迷える旅人の筆耕/came1002のテレビドラマ観賞

■日テレ土曜ドラマ

■大病院占拠/第十話/最終回（2023.3.18）/「大真相」あらすじ

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界星堂病院に潜入した武蔵三郎（櫻井翔）が人質救出に向かう中、青鬼の大和耕一（菊池風磨）は、愛する人の命を優先する自身の正義と、1億2千万人（全国民）の命を優先する長門道江（筒井真理子）県知事の正義と、どちらが正しいと思うか、その投票を動画配信「百鬼夜行ちゃんねる」の視聴者に呼び掛けます。視聴者が耕一の正義を選べば、長門知事は坑ウイルス薬の投与が為されず、ウイルス感染により死に至ります。その前に、地下四階に潜入して坑ウイルス薬を手に入れることが武蔵の課題です。長門知事、ウイルス注射をされて、その発症まで59分。

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情報分析官の駿河紗季(宮本茉由)と志摩蓮司(ぐんぴい)が、大和耕一の素性を掴みます。耕一は、IZUMOビジョン（アプリ開発会社）のCEOでした。その共同経営者が赤鬼の美作孝（忍成修吾）と黒鬼の伊予みさき（ベッキー）。で、半年前に一億七千万円で他社に売却。大和耕一、美作孝、伊予みさきの三人は、幼少期に親元を離れ里親の元で一緒に暮らしていました。そして、「P2計画」の犠牲（ホテルオシマでウイルス感染死したのに交通事故死と偽装され、サンプルとして冷凍保存）になった山城琴音（上西星来）も同じ里親の元で過ごしていました。四人は兄弟同然に育っており、固い絆で結ばれています。で、そもそも三人が会社を立ち上げたのは琴音の学費を稼ぎ出す為でした。で、琴音は相模俊介(白洲迅)と婚約し、彼との間に子供が出来ていた折り、ウイルス感染で他界していました。

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四人の里親こそが、ガソリンスタンド立て籠もり犯、有限会社尾張金属工業代表の尾張幸太郎（青木一平）なのでした。武蔵に銃を突き付けられて焼死した立て籠もり犯が四人の里親でした。この尾張幸太郎が茶色の手帳を遺していて、その中に「界星堂病院選挙計画書」が記されていました。これは、琴音の死の真相を暴く為の計画でした。それをそのまま引き継いだ耕一。この家族（琴音、尾張）の無念を晴らそうという計画に「俺達、家族だ」と言って、美作孝、伊予みさきが乗りました。それに続いて仲間が集結。

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違法ドラッグの過剰摂取で急死したのに急性心筋梗塞死とされた周防あかり（乃中瑞生）の父、緑鬼の周防誠（村上淳）が、突入したSAT（特殊急襲部隊）に確保されます。次いで、ホテルオシマ内でのウイルス感染死なのに交通事故死とされていた神奈川県立医科大学感染症研究センター研究員の加賀大輝（橋本悟志）の兄が、既に射殺されている茶鬼の加賀雄吾（大水洋介）でしたが、もう一人の兄、橙鬼の加賀流星（村田甘路）も確保されます。更に、四ヶ月前に死亡した界星堂病院の感染症専門医、甲斐正美（西原亜希）と内縁関係だった灰鬼の心療内科医、常陸潔（水橋研二）、その娘の桃鬼、亜理沙（浅川梨奈）も確保されます。もう一人、ウイルス感染死を交通事故死とされていた大阪市立瓦橋小学校四年生の日向聡介（森島律斗）の両親（離婚している）、黄鬼の摂津公明（柏原収史）と白鬼の日向ゆり子（真飛聖）も確保。最後に、美作孝、伊予みさきを確保して、耕一を除く全八人の鬼をSATが確保。

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武蔵は、残る青鬼の耕一の説得に向かいます。耕一は「和泉さくら(ソニン)管理官を地下四階へ呼んだら出頭する」と言います。武蔵は和泉と一緒に地下四階に入ります。そこで、口を塞がれ縛られている裕子（比嘉愛未）を救出。そして、耕一と武蔵、和泉が対峙。耕一が和泉管理官に「愛する人か、国民一億二千万人か、どちらを選びますか?」と問います。

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三年前、横浜港に停泊していた大型客船「プレミアム・パナケイア号」に長門知事が乗船。その警護を警備部管理官の丹波一樹(平山浩行)が担当する予定でしたが、彼の息子が急病になり、和泉管理官の夫、和泉義行（西将輝）がそれを代行。で、船内で新型ステルウイルス感染して死亡。そこから、「P2計画（プレミアム・パナケイア計画）」がスタートしていました。長門知事、備前武(渡部篤郎)本部長、和泉管理官が「一緒に、この国の未来を守るんだ」ということで、秘密裏に界星堂病院地下四階で坑ウイル薬開発を推進。つまり、和泉管理官は、最初から全てを承知していました。耕一は、和泉管理官に「愛する人を優先すべきではなかったのか?」と迫ります。「（里親の元で）妹の琴音とは小さい時から一緒で、何があっても必ず守ると約束していた」と耕一。――結局、視聴者投票では「愛する人を守る」が勝利。長門知事の命は助からないのかということになりますが、知事が注射されていたのはウイルスではなく、単なる生理食塩水でした。で、長門知事、救出。長門知事を取り抑えていた鬼側に与する看護師の安芸しおり（呉城久美）、確保。

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ここで一件落着かと思われましたが、更に、耕一が、「全ての始まりは武蔵なのだ」と言います。で、「イナバウアーチャンネル」の因幡由衣(明日海りお)に動画記録を依頼。そうしておいて裕子の首筋にカッターナイフを押し当て、それを制して武蔵が拳銃を向けるという構図になります。ガソリンスタンドに立て籠った尾張幸太郎が直美（藤倉みのり）にカッターナイフを突き付け、そして、それに銃を向けた武蔵という形と一緒になります。――「尾張さんは、孤児だった俺たちを大切に育ててくれた。そして、琴音の死の真相を聞き出す為にガソリンスタンドで病院関係者に事実を聞き出そうとして殺された。……それを撮影して配信した因幡由衣は、正義とは無関係に、ただ再生数を稼いだだけ」と言って、床に撒いたガソリンに点火する耕一。そんな耕一を火の中から武蔵が救出。突入したSATが耕一を確保。

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えみり（吉田帆乃花）に、「パパは私のヒーロー」と記された家族三人の絵をプレゼントされる武蔵。えみりを真ん中にして手を繋ぎ歩く武蔵と裕子。

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電気も消え、誰もいなくなった捜査支援分析センター室内に情報分析官の駿河紗季がいて「受信ボックス」にある、「宛先不明/新規メッセージ」の「無題/ありがとうございました/blue」を「削除」。暗闇の中、眼鏡を外して微笑みます。
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