エリカ

  • ツツジ科

  • エリカ属

  • 流通名(和名)

    エリカ

  • タイプ

    多年草

  • 原産地

    南アフリカ、ヨーロッパ、北アフリカ

  • 草丈/樹高

    15cm~3m

  • 開花期

    種によりさまざま

  • 花色

    赤、ピンク、オレンジ、黄、白など

  • 耐寒性

    強~中(品種により異なる)

  • 耐暑性

    弱~中(品種により異なる)

  • 花言葉

    「孤独」「寂しさ」

エリカ(ジャノメエリカ)南アフリカ原産

エリカの特徴

エリカは700種類以上の種類があり、主にヨーロッパ原産のものとアフリカ原産のものとに分かれます。
ヨーロッパ原産の品種は寒さに強く、暑さに弱い傾向があります。
アフリカ原産の品種は暑さや乾燥に強く、寒さにやや弱い傾向があります。
最も流通の多い「ジャノメエリカ」は、寒さにもある程度耐性がありアフリカ原産です。

英名は「ヒース」です。
ヒースはイギリスやアイルランドなどの農耕に向いていない荒地や、そこに生える草花(エリカ)をさしています。
そのため「孤独」「寂しさ」という花言葉は、寂しく孤独な地という意味からつけられたのではないかと言われています。

エリカの中でも「ジャノメエリカ」は、寒さに強く、マイナス5度くらいまで大丈夫です。そのため比較的地植えにも向いてます。
「ジャノメエリカ」「スズランエリカ」「カナリーヒース」「アケボノエリカ」「エリカ・ホワイトデライト」「クリスマスパレード」など、花色も花形も様々な品種があります。

エリカ(スズランエリカ)

エリカ(スズランエリカ)

エリカの栽培

用土

酸性の土壌を好みます。庭に植える場合は石灰をまかないで下さい。
石灰を混ぜてから植えると半年くらいで枯れる場合があります。

置き場所

多肥多湿と高温期の蒸れに弱く、日当たり、風通しのよいやせ地を好みます。
特徴としては、根が細かいので、水はけをよくして、乾燥させないことが大切です。(過湿はダメ)

「ジャノメエリカ」を含み、「スズランエリカ」「ホワイトデライト」「クリスマスパレード」「ファイヤーヒース」など流通しているエリカは南アフリカ原産が多いです。
南アフリカの自生地は、夏はカラっとして乾燥していて涼しく、冬は穏やかで湿潤という気候です。夏は高温多湿で、冬は乾燥という日本とは真逆の環境です。
そのため、基本的に水やりや置き場所など、初心者にはやや難しい部類に入ります。

日が当たらない所では翌年花が咲きにくくなりますので、十分に日光に当てるようにしてください。真夏は涼しい半日陰に移動します。
耐寒性は品種により異なります。比較的寒さに強いのは「ジャノメエリカ」。

水やり

根が細く、水切れをおこすと先端がうなだれてきます。水切れに注意しますが、過湿も嫌うので、お水のやりすぎには気をつけましょう。

売っているものは、鉢が小さく土が固くなっていて、中までお水が浸透しにくい場合あります。シャワーのように株元に時間をかけてたっぷりお水をかけ、鉢土全体がお水をしっかりと吸収してずっしりと重くなるのを確認するようにしてください。

次にお水をあげるタイミングは土が乾いたら、です。
鉢植えの場合は土が乾くまでは水をやらないでください。

真夏は、高温時の昼中の水やりは避け、涼しい朝方か、夕方以降にします。
冬は凍結を避けるため、暖かい昼中にお水やりをし、夕方以降は避けましょう。

庭植えした場合は、よほど日照りが続かない限り自然にまかせて大丈夫です。

花が落ちたらこまめに取り除く

エリカは開花すると咲いた花はどんどん落ちていく性質があります。
落ちた花をそのままにしておくと、日当たりや風通しが悪くなりますので、枯れる原因になります。
こまめに取り除いて、株もとがいい状態を維持しましょう。

肥料

生育期間に緩効性肥料を施します。真夏は肥料はあげないようにしましょう。

切り戻し

花後(5~7月ごろ)に、花が咲いていた部分までばっさりと切り戻します。
株全体に花がつく品種は、すべての花が終わったら全体の2/3~半分以下に切り戻しましょう。

エリカ(ブライダルヒース)南アフリカ原産

エリカ(カナリーヒース)南アフリカ原産

エリカ(ホワイトデライト)南アフリカ原産