7505859 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

「きらりの旅日記」

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

プロフィール

ほしのきらり。

ほしのきらり。

カテゴリ

2017.10.03
XML
ヴァチカン市国【世界遺産】サン・ピエトロ大聖堂 Basilica di San Pietro in Vaticano ・・・とは?

訪問に供えて基本的な知識をサラッと復習しておきましょう(^0^)b


サン・ピエトロ大聖堂 Basilica di San Pietro in Vaticano ・・・とは?

バチカン市国南東端にあるカトリック教会の総本山

サン・ピエトロは「聖ペトロ」の意で、

キリスト教の使徒ペトロ(ペテロ)のイタリア語読みに由来する。

サン・ピエトロ大寺院、聖ペテロ大聖堂、セント‐ピーター寺院などと表記されることもある。

カトリック教会の伝承によれば、

サン・ピエトロ大聖堂はもともと使徒ペトロの墓所を祀る聖堂とされ、

キリスト教の教会建築としては世界最大級の大きさを誇る。

床面積2万3,000m2。

北に隣接してローマ教皇の住むバチカン宮殿、

バチカン美術館などがあり、

国全体が『バチカン市国』として

【ユネスコの世界遺産】(文化遺産)に登録されている。


カトリック教会の総本山として

規模、装飾とともに世界屈指の荘厳な宗教建築

現在、サン・ピエトロ大聖堂の建つ場所は、

ローマ時代には、共同墓地で、64年頃にこのあたりで、

サン・ピエトロ(聖ペテロ)が異教の罪によりネロ帝によって

逆さ十字に架けられたという。

その後、キリスト教を公認したコンスタンティヌス帝は、

サン・ピエトロの殉教の地に聖堂を建てさせ

アッピア街道沿いのカタコンベに安置させていた

聖ペテロの遺体を聖堂地下の墓に埋葬し直した。

こうして、サン・ピエトロ大聖堂の前身の

コンスタンティヌス帝の聖堂 Basilica di Costantinoは、

315年に工事が始まった。

最初の聖堂は、5つの廊をもち

現在の身廟と側廊に相当する大きさを誇ったもの

時代とともに古くなり倒壊の危険もでたため

ユリウス2世 Giulio II は、

建築家ブラマンテに命じ1506年に教会再建に着手した。

当時の計画は、

縦横が同じ長さのギリシア十字架形で

ブラマンテは、クーポラの支柱4本と

その上のアーチを完成させただけで

亡くなってしまう。ブラマンテの死後

ラファエッロ、ベルッツ、サンガッロなどが工事を受け継いだものの

設計プランの変更などにこだわり、以降1546年

法王パウルス3世の命によりミケランジェロの就任まで工事は棚上げされた。

ミケランジェロは、ブラマンテのプランを生かしつつ

現在、見られる中央に巨大なクーポラ(円屋根)を乗せる計画を立てた。

彼の死後、工事はジャコモ・デッラ・ポルタやカルロ・マデルノに引き継がれ

1626年ウルバヌス8世によって献堂された。


【ファサード】

大聖堂正面の柱廟へと続く前階段は、ベルニーニの作

柱廊上には、9つのベルコニーが並ぶ

中央のバルコニーは、祝福の開廊と呼ばれ

コンクラーベで、新しい法王が選出されると

ここから発表されるしきたりだ。

ファサードは、8本の円柱と

上部に欄干が施されたまぐさ式構造を支える

角柱が強調されている。

ファサード上部には、

キリストと洗礼者ヨハネ、ペテロを除く11使徒の像が立つ

入口柱廊の左右の端には、カール大帝とコンスタンティヌス帝の騎馬像が立つ。

ファサードには、5つの扉がある。

左から、20世紀にマンズーによる「死の扉」、「善と悪の扉」

中央は、フラーテによる旧サン・ピエトロ聖堂から移設したもの

次が、「秘蹟の扉」

一番右の扉は「聖なる扉」 Porta Santa で

聖年の始めと終わりに法王の手で開閉される特別な扉だ。

中央の入口には、

15世紀のフィラレーテによる見事なブロンズの扉がはまっている。

上部の小舟のモザイクは、

ジョットのオリジナルであったが、17世紀に作り直された。



【内部】

奥行211.5m、総面積1万5160平方メートルの広い内部には、

たっぷりの時間が必用だ!

