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水色の恋 / 天地真理

今も根強いファンが多い天地真理さんのデビュー曲です(^^):

水色の恋.jpg

「水色の恋」は天地真理さんのデビューシングルとして1971年10月に発売され、
オリコン最高3位、同100位内に27週ランクインし、43.2万枚の売り上げを記録する
大ヒットとなりました。


TBSのドラマ「時間ですよ」でのお手伝いさん役のオーディションには落ちたものの、
その審査員でありドラマに主演されていた森光子さんに「あの子には何かある」と見出され、
特別に「2階のマリちゃん」という役が作られデビューしたというのは有名なエピソードですね(^^)


控えめで出しゃばらず、楚々として上品な佇まいの真理さんは、
当時の若い男性にとって理想的な女性だったんですね。

笑顔がとても素敵で歌は明るいのに、どこか陰がある。
そんな個性が、さして時間も要さずついには日本全体の人々に、
それも老若男女問わず受け入れられたんです。


そんな真理さんの、歌手デビュー直後の記事です(月刊明星、1971年11月号)。
画像上クリックで大きな画像が開きます:

天地真理デビュー.jpg

この曲はアマチュアの作品で、当初は「小さな私」という題名だったんですね。
ヤマハポピュラーコンテストの前身で天地真理さんも出場した「'70作曲コンクール」で、
藤田とし子さんという方が歌った曲だそうです。

ところがこの曲、天地真理さんの歌でヒットしている最中に
歌詞もメロディーも盗作である事が判明してしまい、
天地真理さんが所属していた渡辺プロの当時の社員が、
それが表だたないように苦労して処理したそうです。

この記事の最後にある作詞・作曲のクレジットに外国人の名前が併記してありますが、
それはその処理の結果、なんですね。


アレンジは、小柳ルミ子さんの初期の楽曲を数多く手掛けられた森岡賢一郎氏です。
細かいアルペジオのギター、ストリングス、ブラスなどを駆使し、
元はフォークソングであったこの曲が豪華なサウンドになったんですね。


この他にも数種類のアレンジが作られ、レコーディングには全部で1週間掛かったそうです。
もしそれらのテープが現存しているならば、
しかも天地真理さんのヴォーカルが入っているならば、ぜひ聴いてみたいですよね(^_-)


天地真理さんは国立音楽大学附属中学・高校と進学し、さらにヤマハミュージックスクールの
ヴォーカルコースにも進んだという実に正統派の歌手なんですね。

当時、天地真理さんの歌は「ヘタ」という人が多かったのですが、
テレビでの歌唱でも歌声はレコードとあまり変わらず(時々枯れてましたが(^^;))、
歌詞も明瞭に聴き取れると言った感じで、私にはヘタには聞こえませんでした。


推測するに、天地真理さんのようにすべてファルセット(裏声)で歌い通すタイプの歌手は
歌謡曲では少なく、また粘り気がなくサラッとした感じの歌声だったので、
ある意味特異に聞こえたのでは、とも思います。


天地真理さんの人気はシングル盤の売り上げに留まらず、
1971年12月に発売されたファーストアルバム「水色の恋 / 涙から明日へ」は、
翌年2月にオリコンのアルバムチャート1位となり、
途中1ヶ月間を除き6月第1週まで1位をキープ。 
そして同100位内に40週、約26万枚の売り上げと、
歌謡曲のアルバムとしては異例とも言える大ヒットになりました。


「水色の恋」のB面には村井邦彦氏作曲の「風を見た人」が収められています。
「水色の恋」とは全く趣の違う静かなマイナー調の楽曲で、
天地真理さんの曲の中では非常に異色な仕上がりになっています。
3/4拍子で始まりサビで4/4拍子の3連メロディーになるという変わった構成で、
さらに、天地真理さんの楽曲には珍しくサビで1人2重唱となっています。

余談ですが、天地真理さんのシングルのB面は他にも良い曲が多く、
「花ひらくとき」(恋する夏の日)、「もの想う季節」(空いっぱいの幸せ)、
「花嫁の友だち」(恋と海とTシャツと)など、
A面にしても十分ヒットが見込めるような曲があるんですね。


「風を見た人」も含め、それらは1998年11月発売で今も現行のベスト盤、「GOLDEN
J-POP THE BEST 天地真理」に収められています。
興味がある方はご一聴をお勧めします(^^)


