スターウォーズ魂！！

ナブーのエイリアン種族、グンガン人であるジャージャーは孤児であった。20歳の頃彼は水中都市オート・グンガで数々の不祥事を起こして追放になる。ボス・ナスの愛機を壊し、下水システムを破壊して都市を汚水まみれにするなど持ち前の天然さを発揮してしまったのだ。
結局ジャージャーは一人沼地で自給自足しながら通商連合のナブー侵略まで生きながらえたのである。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

通商連合のナブー侵略が始まると彼の運命は大きく変わることになった。通商連合軍の攻撃に巻き込まれているところをジェダイ・マスターのクワイ＝ガン・ジンに救われたのだ。ジャージャーはグンガンの伝統にのっとり、命を救ってくれたこのジェダイ・マスターに付き従うことを誓う。そしてクワイ＝ガンと彼の弟子オビ＝ワン・ケノービを彼が追放された水中都市オート・グンガに連れて行くのであった。追放されたジャージャーが戻ってきたこと、厄介者ジェダイを連れてきたことにボス＝ナスは怒り、ジャージャーに処罰を加えようとした。これをみたクワイ＝ガンはフォースマインドでボス＝ナスを説得。ジャージャーは自由を得る。

ジャージャーと二人のジェダイはオート・グンガで得るものはなく、ナブーのコアを通ってナブー首都シードに侵入した。そこでジェダイは連行されようとしていたパドメ＝アミダラ女王を救出し、ナブーを脱出。ハイパードライブの故障を直すため惑星タトゥイーンに不時着する。ここで出会った奴隷少年アナキンの協力により故障を直し、奴隷を解放されたアナキンもともに行動することになる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

共和国の首都星コルサントでのアミダラの元老院への訴えがなんの効果ももたらさないとアミダラはナブーに引き返した。クワイ＝ガンとオビ＝ワン、ジャージャー、アナキンも一緒である。ナブーへ戻るとジャージャーはグンガン人が避難している聖なる地へ一行を導き、アミダラ女王の嘆願にボス＝ナスは心動かされて長年の対立を越えて同盟を結ぶこととなった。ジャージャーはこの功績によりボス＝ナスから将軍の地位を与えられ、彼はターパルス隊長とともにグンガン軍を率いて
通商連合に戦いを挑むことになった。

ナブーの戦いでジャージャーのグンガン軍は通商連合の主力と正面から激突。彼はその天然ぶりを発揮し、予想外の攻撃で強力な敵を多数倒していた。グンガン軍は善戦するが蹴散らされて部隊は撤退を開始した。この時アミダラの部隊が通商連合の総督ヌート＝ガンレイを捕縛。戦闘機隊はアナキンの活躍もあり敵の指令艦を撃沈してドロイドを無力にした。クワイ＝ガンは戦死したがオビ＝ワンも生き残った。これで逆転し、グンガン軍も勝利したのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　

10年後、ジャージャーは女王を退位したパドメ＝アミダラと共に共和国元老院議員になっていた。このころドゥークー伯爵率いる分離主義運動が活発になっており、銀河の未来は予測しずらくなっていた。そしてアミダラ議員暗殺未遂事件が起こるとパルパティーン元老院議長は彼女に身を守るためナブーへ避難するよう薦め、ジャージャーはアミダラ不在の間ナブー代表議員の役をすることになる。
その後ジェダイ騎士のオビ＝ワンがカミーノで共和国のために作られたクローン軍を発見、ジオノーシスで分離主義者がドロイド軍を設立して共和国に戦争を仕掛けようとしていることを報告した後に捕まってしまう。

交渉による事態解決を考えていたパルパティーンももはや武力衝突は避けられないと判断。だがカミーノのクローン軍を動かすには議会の承認が必要で、迅速に動くために非常時大権をパルパティーンに与えなければならないと気づく。だがアミダラ議員のいない今、このような大胆な提案ができる議員はいないという事態になっていた。

これをみたジャージャーはアミダラの代理として、共和国のためにその代役を買ってでた。ジャージャーは元老院で演説した。彼にとっては一世一代の大演説であった。非常時大権の必要性を語り、議会は満場の拍手の中でパルパティーンに非常時大権を与えたのである。パルパティーンは直ちにクローン軍設立を宣言。分離主義独立星系連合と戦うことを誓った。
平和を願うジャージャーはその良心で動いていたが、このことが後に銀河に大きな災いをもたらそうとはこの時考えもしなかったのだ。