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片中カフェ、はじめました。

学校にカフェがあったら面白いよね!という誘いにのってしまい、藤沢市片瀬中学校の一室をお借りし、生徒と保護者と先生の自由室、通称「片中カフェ」を、月に二回程度、オープンしています。

取材ありました!

片中カフェとは何なのか?タウンニュースさんが、きれいにまとめて下さっているので、こちらをご覧ください。

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キッカケは原田さん

原田さんとの接点は、不登校の保護者達が子ども達の居場所作りの一環で始めた「田んぼで遊ぼ!」という田んぼ作りの活動でした。

田んぼでの交流をキッカケとして、原田さんが日頃取り組みされている、公園でロケットストーブを使って炊き出しをしている話や、空き家を使って子ども達の居場所作りをされている話を伺い、緩やかに交流が始まりました。

田奈高校の「ぴっかりカフェ」

そんな原田さんが、田奈高校の事例を参考に、藤沢地区においても学校内に第三の居場所を作りたいというお話をされていて、単純に面白そう!と思ったのが、片中カフェが芽生え始めた瞬間だったと思います。

交渉失敗の話

原田さんが単身で、子ども達の居場所作りの実績をもとに、とある学校にカフェ作りを打診しましたが、学校長の了承を得られず惨敗だった話を、まじすかー、と笑いながら聞いていました。

第三の居場所作り、多様な学びの環境づくりは、文科省や教育委員会も推奨していますが、実際の学校運営は学校長に委ねられているため、学校長の了承がないことには先に進めません。

片瀬中で一緒にやりません?

そんな原田さんから、片瀬中でやりません?と話があり、自分はその時にPTA本部役員で、校長・教頭とも関係性ができていたため、なんとなく話が通りそうかな、という感触がありました。

ゆっくり・丁寧・共感作戦

会社でよくあるのですが、物事の交渉は、論理的に正しいか・正しくないかではなく、相手が気持ちよく納得するか・しないか、が重要だと思っています。

会社の偉い人は、一度「No」と言ってしまうと、その後もずーっと「No」と言うため(面子を保つためだと思う)、「No」と言わせない、「Yes」と言ってもらう作戦が重要と考えています。

「Yes」と言ってもらうためには、段取りを急がずに、じっくりと時間をかけて、みんなが「Yes」と考える大義名分とセットでご相談するのが重要と考えています。

オープンまでの流れ

校長、教頭ともに不登校対策に関しては前向きであり、こんなに時間をかけなくても立ち上がったのかもしれませんが、我々はこう動きました。

2019年12月
NPO法人 自由創造ラボたんぽぽさん自主企画イベント「不登校のお話し会」と言う保護者向けイベントを学校で開催され、校長・教頭も同席いただき、不登校保護者が抱えている課題と困惑している実情をみんなで共有。

2020年7月
PTA本部が主催となり、自由創造ラボたんぽぽさんと「不登校のお話し会」を開催、新・校長と教頭が参加し、不登校課題を共有。

2020年9月
原田さんと「片中カフェ」構想始まる

2020年12月
PTA本部役員の立場を利用して、学校長と「片中カフェ」構想の相談を開始。

・片瀬中学校が「不登校対策」を学校運営方針に掲げていること
・不登校お話し会の事例から保護者・生徒への対応が急務であること
・神奈川県田奈高校にて、図書館を用いたカフェ運営事例があること

なお、この段階ではカフェを作ることが前提での話し合いではなく、「ご相談・ご意見伺い」として、不登校対策に関して話し合いの場を継続して持つ、と言うことを始めました。

2021年2月
立ち話的に、片中カフェ構想に関して、その後の感触を確認しつつ、さりげなくプッシュ

2021年4月
原田さん、PTA本部役員として活動開始。

2021年5月
西永(前年度PTA本部役員、当時学校評議委員)と原田さん(PTA本部役員、当時学校評議委員)で、学校長と新・教頭へ片中カフェ開設を申し入れし、ご了承をいただく。

2021年7 月
当初は学校図書館の利用を想定していましたが、コロナで図書館の消毒日が入り、うまく日程が組めないため、学校長から畳があるカウンセリングルームの利用を紹介いただき、そちらを使わせていただくこととなりました。

賛同してくれた有志と一緒に運営スタート

原田さんと私とに加えて、賛同いただいた元PTA・現PTAメンバの有志6名でスタートし、今は8名になっています。非常にありがたし。


1年運営してみてどうだったのか?
また今度ご紹介いたします。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
今日一日がワクワクする日でありますように。

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