「水色の恋」
作詞 : 田上えり、Carlos Pesce
作曲 : 田上みどり、Fellclano Latasa
編曲 : 森岡賢一郎
レコード会社 : CBSソニー
初発売 : 1971年10月1日

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コメント 22

Marco Polo

「水色の恋」透明感があり70年代を代表する歌のひとつだと思います。
本当にもの凄くヒットしたのに10月1日デビューのため
その年のレコート大賞新人賞には選ばれなくて、
72年に大衆賞を受賞しましたね。
あの頃は大衆賞がその年の本当の人気の証のようでした。

あの頃から月日を重ねて自然体の素敵な五十代の天地真理ちゃんで
是非もう一度ファンの前に現れて欲しいです。
数年前NHKで「恋する夏の日」を歌っていましたが
声とスタイルの変化に驚きました。
あの当時の歌声が記憶にあるので
どうしてあんな声で歌うのか理解に苦しみました。
もうファルセットで歌うことはできないのかも知れませんね。

芸能人なので体重を含めて体調管理は絶対条件です。
隣のマリちゃんならぬ、隣のおばさんにならないでください。
もう一度透明感ある歌声を取り戻し
コンサート活動を行いヒット曲を聴きたいです。


by Marco Polo (2010-02-01 00:46) 

オリ25

これ森岡さんのアレンジだったんですね
知らなかった~
まだ真理ちゃんもアイドルアイドルしてなくて
丁寧な歌唱が好感もてます

他の方は割りと「あ、ファルセットになった」と
聞き分けできるんですけど
彼女の歌唱は地声なのかファルセットなのか
判りません

by オリ25 (2010-02-01 13:48) 

ぽぽんた

Marco Poloさん、こんばんは!

近年の真理さんについては、「想い出のセレナーデ」の回にその本文とコメント欄に
私の思いの丈を書かせて頂いたので、それを繰り返す事は控えたいと思いますが、
集約して一つだけ書かせてもらえるならば、「本当のプロ歌手に戻って下さい!」
ですね。

意外な事にシングルの「水色の恋」はオリコン1位にはならなかったのですが、
この曲が真理さんのイメージを一番端的に表現している気がします。

by ぽぽんた (2010-02-01 22:03) 

ぽぽんた

オリ25さん、こんばんは!

森岡賢一郎氏は、真理さんのセカンドアルバム「ちいさな恋・ひとりじゃないの」で
さらに2曲ほどアレンジを担当しています。 恐らく渡辺プロつながりでしょう。

本文にも書きましたが、真理さんの歌声は常にファルセットです。 学生時代に
クラシックを勉強されていたそうなので、その発声を応用したのだろうと思います。
真理さんの地声での歌唱が聴けるのは、ライブ録音のアルバム「君よ知るや
南の国」の中だけなんですね(^^;)

by ぽぽんた (2010-02-01 22:13) 

mariminafan

ご無沙汰しておりますが,いつも読ませていただいています.
ところで,森岡賢一郎さんが編曲している真理さんのシングルA面は,他に「初めての涙」・「矢車草」・「愛の渚」・「夢ほのぼの」だと思います.
それと真理さんのファーストアルバムは全曲カバーというのも面白いと思います.
by mariminafan (2010-02-01 22:23) 

ぽぽんた

mariminafanさん、こんばんは!

後期の曲の事は失念してました(^^;) 申し訳ありません。

ファーストアルバムが全曲カバーなのは、「水色の恋」がヒットしたために急遽制作が
決まり、曲の発注が間に合わなかったからかも知れませんね(^^;) たまたま
なのでしょうが、「なのにあなたは京都へゆくの」はオリジナル(チェリッシュ)と
同じく馬飼野俊一氏の編曲であるのが面白いですね。 オリジナルよりキーが
半音低いだけでほとんど同じアレンジですが(^^;)

by ぽぽんた (2010-02-01 23:56) 

mariminafan

ポポンタさん,ありがとうございます!
真理さんのB面では「ある日私も」(ちいさな恋)もいいですね.
でも極めつけは,あの名曲ですら「恋と海とTシャツと」のB面として,「青春のセレナーデ」というタイトルで録音済みどころか,発売予告済みだったということですね.
しかも代わりのB面が御紹介の「花嫁の友だち」.
そしてそのB面は「わたしの場合」ですからね.
名曲だらけの中でも,この頃のスタッフの判断は冷静・的確だったと感心します.
by mariminafan (2010-02-02 12:09) 

ぽぽんた

mariminafanさん、こんばんは!

