日本の国花 『桜』 なぜ日本人はこんなに桜が好きなの!?

こんにちは。高1のまこです!

世界中の人が各母国の文化を「素敵だな」って思って欲しい。日本の伝統文化を「儚いから継承する」ではなく、「好きだから求め続ける」を目指して、日和の活動に関わっています。

さてさて今日は、日本の花といえばすぐに名前が上がってくる『桜』についてのお話です!


1. 「神」が宿る桜

みなさん、サクラの名前の由来をご存知ですか? 諸説ありますが有力なのは、

「サ」 は「サ神」を表しており、これは「田んぼの神様」を意味し、「クラ」 は神様が鎮座する「台座」のことで、 『田んぼの神が宿る木』 が由来のようです。

 また、農家は、古くから桜を農業の目安にしてきました。つぼみが七部ほど膨らむと稲の籾まきを始め、花が満開になると桜の下で豊作を祈願しました。夏、桜が青々とした姿に変わるとセミ時雨に包まれ、そして畑作の準備を開始。豊作祈願の神事では、花の咲き方で今年の収穫を占うこともあったそう。 


このように桜は、農家が、毎年微妙に異なる季節の変化を知るための暦がわりとしても大切にされてきたのです。


2. 日本人が桜に魅了される理由

 では、なぜ桜は、古代から人々の心をくすぶり、崇められる対象となってきたのでしょうか?


それには、桜の誇る容姿の美しさはもちろん、他に二つの理由があると私は考えます。


 一つ目は、『春を待ち焦がれる感情』です。長い閉ざされた冬を超え、待ちに待った春。動植物は活気を取り戻し、人々の心も明るくなっていきます。桜は、まるでその心を表現したかのように温かみのある美しい花を咲かせ、人々もその桜を見てより一層春の訪れを実感します。

 二つ目は、『命の儚さ』。私たちは桜の花が咲く前から、今か今かと待ち望み、三分咲き、五分咲き、七分咲き... やっと満開になったと思いきや、夜の雨風が強ければ、次の日にはすっかり見頃を終えてしまっていた.. こんな経験ありませんか? 「明日、どうなるかわからない」。この「生命の儚さ」「名残惜しさ」が、私たちの心を魅了する一番の理由ではないでしょうか。

3.  桜が使われる和歌

 そんな桜が使われている和歌の中でも、よく知られているのが、古今和歌集の在原業平の歌ですよね。

 『世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし』
 ( この世の中に、全く桜というものがなかったなら、春を過ごす人の心はどんなにのどかであることでしょう。 )

本来春はのどかな季節であるのに、人は桜が咲くのを待ち、散るのが気になり落ち着きません。桜があるために人々の心が穏やかでないことを述べて、人の心を騒ぎ立てる力のある桜の素晴らしさと、桜への愛着が切なく表現されています。またこの歌は、男女の中を抽象的に表現しているようにも取れます。


4. 日本のお花見文化

 ここまで長々と桜の話をしてきましたが、実は奈良時代まで、お花見といえば『梅の花』だったそう。それが平安時代になり、遣唐使が廃止され、日本本来の文化を重視する国風文化が発展します。そこで桜を広める第一人者となったのが、嵯峨天皇です。嵯峨天皇が桜好きであったことから、徐々に花見の中心が桜に変わって行きました。

最後に、ひとつ。

お花見といえば、欠かせないのが『三色団子』ですよね。この三色、何を表しているかというと、実は3つの季節を表現しているのだとか。


  • 白は「冬の淡い雪」 
  • ピンクは「春のほのかな桜」 
  • 緑は「初夏の清々しい新緑」


秋がないのは、「飽きない」「商い」をかけて、「いくら食べても飽きない、だから繁盛する」という団子屋さんのユーモアが入っているようです笑



みなさん、桜のことをより深く知っていただけましたか?

たった一つの花についてでも、こんなに長い歴史と文化があることに、私自身驚きました。

今年は、みんなでのお花見も難しかったと思いますが、いずれ楽しく桜の下で過ごせることを願って。

T
2020.05.24

私は散った桜や桜が散る様子を見るのが好きなのですが、この文章を読んで、たしかに、桜の儚さに魅了を感じていたのかもしれないと思いました。
今年はあまり桜を楽しむことができなかったので、来年にはコロナウイルスが収まってお花見できるようになるのを願うばかりです。

Myon
2020.05.21

まこさんの文章がとても綺麗で読んでいて心地が良かったです☺️
日本の象徴といえば、桜ですよね。でもその桜にこんな意味があったとは知りませんでした、、さすが象徴、奥ゆかしさと切なさと儚さを併せ持った美しい花です🌸

まこ
2020.05.23

文章を褒めていただけるなんて、とっても光栄です!!ありがとうございます!

Ayaka
2020.05.21

桜を見ていると、冬の間に準備してやっと咲いて、しかしすぐ散ってしまうという儚さがまた美しいと感じます。
三色団子の色の意味も知らなかったので面白いです!
日本の誇れる桜をこれからも大切にしていきたいですね☺️

HINAKO
2020.05.21

今年はコロナの影響で桜をゆっくり観に行くことが出来ませんでした。でも記事を読ませて頂いて、頭の中に春の陽射しの中で、花びらが舞い散る風景が思い浮かびました。来年こそは桜の美しさを堪能したいですね!

あん
2020.05.21

日本人は昔から人の命と桜を重ねて見ていて、そこから「もののあはれ」という感情が生まれたと聞いたことがあります!桜と日本人は様々な場面で昔から深い関わりを持ってきたのですね。素敵です🌸