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カテゴリ:音楽
シーンの表舞台に立った人ではないので、歴史的には無視されても仕方ないか もしれませんね。 しかし成毛の元からは数々のロックミュージシャンが輩出し、成毛の教則テー プによって日本中の若者は高度なギターフレーズを習得することが出来ました。 <ナルモ・シゲルとは> 成毛シゲル(Dr.シーゲル)の名前を知らない若い人いたら、ぜひ覚えといて ください。日本のロックの創世記のスターです。ロックギタリストのご先祖様 ですから。 ギター・成毛滋、ドラム・つのだ☆ひろの「ジプシーアイズ」では柳ジョージ やミッキー吉野が参加。 成毛&角田の「フライドエッグ」ではベースは当時 高校生だった高中正義が担当してます。 <メジャーになれなかった理由> 早すぎるロックスター成毛滋は音楽業界から締め出され、英国に渡って数々の ミュージシャンと交流を持ち、1975年に帰国して録音したアルバムをレコード 会社に売り込んだが、唄のないインスト曲はディレクターに理解されるところ か、かんかんになって怒られたとのこと。 その後も彼の音楽は歌謡曲を主とする音楽業界とは全くかみ合わないまま、 表舞台からはずされました。ほんとに悲劇のロックスターです。超絶のギター テクニックと感性を持ちながら、わずかなアルバム以外は、世に出た曲はほと んどありません。 Dr.Siegel's Archives(成毛滋のレア音源) <プログレとの関係> 彼はプログレ系の曲も好んで作っています。「フライドエッグ」にはキング・ クリムゾンの「エピタフ」に触発された曲が入っています。 上記のサイトにはプログレキーボードアーチストとしての成毛滋の音源も! "Alone in My Room'の大作はなかなかの出来です。ELPの「タルカス」 をもじった「ザルカス」という曲まで作っています。 <グレコとの関係> 成毛氏は人並みはずれて手が小さいので、当時三流だったグレコに特注を頼み、 それが気に入った成毛は好んでライブで使い、自慢した。その反響が大きかっ たためにグレコは彼に初心者向け教則ソノシートを依頼。このおまけがヒット してグレコは一躍トップブランドになったとのこと。 その後も成毛はグレコのご意見番として密接に歩んできた。しかし後には安価 でオリジナルな路線を押す成毛と、デッドコピーで高級路線に行きたいグレコ の方針が合わず、両者の関係は破談する。 グレコと成毛滋 晩年は、ロングヘアーはすっかり抜け落ちながらもギターテクは衰えなかった ものの、後輩ミュージシャンのライブや深夜TVなどに顔を見せる程度でした。 2007年04月05日、成毛滋死去。 彼のエピタフ(墓碑銘)には「日本にロックの種を蒔いた男」とでも記そうか。 (Dr.シーゲルはおしゃべりも相当達者。後半の演奏だけでも見てね) 寺内ヘンドリックス~成毛滋 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/02/01 05:34:45 PM
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