私が初めて買った真理さんのシングルは「ちいさな恋」だったので、「ある日私も」は
大好きでした。 何となく不思議な感じのする曲ですよね。

「想い出のセレナーデ」がB面候補だったとは知りませんでした(^^;) そろそろ
明るいだけのアイドルを卒業して哀愁路線に乗せよう、という意向だったのかも
知れませんね。 セールス的にも前作よりも盛り返したので、当時マスコミがでっち
上げたスキャンダルさえなければ人気もさらに持続しただろうに…と思うと今でも
とても残念です。

私は、B面では「もの想う季節」が最高に好きです。 この曲も当初A面にする予定で
制作されて、発売直前になって「空いっぱい…」に変更されたそうですが、やはり
結果論ですが、それは失敗だった気がします。

by ぽぽんた (2010-02-02 18:33) 

mariminafan

ぽぽんたさん,字を間違ってました.ごめんなさい.
「青春のセレナーデ」はhttp://www.geocities.co.jp/fujiskre/kbl25.htmlで,「セレナーデ」か「のセレナーデ」で検索してください.
ここまで具体的ではないですが,SINで「想い出のセレナーデ」が放送される一ヵ月くらい前に,三和シャッター歌謡ベストテンにゲスト出演して,「早くからできていた」と話しています.
「空いっぱいの幸せ」よりも「もの想う季節」と私も思いますが,ここで「恋人たちの港」だったら最高だったと思っています.
by mariminafan (2010-02-02 19:45) 

ぽぽんた

mariminafanさん、こんばんは! ハンドルの字はどちらでも良いですよ(^^)
ただカタカナだと村上秀一さんっぽいですね(^^;)

素晴らしいですね、こんなHPがあったんですね(^^) レコードマンスリーは当時、
レコード店でよくもらってきたものです。 確かに「恋と海とTシャツと」のB面が
「青春のセレナーデ」となってますね。 山口百恵さんの「ひと夏の経験」などと
並んでいるのが何となく感慨深いです(^^) リンク、ありがとうございました!

「歌謡ベストテン」はよく聴いていましたが、真理さんが出演した回は記憶に
ありませんでした(^^;) 因みに私が所有しているFM fan、1974年No.23
の番組表に載っている「歌謡ベストテン」の順位で、「想い出のセレナーデ」が3位
(11月2日付)になっています。

「恋する夏の日」で「明るい真理ちゃん」を極めてしまったので、次はやはり同系統
よりは別路線の曲が良かったと思えるんです。 「恋人たちの港」がそこに来たら
スムーズにイメージチェンジ出来たかも知れませんね。

by ぽぽんた (2010-02-02 23:17) 

mariminafan

ぽぽんたさん.データ有難うございます.日付がわからないのですが8位のときです.漏れがなければ8→3→2→3→4→3→6→11位ですが,3位が3回もありますね.
by mariminafan (2010-02-02 23:41) 

ぽぽんた

mariminafanさん、再びこんばんは!

11月2日付の前週が4位だったので、書いて頂いた順位の推移を参考に逆算
すると、真理さんがゲスト出演した8位の時は9月28日放送のようです。

私はこういう検証が好きなんです(^^) 何となく当時に戻れるような気がする
んですよ(^^)

by ぽぽんた (2010-02-02 23:58) 

mariminafan

ぽぽんたさん,お忙しいところ有難うございました.よく保存できてますね.素晴らしいし,うらやましいです.
このときの,もうひとつの話題は「九段会館でのLiveは秋と冬に分けて出る」と話してます.実際は2枚組として12月10日に「木枯らしの舗道」と同日発売になりました.確かに1枚目の最後で「お別れの曲です」といってますからね.
というところで,また当分の間ROMさせていただくことになると思います.有難うございました.

by mariminafan (2010-02-03 01:50) 

ぽぽんた

mariminafanさん、こんばんは!

