#1017
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箱根駅伝「時代を変えるルーキーズ」…順大・三浦龍司、中大・吉居大和、駒大・鈴木芽吹ら《超新星ギャラリー/2020年》

2023/12/18
ルーキー時代の順大・三浦龍司
今季の大学長距離界を沸かせている、5人の1年生ランナー。無限のポテンシャルを秘める彼らの、意外な素顔とは―。(初出:Number1017号[超新星ギャラリー]時代を変えるルーキーズ。)

順大
三浦龍司
RYUJI MIURA

©Ichisei Hiramatsu
©Ichisei Hiramatsu

Q.箱根駅伝での希望区間は?
A.以前は6区、今は1区

Q.最強ルーキーといえば?
A.柏原竜二(2009年/東洋大)

Q.最も意識する同級生は?
A.ロードでは佐藤一世(青学大)

Q.憧れのスポーツ選手は?
A.コナー・マクレガー(総合格闘技)

Q.入学後一番驚いたことは?
A.キャンパスがあまりに田舎なこと

Q.好きな食べ物は?
A.フルーツ全般

2002年2月11日、島根県生まれ。洛南高出身。7月に3000mSCで日本歴代2位、東京五輪参加標準記録を突破。168cm、55kg

 弱点などあるのだろうか。規格外の強さを見せるルーキーの中で、最もマルチな活躍を見せたのが三浦龍司だ。順大のお家芸である3000m障害、通称サンショーの高校記録保持者として入学すると、7月にいきなり日本歴代2位の8分19秒37をマーク。箱根予選会では大迫傑の持つハーフマラソンU20日本記録を6秒上回り、日本人トップでゴールした。

「十分すぎるというか、今振り返るとこんなところまで来てしまったんだな、と」

 学生駅伝デビューとなった伊勢路でも、圧巻のスパートを見せて区間新記録で1区の区間賞を獲得。名実共に順大の顔として見られるが「僕がエース? そんなことは全然ないんです。レギュラーに入って、力を発揮するだけ。選手層は厚いですし、力を認め合って走れてます」と立ち位置はあくまで挑戦者だ。その謙虚さが落ち着いた走りに繋がっているのだろう。

 どんな選手とも分け隔てなく付き合い、周囲から高い信頼を得る姿に、長門俊介駅伝監督は「今井(正人)のような選手になる」と最大級の賛辞を送る。

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photograph by Ichisei Hiramatsu
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