スティックセニョール(茎ブロッコリー)

  • アブラナ科

  • アブラナ属

  • 流通名(和名)

    スティックセニョール、茎ブロッコリー

  • タイプ

    一年草

  • 原産地

    地中海沿岸(園芸品種)

  • 草丈/樹高

    ~80cmほど

  • 耐暑性

    やや弱い

  • 花言葉

    「小さな幸せ」

スティックセニョール

スティックセニョール(茎ブロッコリー)の特徴

スティックセニョールは、茎ブロッコリーとも呼ばれ、ブロッコリーと中国野菜のカイランを交配させて作られた緑黄色野菜です。
アスパラガスのように茎が長く伸び、ブロッコリーよりも食べやすく、スーパーなどでもよく見かけるようになりました。
種まき後から45~90日くらいで収穫でき、一株から15本前後の花蕾が収穫できます。
ビタミンC、β-カロテン、カルシウムが豊富で、ブロッコリー同様栄養価の高い野菜です。

スティックセニョール(茎ブロッコリー)の栽培

用土

弱酸性の土壌を好みます。酸性が強い場合は、植え付けの2週間ほど前に苦土石灰をまいて調整します。
植え付けの1週間くらい前になったら、堆肥、化成肥料を施してよく耕しておきます。連作を嫌いますので、前回アブラナ科を植えた用土は再利用しないようにしましょう。
プランターの場合は、一般的な培養土は弱酸性になっていますので、そのままで大丈夫です。
鉢植えでは定植後にIB化成などを施しますので、元肥はなくても大丈夫です。

タネまき

タネまきから収穫まで、45~90日くらいで収穫できます。
発芽温度は15~30度、生育適温は18~22度くらいで、冷涼な気候を好みます。

種まき適期は2~3月と7~8月。(※関東基準)

2~3月に種まきした場合は、収穫は5~6月ごろです。
7~8月に種まきした場合は、収穫は10月~11月ごろです。

1cm間隔くらい、ポットにまく場合は3~4粒、覆土はタネが隠れる程度にして、たっぷりと水やりをします。
夏まきの場合は、寒冷紗やよしず等で、涼しい環境になるようにしましょう。

本葉2枚になる頃にビニールポットに移植し、間引きしながら1本立ちにします。本葉が5~6枚程度になったら定植します。

定植

畑の場合は、だいたい株間40cmくらい、65cmプランター(野菜用の深いもの)では2株が目安です。
虫がつかないよう、トンネルを作り防虫ネットや不織布などで保護しましょう。
伸びてくるに従い、支柱などを立てて、茎が倒れないようにします。

肥料

プランターの場合は、定植後、2週間後くらいに、IB化成や野菜用の化成肥料などの置き肥を施します。
(有機肥料は、虫やカビなどが発生しやすくなります。ベランダ菜園などでは、IB化成などの化成肥料にした方が虫が発生しにくいです。)
畑も、プランターの場合も、2~3週間に一回くらいの割合で定期的に追肥をします。

摘心と収穫

頂花蕾(主枝の頂点にできる花蕾)が2~3cmの大きさになったら、主枝の頂花蕾を摘み取って摘心します。
早めに摘心することで脇芽が出て収穫量が増えるようにします。
側枝の先がつぎつぎと伸びてきます。枝が20cm以上、花蕾が10円玉大くらいになったら収穫時です。
収穫後にもしっかりと追肥を施しましょう。

スティックセニョール苗