超大型犬のグレート・デンはどんな犬種?特徴や性格をご紹介!

世界一大きい犬種としてギネス記録も保有している、グレート・デン。
その大きさから、一見とても怖い犬に感じてしまいますが、実際の性格はどうなのでしょうか?
この記事では、グレート・デンの特徴や性格などについてご紹介します。 2021年06月07日作成

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グレート・デンの特徴

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まずは、グレート・デンの特徴から見ていきましょう。
大きな身体のほかに、寿命などについても解説します。

体高は80cm以上の超大型犬

グレート・デンの最大の特徴といえば、その身体の大きさです。
体高はオスであれば80cm以上、メスの場合でも72cm以上と、かなり大きな身体つきをしています。
その身体の大きさは、迫力はもちろん美しさをも感じるほどで、国によっては「健全かつバランスが整っている場合は、大きければ大きいほど良い」と規定しているほどです。
ちなみに、体重は小さくても45kg以上になることから、やはり規格外の大きさであるといえます。
過去には、体高約112cmでギネス記録になったグレート・デンもいました。

平均寿命は短い

超大型犬のグレート・デンですが、残念ながら平均寿命はほかの犬種に比べて短いです。
だいたい5~10歳程度だといわれており、7歳頃に寿命を迎えることが多いといわれています。
なぜグレート・デンがここまで短い寿命であるのは、理由は定かではありません。
しかし、胃捻転をすることが多いことや、身体が大きいため心臓などの内臓に大きな負担が掛かっていることが考えられます。
もちろん、飼い方次第ではさらに寿命は延びることもあるでしょう。

グレート・デンの被毛について

グレート・デンは短毛かつシングルコートの犬種であるため、抜け毛が少なく被毛のケアがしやすい犬種といえます。
ただし、シングルコートの犬種は日光が直接皮膚を刺激してしまうため、皮膚のケアが大切です。
ラバーブラシなどで、優しく被毛と皮膚のケアをしてあげましょう。
被毛のカラーは数種類あり、フォーンやブリンドル、ハルクインやブラックなど、さまざまなカラーが挙げられます。
その中でも白にギザギザの黒の斑点があるハクルインはグレート・デンにしかないカラーであり、人気が高いです。

グレート・デンの性格

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一見怖そうなグレート・デンですが、実際はどうなのでしょうか?
犬種の性格を知ることで、接し方も理解しやすくなります。

誰にでも優しく温厚な性格

見るからに怖そうな見た目のグレート・デンですが、その印象に反してとても温厚で「優しい巨人」と称されるほど穏やかで優しい性格をしています。
知らない人や犬に対しても、攻撃的になることは少ないでしょう。
小さな子どもがいる家庭でも、問題なく飼うことができそうです。
しかし、大きな身体であるため力も強く、小さな子どもといっしょに遊んでいて怪我をさせてしまわないようにしっかりと見守るようにしましょう。

飼い主に対して従順

グレート・デンは使役犬として活躍していたこともあり、とても従順な性格をしています。
しっかりとしつけをすれば、良いパートナーとなってくれるでしょう。

知らない人や犬に対しては謙虚な一面も

グレート・デンはその迫力に反して、意外にも内気な性格をしています。
犬同士の喧嘩に加わることも少なく、知らない人に対して自分から突っかかることもありません。
その見た目でありながらも謙虚な姿勢が、多くの人から人気を集める理由のひとつといえそうです。

グレート・デンの飼い方

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大きな身体のグレート・デンは、飼うのに苦労するのでしょうか?
最後に、グレート・デンの飼い方やしつけ方法について見てみましょう。

しつけはしっかりと!

グレート・デンは従順な性格をしているため、しつけも比較的簡単にすることができるでしょう。
しかし、子犬のうちはやんちゃなので、それをしつけせずに放置していると手のつけられない犬になる可能性もあります。
グレート・デンほどの大きな身体を持ちながら引っ張り癖がついたら、簡単に抑えられるものではありません。
そのため、なるべく子犬のうちにしっかりとしつけをするようにしましょう。
ただし、察しが良いためそこまで厳しくしつけをする必要はありません。
「ダメなものはダメ」としっかりと教えることで、従順で飼いやすい犬になるはずです。

広い室内を用意しよう

グレート・デンに限らず、犬は基本的に室内で飼わなければなりません。
また、グレート・デンは大きな身体を持っているため、広い室内が必要です。
一軒家であることはもちろん、グレート・デンが歩き回っても窮屈さを感じないような広さが理想でしょう。
また、足腰への負担を減らすために、クッション性のあるマットを敷いてあげることをおすすめします。

毎日の運動時間を確保する

グレート・デンにとって、毎日の運動は絶対に必要です。
どれだけ広い室内で飼っていたとしても、散歩やドッグランなどでの運動に勝るものではありません。
グレート・デンを運動不足やストレスが溜まらないようにするためには、1日朝晩2回の各1時間程度、合計2時間の運動時間を確保してあげましょう。
しかし、胃捻転のリスクが高まるので、運動後はしっかりと休ませてから水を飲ませるようにすることをおすすめします。
また、運動前に食事をさせることも避けたほうが良いでしょう。
家に広めの庭がある場合には、散歩以外にも庭でいっしょに遊ぶことでコミュニケーションをとることができます。

定期的な健康診断

寿命がほかの犬種に比べて短いグレート・デンを健康的に過ごさせるためには、定期的な健康診断が大切です。
何らかの病気にかかっていたとしても、早期発見できていれば治療もスムーズに行うことができるでしょう。
理想は年に2回以上ですが、最低でも年1回は健康診断を受けることをおすすめします。

心優しいグレート・デン

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グレート・デンは、その風貌もあってか怖い犬種だと勘違いされがちです。
しかし、実はとても温厚で飼いやすい犬種であるといえます。
はじめて犬を飼う人であれば難しいかもしれませんが、一度犬を飼ったことがある人はグレート・デンを飼うのは容易いはずです。
ただし、平均寿命の短さに加えて、日々の十分な運動時間も確保しなければなりません。
充実した時間を過ごすことができるように、グレート・デンは時間に余裕がある人におすすめしたい犬種です。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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