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星織ユメミライ Perfect Edition

どうも皆様、私です。
今回はtownworksさんの【星織ユメミライ Perfect Edition】について感想を綴っていこうと思います。

【あらすじ】
あなたは、季節外れの転校生。
数年ぶりに帰ってきた故郷・汐凪市で待っていたのは、
たった一人の天文部員と、間近に迫った七夕祭り。
幼なじみとの再会や、新たなクラスメイトとの出会いを経験しつつ、
「学校をもっと楽しく!」するために、
彼女たちと『行事運営委員会』の一員として、賑やかな日々を送ることに。そんな中、ふと気づくのは、彼女たちの抱えるささやかな夢。
その夢に寄りそううち、あなたに芽生えるのは、ある願望。
彼女たちと、恋人同士になりたい。
そして、いつまでもずっと一緒にいたい。

スクール編とアフター編――ふたつの夏で描かれる、未来への恋の物語。

※公式サイト引用

【攻略ヒロイン】
・逢坂そら
ー星に思いを馳せる天文少女ー
たった一人の天文部員。一個下の後輩。物静かで口数も少なく、感情をあまり表に出さない。
制服にパーカーをかけあわせている。
星が大好き。
・篠崎真里花
ー再会を''やくそく''した幼なじみー
主人公の幼なじみ。幼い頃は病弱だった。
大人しくてあがり症だが頑張り屋。
再会を喜んでいる。
・瀬川夏希
ー瞬間を逃さないクラスメイトー
卒業アルバム製作委員会所属のクラスメイト。
カメラに対する熱意が人一倍すごい。
中途半端が嫌いで『白か黒か。』『イェスかノーか。』にこだわる。
ピンボケ写真を撮ると驚くほど凹む。
元気。
・沖原美砂
ー水族館を愛する天真爛漫なお嬢様ー
両親が海洋学者。父親はかつて水族館の館長。
たった一人の自然科学部員。くらげの観察に勤しんでいる。
ミステリアスな人物として有名。噂だけが独り歩きしている。かなりマイペース。
・鳴沢律佳
ー自分の世界を奏でるピアノ少女ー
クラスメイト。
友達付き合いをほとんどせず、友好関係はとても希薄。
両親ともに高名な音楽家であり、本人のピアノの腕前もかなりのもの。
ピアノを弾いている時に妙に悲しげな表情をする。
・雪村透子
ー気まぐれな、もう1人の転入生ー
主人公とほぼ同じタイミングで転校してきた。
1人だけ違う制服を着ており、目立っている。掴みどころのない性格で、人と関わる時に妙に距離をとる。
閉鎖されているはずの学園の旧館の鍵を所持しており「この居心地のいい場所を、私が守る」という名目で独占している。

【感想】
まずね、みんな思ったと思う。
『ヒロイン多くね!?』
そう、めっちゃ多い。ヒロインが多いということはその分シナリオも増えるからプレイ時間も長くなる。
しかしこのゲーム。それだけじゃない。
このゲームは『スクール編』と『アフター編』のふたつで紡がれる未来への恋の物語です。
まぁ普通アフターって『追加のエッチシーンがひとつあって、ちょっと補足して終わる』程度だと思うじゃん?
このゲームさ、アフターがスクール編と同じくらい長ぇ。エロシーン多すぎて疲れるくらいには長ぇ。
おかげでまったりプレイして1ヶ月かかった。その分思い入れも深くなったけどね。
もともとこのゲームって【星織ユメミライ】の完全版みたいな?もんなんですよ。
フルHDになってたり、追加シナリオとイベントCGを全部入れてたりとか、CS版限定イベントを移植してたりとか。 サントラ入れてたりとか。

このゲーム、個人的にはすごくのめり込んでプレイしましたね。理由が『主人公ガ目指しているものが、自分と同じもの。』だからです。
作中主人公は建築家になるために全力です。自分も建築関係を目指しているので共感できる部分が多かった。
モチベーションも上がるから建築家を目指している方には是非プレイして欲しい。
このゲーム語ることが多すぎるからとりあえず箇条書きで注目ポイントをまとめます。

【注目ポイント】
・圧倒的な背景の描き込み
CGもさることながら普段の背景もめちゃくちゃ描き込まれている。すっごい綺麗。海のシーンや夜の星空のシーンが多く出てくるんだけれども息を飲むほど綺麗。
・作品をより盛り上げるBGM
推したい。タイトルで流れる『星に願いを』。
この今日がもう神曲。全て終えたあと、タイトルに戻って感傷に浸るんですが、BGMが良すぎて泣きそうになる。
『ああ、終わってしまったんだな。』『もうこの物語には居られないんだな』と。これはまぁ僕の考え方の問題なんですが、『完走してももう一度やればいいじゃん。』と思うかもしれませんが、それだと僕は『プレイヤー』になってしまうんですよ。
初見時って何も知らないから登場キャラクターと同じ時間を生きているんですよ。でも2週目って先を知っている。次起こることがわかっている。それって、キャラクターと同じ時間を生きているとは言えないんですよ。
だからこそ1周目が終わった時『もうこの物語に僕の居場所は無い。』っていう言葉に表せない気持ちになるんですよ。それを刺激してくるこの神曲。
・ヒロイン全員のウェディングドレス
この作品。全員のウェディングドレスが拝めます。しかもそれぞれキャラクターらしい結婚式を挙げてるんですよ。各√がアフター含めて長いからそれぞれのキャラへの愛が溢れてからの結婚式ですから涙出ますよ。ほんとに。

