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“浜ちゃんのウラの顔”に「勉強になりました」局アナを辞めて個人事務所を設立、ヒロド歩美(31歳)の野望とは?「高校野球の現場で就活の悩みを…」

posted2023/08/15 11:05

 
“浜ちゃんのウラの顔”に「勉強になりました」局アナを辞めて個人事務所を設立、ヒロド歩美(31歳)の野望とは?「高校野球の現場で就活の悩みを…」<Number Web> photograph by L)Sankei Shimbun R)JIJI PRESS

“野球”のイメージが強いヒロド歩美アナウンサー(31歳)だが、局アナ時代はバラエティでも活躍。ダウンタウン浜田雅功(右)との共演では多くを学んだ

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沢井史

沢井史Fumi Sawai

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L)Sankei Shimbun R)JIJI PRESS

引き続き、ヒロド歩美アナウンサー(31歳)のインタビューをご覧ください。#3ではABCテレビ時代に経験したバラエティ番組などの裏話を明かしています。【全3回の最終回/#1#2へ】

 今ではプロ野球や高校野球のイメージが定着したヒロド歩美アナウンサーだが、ABCテレビ時代は『M-1グランプリ』など、さまざまなジャンルの番組でも活躍していた。

 スポーツ報道とは全く異なるカテゴリーとあって、スイッチの入れ方に変化はあるかと問うと「アナウンサーはアシストの仕事。スポーツもバラエティも同じですし、そんな格好いいものはないです」と恐縮する。ただ、ある大物芸人との共演はその後のキャリアにおいても大切な時間となった。

「浜田(雅功)さんは“テンポ”を大事にされるので、こちらがそれに合わせないといけない。独特の緊張感があり、スポーツをやっている感覚に近かったかもしれませんね」

ようやく掴んだ浜ちゃんのテンポ

 ヒロドが浜田雅功と共演したのは、今やお正月の人気特番となっているABCテレビが制作する『芸能人格付けチェック』。2014年11月から「3代目格付けアナ」に就任した。

「浜田さんは“それではヒロドさんお願いします”というフリをしません。浜田さんが喋る間に情報を入れていく。それこそ野球の実況とまでは言いませんが、例えばある人がAの札を上げた瞬間に『この方は(画面から)消えます』みたいな状況整理は常にしていましたね。9年間ご一緒してようやく(テンポは)掴んできたとは思うんですが、今でも間を埋める作業はとても大事にしています」

 浜田から学んだのはテンポだけではない。それはスタッフや共演者への配慮だ。画面を通して見る浜田は、若手時代から大御所のタレントにも臆せず激しいツッコミを入れ、時には頭を叩いたりすることもある。観る側をヒヤヒヤさせてきたが、収録前の振る舞いを見てヒロドは驚いたという。

【次ページ】 「記者とアスリートの関係にも似ている」

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