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今回は雪の中の城を紹介 ちょうど3年前の今頃、特に何と言う予定もなく旅行のラストにコペンハーゲンを入れたのだが、デンマークはあきらかに他の欧州とは色が違っていた。 緯度が高いのであきらかに気候が違う。やはり冬の日照が本当に乏しいのを実感。 空港に到着してからずっと降り続ける雪に空は常に薄暗く、気持ちも暗くなりがち。 考えればデンマークのツアーは夏場が一般的で、真冬のさなかに行く物好きはほとんどいなかった・・・。 コペンハーゲン名物のチボリ公園・・・冬は閉園だった。 チボリ公園は後楽園遊園地のようなもの。 ただ、街は暗くて寒いけれど、ひとたび建物に入れば中は他の欧州とはくらべものにならないくらいどこも明るくて暖かいのだ。 ガラス張りのスーパー、ショッピング・モール、電車さえも窓の開口部が広くて常に空を感じられる造りになっている。暖房もバンバン効いているし・・。 それにしても驚いたのはどんなに雪が降ろうとも人々はほとんど傘を使わない。そして、雪の中をビニールで覆ったベビーカーにベビーを乗せて散歩している姿をよく見かけた事だ。 こちらの人は雪も、寒さも、冬の暗さも慣れっこだから、その中でどう生活するかを良く心得ているのだろう。 冬に来て失敗だったか? とも思ったけれど案外楽しい経験ができたかも・・ フレデリクスボー城 1 (雪の中の城)
デンマーク王国(Kingdom of Denmark) フレデリクスボー城(Frederiksborg Slot) バルト海と北海に挟まれたデンマーク王国はユトランド半島と島々からなっています。首都コペンハーゲンは島にあり、欧州で唯一首都が島にある国だそうです。 でも今回紹介するのはコペンハーゲンの北西に位置するヒレロズにあるデンマーク王室の城です。 シェトランド島は右下の島 赤の部分の赤丸がヒレロズ フレデリクスボー城は首都のあるシェトランド島にあり、コペンハーゲン中央駅から急行電車でヒレロズまで40分くらい。下車バスで15分くらい。 「城に行きますか? 」と聞いたら、城近くで乗客みんなが「キャッスル」と知らせてくれた。 こんな冬のしかも雪の中を市バスで城に向かう人間なんてめずらしかったのだろう。 フレデリクスボー城は、パラス湖に浮かぶ3つの小島の上に建てられている。 1560年にフレデリック2世が入手して命名。 その後クリスチャン4世が1602年から1620年にかけて居城として建築。 建築家はオランダ人建築家ハンス・ファン・シュテーヴィンケルとロレンツ・ファン・シュテーヴィンケル。 2つ目の城から見た3つ目の島の城の本丸部分の全景 実は湖なんて全然見えなかった。雪がずっと降っていたし、湖は凍って雪が積もっていたのかも知れない。見た覚えが全くないのです。(湖は裏側) このゲートは2つ目の島に建つ牢獄の塔らしい。手前側が城。 この広場の中央に上の写真の噴水があります。 城内に入ると正面に宮殿、左右にも宮殿? がシンメトリーに建てられている。 城から見て右の建物。(まったく同じものが左にも) 西側が地方司令官の館 東側は国王滞在時の際、司政局となる館 写真は雪で暗かったので、大分色調調整しています。 噴水の向こうに3つ目の島があり橋がかかっています。 噴水ブロンズ製。1617年にオランダ人の彫刻家アドリアン・ヴリースの作品。 現物は1659年には戦利品として没収され、現在のは1888年の制作。 トップのネブチューン像は「海の征服者」をクリスチャン4世が重ねたらしい。 3つ目の島の城門 どこから城に入ったのか・・・そうだ開門前で開くのを待っていたのを思い出しました。 雪がけっこうふっていたので2つ目のゲートの下で雪やどり。 本当はこんな全景。城のパンフより(画像がすごく悪いですが・・・。) 手前から1の島、噴水のある2の島、本丸のある3の島。 つづく リンク フレデリクスボー城 2 (教会堂) リンク フレデリクスボー城 3 (ノルマン人とヴァイキング) リンク フレデリクスボー城 4 (クリスチャン4世と海軍) リンク フレデリクスボー城 5 (アンディ・ウォーホルのリト) リンク エレファント勲章 とデンマーク王室の王冠 リンク ニュー・カールスベア美術館(Ny Carlsberg Glypotek)
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