【√感想】
《逢坂そら√》
CV桐谷華さんですよ。見た目めっちゃ好きですね。貧乳でパーカー×制服。最高。実際付き合ってから本当に心地よくてニコニコしちゃう。羨ましくもあった。
スクール編のシナリオとしては、文化祭を成功させるために四苦八苦するというものなのですが、最初は不参加を伝えるんですね。そこから紆余曲折して『成功させたい!』と頑張る姿はもう。
付き合う時のシーン最高ですよ。満点の星空の下。
アフター編は主人公が建築家としてデビューしてからがフォーカスされています。
健気すぎて辛い。こんな悲しいプロポーズを俺は知らない。
ただ全てを乗り越えた2人の結婚式はじーんとしました。
そらは意外とえっち。

《篠崎真里花√》
幼少期は喘息であまり外に出られなかった真里花。そんな真里花の話し相手になってくれたのが主人公。そんなん惚れるよな。そういうお話です。
壮絶な負けヒロインですよ。なんと言っても長年想い続けていたのに5/6負けてますからね。想いを伝えるって大事なんだなって再認識しますね。
この√のスクール編はほかの5人に比べるとすごく普通。王道でした。
しかしこの√の最高点はアフター編。結婚直前のお話です。ネタバレをなるべく含まないように述べますが、『明日を生きられないかもしれない娘』をもつ親の気持ち、察するにあまりあるんじゃないでしょうか。
母親視点、幼少期から娘を気にかけてくれていた、再開してからも気にかけ続けてくれた頼れる男の子。
かたや父親視点、必死に生きて欲しいと頑張り続けた分、目の前に親離れを感じ、その心情たるや。
結婚に関する両親への挨拶のシーンは、心にくるものがあります。自分もこんな親になりたいと、そう思える。

《瀬川夏希√》
自分の推し√ですね。
正直なところ、買った当初は真里花と夏希に魅力を感じていなかった。
ところがどっこい、プレイしていくほど惹き込まれていく。『夏希√をラストにやろう。』と思えるほどには。
愚直で不器用。でも好きになったら止まれないよね。
この√は恋人としての関係性としても1番好きです。
特にアフターは鳥肌でした。泣いたし。
『普通の幸せ』『当たり前の幸せ』って難しいし、有難い。だからこそ、それがある生活は何よりも幸せ。
『限りなく普通の幸せ』かつ、『限りなく特別な幸せ』それを両立したエンドでした。
本当にこの2人の結婚式は泣く。本当に泣く。感動するよ。思い出しても泣ける。実際ちょっと泣きながらこれ書いてる。

《沖原美砂√》
唯一の先輩。
おっとりしたお嬢様ですね。水族館とクラゲが好きという。俺と同じですね!!
海の生き物について詳しくなれますよ。
この√、びっくりするほど背景が綺麗。描き込みすごい。
特に挙げて書くこともあまりない、普通な√なんですが、アフターはニヤニヤします。いろんな意味でにやにやします。本当に背景がいい。
あとあの結婚式は羨ましい。

《鳴沢律佳√》
CV北見六花。北見さんだあああああああああああああああ。別の会社の作品にはなるのですが、『天色アイルノーツ』の『シャーリィ』がとても好きでして。大興奮でした。
ピアノを悲しげに弾く。なんでそんなに悲しそうなの。
お察しの通りトラウマを乗り越える√です。
高尚な音楽家の娘としてのプレッシャーは想像にかたくない。この√はBGMが見ものです。あと妹可愛い。
この√の醍醐味はツンデレ律佳がどんどんデレデレになっていくところです。最初はツンツンして寄せ付けない律佳。でもいつの間にかずっとそばにいて欲しいと思うようになって·····。かわいい。
この手の女の子が1番えっちって聖書かなんかに書いてあるんですかね。多くね?
アフターはしんどいことも多いですが、トラウマの先にある結婚式は見ものです。

《雪村透子√》
猫系ヒロイン。最高。ギャップで殴り殺しに来ます。
雪村√だけBADENDがあります。アフターに行けません。CG回収のためにわかっている地雷を踏み抜きに行くのは辛かった。
アフター編はもう幸せ絶頂って感じです。
個人的にこの√はいちばん共感できました。建築家を目指す主人公に寄り添いたい雪村。目指すものが一緒であり、それがシナリオのメインになっているので自分と重なる部分が多くありました。
もっと早く出会えていたら良かったと、心底思います。

【総じて】
値段はします。PerfectEditionなので。
ただその値段に見合うだけというか、普通にお釣りが来ます。

そんな【星織ユメミライ】。是非。
ちなみに書いてたらやりたくなったので今からプレイしてこようと思います。
待ってろ〜夏希ーーーーーーーー


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