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連帯責任とはなんなのか?

昨日の記事では、チームに不祥事が起きた時に、チームとしてやらなきゃいけないことは何か?ということを書きました。

コチラです↓

https://note.com/yujihara/n/n60b13a43f951


今日は、そもそも、この

連帯責任

とはどういう考え方なのか?ということを、僕なりに頭の整理をしてみようと思います。


▼ みんな悪いという考え方

連帯責任とは、

チームなりグループなりの、1人やある数人が、悪いことをして、その責任はみんなにある

という考え方だと思います。
要するに、悪いことをしたのは1人か数人だけど、

お前らみんな悪いんだよ💢

っていうこと。
でもって、かつての学校なんかだと、

みんな立って並べっ!

なんて言われて、1人1人全員が叩かれるとか…
なんかそんな感じです。

チームやグループの数人が犯した悪さは、そういうことをさせたみんなが悪い、みんなの責任なんだっていうことなんだと思います。

▼ 共謀共同正犯という理論

似たような考え方が刑法にあって、それは

共謀共同正犯

と呼ばれるヤツです。

例えば、3人で何か犯罪を企んで、やろうぜ!と決まったとします。
いざ犯罪を実行するにあたり、実際に犯罪に手を染めたのはその中の2人だったとしても、そもそもの企みに参加して、

やろうぜ!

って言っていた1人も、共犯だよね。

という理論です。
かつては、異論も唱えられていましたが、今となってはもう、当たり前になった理論です。

連帯責任って、なんとなくこの共謀共同正犯理論に似てるなぁと思うのですが、決定的に違う点があって、それは

謀議に参加してるかしてないか

です。
連帯責任を負わされるメンバーの中には、そもそも全くそんな悪事が行われることなんて、1ミリも知らなかったっていう部員も、おそらくいると思うんですよね。
というわけだから、共謀共同正犯理論でいっても、そもそも謀議に参加してない人は罪に問えない。だから知らなかった部員は、連帯責任を負わせることができない。

そういうことになるんじゃないかな。

だからやっぱり、連帯責任、って考え方は、かなり無理のある考え方なんだと思います。


以上でーす。


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