聖堂全体の広さを感じるには、

法王の祭壇 Altare Papale あたりから眺めるのがよい。

入口の右側が「ピエタの礼拝堂」 Cappella della Pieta di Michelangelo

キリストの死を悼む聖母像『ピエタ』 Pieta がある↓



ミケランジェロ25歳の傑作

続いてC.フォンターナによる17世紀の

「スウェーデン女王クルスティーナの墓」、「聖セバスティアーノの礼拝堂」

ベルニーニの設計による「カノッサのマティルデの墓」

内部にベルニーニの設計による小壁龕のある「秘蹟の礼拝堂」

カノーヴァの代表作のひとつである「クレメンス13世の墓」などが並ぶ

後陣の中央には『聖ペテロの椅子』 Cattedra di S.Pietro が安置されている。

ベルニーニによるブロンズと金の装飾に囲まれた椅子は

実際は、9世紀後半に皇帝カールから法王ヨハネ8世に贈られたもの

椅子の右側には、ベルニーニ作「ウルバヌス8世の墓」

左側には、グリエルモ・デッラ・ポルタの代表作「パウロ3世の墓」

左サイドには、「コロンナ礼拝堂」

ベルニーニによる「アレクサンドル7世の墓」、「クレメンティーナ礼拝堂」

アントニオ・ポッライウォーロらによる「イノケンティウス3世の墓」

内部でひときわ目を引くのが、

ベルニーニによるねじれを加えた29mもの高さを誇る

4本の柱で形作られた『ブロンズの天蓋』 Baldacchino di Bronzo

その下には「聖ペテロの墓」 Tomba di S.Pietro があり

最も神聖な場所とされている。

クーポラを支える4本の柱の下部の壁龕には、

主祭壇を囲むように聖人像が配されている。

右の身廊寄りには、ベルニーニによる「聖ロンジーノの像」

角柱の身廊側の「聖ペテロの像」は、

右足に触れると幸福になるといわれる。

右後陣寄りには「聖ヘレナの像」

左後陣寄りに「聖ヴェロニカの像」

左身廊寄りに「聖アンドレアの像」がある。


【宝物館】 Museo dei Tesoro di S.Pietro 

ムゼオ・デル・テゾーロ・ディ・サン・ピエトロ

左側「クレメンティーナ礼拝堂」近くに

聖具室 Sahrestia と続いて宝物館への入口がある。

たび重なる略奪で、多くの宝物が持ち去られているのは残念だが

今もなお数々の秀作を見ることができる。

エルサレムの神殿でキリストが持たれたといわれる「聖なる柱」

6世紀東ローマ帝国の皇帝からローマに寄贈された

金と宝石で飾られた美しい「十字架」をはじめ

石棺、燭台など、歴代の法王の宝物や宗教儀式の用具などが展示されている。

夏季=8:00~19:00 冬季=8:00~18:15 €.6


【地下遺跡】 Grotte Vaticano

地下遺跡の入口は、

サン・ピエトロ大聖堂内中央左「聖アンドレア像」の下です。

クーポラの下「聖アンドレア像」の下には、地下遺跡への入口がある。

現在、一般に公開しているのは一部で

法王の墓や初期キリスト教会時代の石棺

コンスタンティヌスのバジリカの遺構の一部などが見られる。

1940~57年にかけて大規模な調査が行われ

旧バジリカの床や聖ペテロの墓などが確認された。

また、最初のサン・ピエトロ大聖堂が

ネロ帝の競技場の上に築かれたのではなく

1~4世紀の古墳の上に被かれたことも判明した。

要予約=聖堂正面右の事務所 9:00~15:30 €.13


【ミケランジェロのクーポラ】円屋根☆☆ Cupola クーポラ

大聖堂の向かって右サイドにクーポラへのエレベーターと切符売場

4月~9月 エレベーター 8:00~18:00 階段 8:00~17:00

10月~3月 エレベーター 8:00~17:00 階段 8:00~16:00

エレベーター料金 €.8(階段 €.6)

クーポラの高さ=地上132.5m

直径=42.5m

頂上からは、ローマを一望する素晴らしい眺めが広がる。

クーポラの下のテラスまでは、

階段のほかにエレベーターもあるが

テラスから頂上への92mの高さは、

自分の足で上らなくてはならない!

途中、円屋根の内側に巡らされた通路からは

ベルニーニの天蓋を見下ろし

円天井を飾るモザイクを近くから眺められる。

やがて通路は外と中側の二重の隙間に入り

急な螺旋階段や斜頸のため体を傾けるような上りが続き

頂上のテラスに到着する。

ここからは、ローマ最高の素晴らしい眺めが広がる。


クーポラの切符売場は、

サン・ピエトロ大聖堂正面柱廊右奥

内部には、入らずに、入口から脇に進もう!

エレベーター利用でも・・・300段以上の階段が続く

一部やや狭い部分もある!

クーポラに描かれたフレスコ画や広い堂内を上から眺めながらゆっくりと進もう~

とりわけ、ブロンズの天蓋の姿には圧倒させられる。

クーポラの最上部分は広くはないものの360度のパノラマが広がり

ローマの町からヴァチカン庭園まで詳細に見る事ができる。

クーポラ近くは、広々としており、売店もあるので絵葉書を書いたりもできる

下りのエレベーターは、上りと場所が違い聖堂内部に着く


クーポラに上るなら・・・それなりの体力必須

サン・ピエトロ大聖堂のクーポラに上るには

エレベーターを使っても300段の階段を上がるので

それなりの体力が必要です。

う~っ。16年前に上っておけば良かった(きらり。無理?)

途中に売店がある所のトイレは、空いています。


トイレ事情

サン・ピエトロ広場、聖堂に向かって左側にある。ここは、混んでいる事が多い!

広場東側、列柱と城壁を出た小さな広場の地下トイレは空いている。

博物館内を出る前に済ませて置きたいですね☆

【世界遺産】におとめ座ぽち右矢印にほんブログ村 旅行ブログ 世界遺産へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017.10.03 00:00:47
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.