ウブドの「イブオカ」~豚の丸焼きバビグリン:

2009年03月31日

三月の連休を活用して、BALI(バリ島)へ行ってきました。

今回のバリ旅行期間中は、ほぼUBUD(ウブッ)〜以下ウブドと表記〜近辺に滞在していました。
バリ島全体への思いについては、「無国籍人…」ブログに書き始めています。
ここ「うんぼく…」ブログでは、ウブドのレストランやショップ、町や田園のようすの紹介が中心になります。
今日はやや詳しい説明になります。いきなり行って試行錯誤しながら美味いものにありつくのが好きな方は、スルーされるようお薦めします。

最初の店は、「Ibu Oka」=「IBU OKA」=イブオカ
ウブドのバビグリンのワルン(食堂)です。


バビグリンとは、豚の丸焼き料理のことで、バリの人々にとっては特別な日の特別な御馳走です。
そのバビグリンがふだんでも食べられるとあって、この店はバリニーズ、観光客を問わず大人気。
『地球の歩き方』によれば、三時頃には売り切れてしまうそうです。

もちろん、客の食卓に丸焼きが運ばれてくるわけではなく、裏の調理場でさばき、皿に盛られたものをいただきます。

ウブドの「イブオカ」~豚の丸焼きバビグリン:



イブオカの位置は、簡単です。
ウブドのにぎわいの中心地は、市場(パサール)とウブド王宮(プリ サレン アグン)付近ですが、その王宮の西側、広い道をはさんだ向かいにあります。
「IBU OKA」と表示があり、人が集まっているのですぐわかります。
ただし、その店で営業しているとは限りません。今回はその店の前に「別の場所で営業中」と英語の貼り紙がしてあって、その指示通りに少し歩けば行き着きます。
念のために書きますと、そのウブド王宮西側の広い道を北に進み(つまり市場から離れ)、最初の路地を右折して小さな坂をのぼると、もう一つの店舗が角にあります。門を入ってください。

ウブドの「イブオカ」~豚の丸焼きバビグリン:



ウブドの「イブオカ」~豚の丸焼きバビグリン:



この遠い方の店で座って食べる場合の注文のシステムを紹介します。
門をくぐると、左手にレジがありますが、それは気にせず、中庭に入ります。忙しげなスタッフが気づかない場合は呼び止めます。
スタッフは空いている席を示し、飲み物を尋ねますから、たとえば『ビンタン ラージ ワン、ツーグラス 』とか告げればいいだけのことです。
私たちはこのようにしましたが、勝手に空席を見つけて座ってからスタッフを呼び止めてもだいじょうぶな気がします。

飲み物と料理のメニューは、入ってすぐの大きな看板に書かれています。
初訪問の私たちは、バビグリンの二種をオーダーしたのですが、運ばれてきたのは同じもの。
たぶんこれがふつうのバビグリン(「バビグリンスペシャル」 一皿25000ルピア=208円)
オーダーミスかもしれませんが、
けっきょくどの客も同じ料理を食べているのかもしれません。


店内の写真を二枚ほど載せましょう。
雰囲気のある立派で大きな民家の中でいただく感じになります。
ま、それもそのはず、このイブオカの経営は、ウブドの王族ですから。
なお、観光客は多国籍です。
欧米人がやや多いですが、ガイドに連れられた日本人や中国人の家族の姿も目立ちます。

ウブドの「イブオカ」~豚の丸焼きバビグリン:



ウブドの「イブオカ」~豚の丸焼きバビグリン:




ビンタン(インドネシアのビールの銘柄)を飲んで待っていると、
バビグリンが運ばれてきました。

ウブドの「イブオカ」~豚の丸焼きバビグリン:



ウブドの「イブオカ」~豚の丸焼きバビグリン:



これは見るからに美味そうです。
器も趣があります。
料理を見たとたん、gadogadoは手で食べることに決めました。
テーブルにはスプーンやフォークも用意されていますが、ここはでしょう。
(あとで店内を見ると、手で食べていたのは1人の女性だけでしたが)

ウブドの「イブオカ」~豚の丸焼きバビグリン:



パリパリの分厚い皮。
柔らかくてジューシーな肉。
ほどよく香辛料の効いた野菜とごはん。
サンバル(インドネシアの辛みのある香辛料)で味は調節します。

いやあ、これは秀逸です。

写真にはありませんが、
テーブルやその付近には、
マンギス(マンゴスティン=果物)やクルプッ(揚げせんべい)、ミネラルウオーターが置いてあります。
これは無料ではなく、食べたらレジで申告するシステムです。

私たちはデザート代わりにマンギスをいただいて、満足。
洗面所で手を洗って、レジに向かいました。
なお、トイレは数が少なく、混み合います。

ウブドの「イブオカ」~豚の丸焼きバビグリン:



テイクアウトの客もいるので、レジには常時行列ができています。
この日のレジは、小さい女の子を抱きかかえた女性が勤めています。
この女の子は、私たちの食事中、建物の中から泣きながら姿を表し、そのままレジの女性に抱かれています。
お母さんですね。
スタッフの制服を着ておられないので、経営者一族の方でしょうか。
とすると、もしかして王族のお姫様?

レジでは、自己申告です。
私たちは、『ツーバビグリン、ワンラージビンタン、ツーマンゴスティン」と申告。
合計85000ルピア(708円)でした。
決して庶民価格ではございません。

ごちそうさま。




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Posted by gadogadojp at 18:30│Comments(2)グルメ
この記事へのコメント
annさん、こんにちは、いらっしゃい。
イブオカ、行かれましたか!
ウブドでバビグリンが食べられる大きな店はここだけかと思いますので、ここでしょう(笑)
今回は、(店の中には)犬はいなかったです。
写真で、料理を思い出してくださいね。
Posted by gadogadojpgadogadojp at 2009年03月31日 21:06
あ〜!!わたしここ行きました!

突然オジャマします。

豚皮好きな者で!

でもお店とか場所とか覚えがあるのに、
やたら犬?がいたような・・
肝心のフードが思い出せない・・

本当に食べたのだろうか。
Posted by ann_ann_ at 2009年03月31日 18:38
 
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