令和になっても残っているのは貴重です。立売箱には著作「電車で学ぶ英会話」と幻冬舎の発売ポスターを置いて頂きました。



小南さんは歌う立売としても知られていて、テンポの良い声を聞くことができました。歌っている姿がこちら。かしわめしの購入後、時間に余裕があったので著書について説明を行い、著作を会社の広報に渡して頂けることになりました。ありがとうございます（＾ー＾）。



この日はいろんなお店で食べる予定があったので、サイズは小にしています。かしわめしは海苔、錦糸卵、かしわ（鶏肉を細かくほぐして甘辛く炊いたもの）が斜めのストライプにきれいに整列しているのが特徴です。小の付け合わせは奈良漬けと紅生姜ですが、大はこれに緑豆と昆布が加わります。

ご飯は鶏のスープでしっかりと炊かれた濃厚な味で、鶏の旨味を肉だけでなく米からも堪能できる絶品ものでした（＾～＾）。博多や小倉で実家の晩御飯に買っていったこともありますが、味は変わらず安心感がありましたね。

小南さんは公休（確か水曜日だったと思います）以外の朝の9時頃から午後の4時過ぎまで折尾駅の４，５番ホームにいます（通常は週6日で朝8時からおられるみたいですが、現在の事情から週5に短縮されています。）ので、時間に余裕があれば是非足を運んでみて下さい。今回、小南さんからは著書の話以外にも鉄道ファンの有名な方（鉄道BIG４の南田さんと吉川さん）との仕事や駅弁愛好家で漫画家のYASCORNさんとの繋がりについての話、神戸観光の話（メリケンパークや有馬温泉）など、興味深いお話をいっぱい聞くことができました。お忙しい中、私の営業についても真摯に引き受けて頂き本当にありがとうございました。

かしわめしは7月に汽車土瓶（ものすごく貴重です！）がセットになった記念バージョンが販売される予定ですので、今後の著書の展開によりますが、折尾駅にはもう一度立ち寄りたいと思っています。英語バージョンの立売りも将来的には一度見てみたいですね（＾ー＾）。

記念かしわめしのお知らせ
​https://tochikuken.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/2021haru.pdf​


小南英之さんの来歴につきましてはビジネス雑誌「PRESIDENT」に掲載をされています。
​https://president.jp/articles/-/35016?page=1​

東筑軒HP
​https://tochikuken.co.jp/​

※写真の掲載につきましては、小南さん本人から許諾を得ております。