いえいえ、ただの記録好きですから(^^;) しかし、このように買ってから30年
余り経ってから役に立つような雑誌も多いので、捨てられずにたまる一方なのが
悩みの種なんです(>_<)

今でも後悔している事があって、それは浅田美代子さんのシングル「赤い風船」
を買った時にCBSソニー5周年記念ライブへの応募ハガキが付いていて、私も
それを送ったら当選したんです(^_^)v しかし当時小学生で、武道館まで一人
では行かせられないと反対されて泣く泣く行くのを諦めたんです(T_T) そのライブ
には当然のように真理さんや浅田美代子さん、南沙織さん、郷ひろみさん等も出演
されていて、歌謡曲が一番良かったと言える時代のアーティストを生で見られる
絶好の機会だったんです。 今思い出しても悔しいんですよ(>_<)

こちらこそ、真理さんに関する情報をありがとうございました。 今後も機会があり
ましたら、またお時間などありましたら、ぜひまたコメントをお待ちしてます。

by ぽぽんた (2010-02-03 23:55) 

なかやま

長い海外出張のためご無沙汰です。
この歌はもっともオリカラで好きな歌です。もう35年ほど前に、この歌のオリカラが欲しくて、CBSソニーファミリークラブの「歌のない歌謡曲」を通販で購入したのです。「水色の恋」だけでなく当時流行っていた歌謡曲が収録されていたからですが、1ヶ月頃して郵送されてきて、ワクワクしながらそのレコードに針を落とした時、レコードと同じ演奏が聞こえてきて、歌の部分に差し掛かった時、なんとフルートでメロディがついているではありませんか?大変がっかりしていたのを覚えています。

by なかやま (2010-02-07 20:52) 

ぽぽんた

なかやまさん、こんばんは! お仕事、お疲れ様です。

そのお気持ち、非常によくわかります。 私もレコード時代に何度ガッカリさせられた
事か(T_T) カラオケを聴きたいというのは、ヴォーカルに隠れて聞こえなかった
音を発見したいという事、また耳馴染みの音楽からヴォーカルだけが無いという
独特の雰囲気を味わいたいからというのが大きいと思うんです。 なので、ガイド
メロディーなんぞは邪魔物以外の何物でもないですよね。 実際、メロ入りカラオケ
に歌を乗せて、それをプレイバックするとやっぱり変ですしね(^^;)

私のカラオケ探しは今も続いています(^_^)v

by ぽぽんた (2010-02-07 23:53) 

阿久秀&筒木享平

私も、ぽぽんたさん、なかやまさんと同感です。ガイドメロディーは、本当に困ったものです。

オリカラや70年代の歌の好きな方々とお話ができる場を作っていただいた、ぽぽんたさんに改めて感謝いたします。

最近知ったことですが、「モーラ」から、オリジナルカラオケがダウンロードできます。私は、「魅せられて」「異邦人」「ダイヤモンド」「悲しみは雪のように」などを購入しました。

それから、amazonに「歌だけ消去」という夢のようなソフトがでています。
ただし、「歌が消えない場合があります」と断ってあります。おまけに、レビューで歌だけ消すのは無理、とあります。

以前、ぽぽんたさんが、「オリジナルマスターからカラオケはつくれません」の項でおっしゃっていた通り、ボーカルを消すと他の音も消えてしまうのでしょうね。でも、4000円とちょっとなので、だまされたつもりで、買うかどうか、ずっと迷っています。
by 阿久秀&筒木享平 (2010-02-11 09:52) 

mariminafan

阿久秀&筒木享平さん,初めまして.
カラオケ作成ソフトですが,私の経験では普通の曲は,専用のソフトでなくても簡単に,かすかに聞こえる程度に消えます.
原理は次の通りです.
通常のステレオ録音ではボーカルが中央に定位していますが,これはカラオケ左チャンネル(L)とカラオケ右チャンネル(R)にモノラルのボーカル(V)が平等に追加されていて,左がL+V,右がR+Vとなっていることになります.ここで単純に左-右を行うだけです.つまり(L+V)-(R+V)=L-Rでボーカルは消えます.ガイドメロディーも同じでしょう.
ただしこのままでは左右が同じ信号つまりモノラルになります.私にはこれで十分なので販売されているソフトについてはまったく知りませんが,おそらくステレオらしくしたり,消えにくいものを工夫したりではないかと思います.
40年くらい前の大昔からビクターからステレオの付属機能と出ていたと思いますが,当時はアンプも単純だったので左の+と右の+の間にスピーカーをつなぐだけでもできました.(スピーカマトリックスによるサラウンドと同じです.)今のアンプはこわれるかもしれません.
そこでL-Rができるソフトを探すことになります.昔使っていたパソコン付属のオーディオドライバのなかにその機能付きのがあったような気もしますが,よく覚えていません.
私はWaveToneというソフトで行いますが,本来の用途が違うので,この単純な目的で使うにはもったいない上に,最初に解析をする必要があるのですが,それさえ済ませばとても使いやすいと思います.
フリーソフトでカラオケ生成ソフトとかあるかもしれません.とにかく,お金を出す必要はないと思います.
by mariminafan (2010-02-11 21:38) 

