6月 18, 2023 20:32 Asia/Tokyo

フランスで、同国とイタリアを結ぶ高速鉄道路線の敷設をめぐり、警察と抗議者らが衝突しました。

この新鉄道路線はフランス・リヨン市とイタリア・トリノ市を結ぶもので、そのうち57kmはトンネルを通じてアルプス山脈を通過するルートになる予定です。

この鉄道路線の敷設費用には280億ドル以上が見込まれており、EUも建設を支持しています。

環境保護活動家らは、この鉄道路線の敷設がアルプス山脈の環境に悪影響を与えると考えています。

 

フランスで、警察と環境保護活動家らが衝突

 

イルナー通信によりますと、フランスでは17日土曜、警察が高速鉄道の敷設に抗議する数千人のデモ参加者と衝突し、抗議者らに催涙ガスを噴射しました。

複数の報道からは、抗議者の一部が警察にものを投げつけたことが明らかになっています。

ダルマナン仏内相は、これらの衝突で警察官12名が負傷したことを明らかにしました。

 

フランスで、警察と環境保護活動家らが衝突

 

また、「外国人96人が国境で入国拒否され、この関連で400個以上の危険物が摘発・押収された」としました。

さらに、フランス通信は、イタリアの活動家約280人を乗せたバス5台が国境で数時間足止めされ、その後イタリアに送還されたと報じました。

一方、デモ参加者らはフランス南東部のサン・レミ・ド・モラン村で、集会規制を破って集会を開催しました。

集会の参加者らは、集会を開催した地区の主要な幹線道路を封鎖しました。

 


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