阿久秀&筒木享平

mariminafanさん、こんばんは。

くわしい解説ありがとうございました。ボーカルを消すためには、とても複雑な操作が必要だと思っていましたが、とても簡単なしくみなので驚きました。

やはり、お金は大切に使わねば、と思いました。ありがとうございます。
by 阿久秀&筒木享平 (2010-02-11 22:37) 

ぽぽんた

mariminafanさん、阿久秀&筒木享平さん、こんばんは!

mariminafanさん、解説をありがとうございます。 少々補足させてもらうと、
ソフトでは演算でLーRは難なく可能と思われますが、昔アナログでそれを行って
いた時は、片チャンネルの位相を逆にして(スピーカーで言うと+と-を入れ替え)
反対チャンネルの信号にミックスするという方法でした。 これは最近普及して
きたノイズ・キャンセリングと考え方は同じですね。 ただこの場合も出力はどうし
てもモノラルになり、また多くの曲で中央に定位しているベースやバスドラの音
なども一緒に消える(実際には減衰、ですが)ので、ベースの音域だけを元のソース
からまたミックスして音を復活させたり、またフェイズ・シフターを用いてかなり無理
やりモノラルになった音を左右に広げたりという工夫がされていました。
なお、昔その機能(「ボイス・チェンジャー」とかいう名称だと記憶してます)を採用
していたのは、コロムビアのステレオだったと思います。

ただ、アナログにしてもソフトにしても、ヴォーカルに付加されたリバーブなどは
通常左右に広がっていて、その音の成分は位相がメチャクチャなので(それが
広がりを感じさせる要因でもあります)、消すのはまず不可能です。 いつかは
ソフトでそれも消せるものが出ないとも限りませんが、かなり困難だろうと思います。

by ぽぽんた (2010-02-12 00:06) 

mariminafan

阿久秀&筒木享平さん,手抜きの上に記憶違いでした.とにかく曲によってはよく消えます.当然,他の情報もいっぱいなくなっていますし,ましてやオリカラができるわけではありませんが,利用価値はあると思います.

ぽぽんたさんフォロー有難うございました.ボイス・チェンジャー思い出させていただきました.
オペアンプどころか差動アンプ以前なので,そういう回路でしたね.
ところで,どうして割り込ませて頂いたかというと,私自身がつい先日,何十年ぶりにやってみたからなのです.
ある曲のイントロの管楽器のソロが大嫌いだったからというのが動機です.完全には消えなかったのですが,十分レベルは下がり,目的は達せられました.一方ボーカルの方はほぼ完全に消えて,昔はこんなに消えたっけと感動したからなんです.YouTubeの音なのに,昔のテープデッキとかに比べれば位相とかもしっかり考慮されてるんだと再認識しました.
この方法で慣らしたおかげで嫌いなイントロも普通に聞いても我慢できるくらいにはなりました(笑).

by mariminafan (2010-02-12 03:46) 

阿久秀&筒木享平

mariminafanさん、こんばんは。

たびたびのお便りありがとうござます。

CD化されているオリカラより、CD化されていないオリカラのほうが圧倒的に多いので、ボーカルをオフにして、アレンジだけを楽しむのも、一つの方法ですね。

もう一つのオリカラの楽しみ方は、私の場合、オリカラを収集する喜びです。CDショップをまわって、カセットやCDシングルのコーナーで、オリカラのついたものを見つけたときの喜びは、ひとしおです。でも、最近は、CDショップの数も減って寂しい限りです。


by 阿久秀&筒木享平 (2010-02-13 21:47) 

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